本日で吹田市議会9月定例会が終りました。
予測されましたように、市が提案した議案第53,53号吹田市副市長等の給与及び期末手当、退職手当の特例に関する条例は否決、廃案となりました。
変わって議員提案となる対案、市会議案第29,30号吹田副市長等の給与及び期末手当、退職手当の特例に関する条例が可決されました。(平成23年11月1日から平成27年5月13日までの期間、但し30号議案は平成23年5月14日から)
吹田市副市長の給与及び手当
現行 市・議会提案 議員提案(可決)
給与 920,000円 690,000円 846,400円 (1月間)
地域手当 110,400円 110,400円 110,400円 ( 〃 )
期末手当 4,822,272円 3,616,704円 4,436,490円 (1年間)
退職手当 18,547,200円 11,128,320円 なし (4年間)
教育長及び水道・病院事業管理者の給与及び手当
現行 市・議会提案 議員提案(可決)
給与 810,000円 648,000円 745,200円 (1月間)
地域手当 97,200円 97,200円 97,200円 ( 〃 )
期末手当 4,245,696円 3,396,557円 3,906,040円 (1年間)
退職手当 10,497,600円 6,823,440円 なし (4年間)
常勤監査役委員の給与及び手当
現行 市・議会提案 議員提案(可決)
給与 570,000円 541,500円 570,000円 (1月間)
地域手当 68,400円 68,400円 68,400円 ( 〃 )
期末手当 2,987,712円 2,838,326円 2,987,712円 (1年間)
退職手当 4,104,000円 3,693,600円 なし (4年間)
市の提案議案と議員提案とは4年間に支給される金額はあまり変わりませんが、議員提案では退職手当が無くなっています。
要は給与を8%削減して(但し常勤監査役は除く)、退職手当を支給しないわけです。
本日、議員提案された対案、市会議案第29,30号は審査なしで、即日採決されました議会運営に疑問を感じる。
理事者側の対案に対する意見を一切聞かず、また市長、副市長等の特別職、職員の給与の整合性が保持できるのか?これから始まる公務委員制度改革、特に給与制度改革に大きな影響を与えるのではないかと疑問に感じる。