今日より明日へ

平成20年7月、肺ガンと宣告された父(74歳)。

平成20年10月25日、永眠しました。。。

解放

2008年11月11日 | その他
実は私、日曜日の朝だけ新聞配達をしているのですが、父が倒れて寝たきりになり、
暫くして幽体離脱の話を聞いてから、一人で配達に行くのが怖くなっていました。

ところが、前回の記事のY子の話を聞いてから、何故だか怖さがなくなり、
一人で配達に行けるようになりました。(それまでは、主人に付き合って貰っていました

また埼玉に住む妹は、父の葬儀を終え埼玉に戻った後も、ふと父の事を思い出しては、涙が出て仕方なかったらしいのですが、Y子の話を聞いてから、不思議と涙が出なくなったそうなのです。

私たち姉妹の心を支配していた何かに解放されたかのように、今はとてもスッキリとした気分です。


(父永眠の日、長兄が病室の窓から見える霧島山を撮っていました)

さて父の最期の日記ですが、記憶が新しいうちに書かなきゃと思っているのですが、
私生活の方で色々乗り越えないといけない出来事があり、まだ書く気持ちになれません。

でも、近いうちにUPしなきゃと思っています。


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不思議な話

2008年11月06日 | その他
以前の日記にも書きましたが、私には霊感の強い従妹Y子がいます。

そのY子が今度はこんな話をしたそうです。

「あんな~、おっちゃん(父)が亡くなった瞬間な、鼻が黒い中型犬が駆け寄ってん。
 めっちゃ喜んどったわ。そんな犬おったかぁ?」


Y子の母親は「そんな犬、おらんで~」と話したそうなのですが、実は・・・居たのです。

実家で初めて飼ったワンコが、チロという柴犬でした。
10数年前にチロは亡くなり、その後、白いマルチーズのテリー・ハスキー犬のジョンと
飼っていたのですが、みんな亡くなり、今はペットは飼っていない実家です。
どうやらその初代のチロが、父に大喜びで駆け寄っていったらしいのです。

そしてその後、たっくさんのご先祖様が迎えに来て、父は“あの世”へ旅立っていったそうです。


Y子は、色んな人の死に行く魂を見ているのですが(Y子の父やおばあちゃん等)
今回のように、こんなに沢山のご先祖様が迎えに来たのは初めてだと言っていたそうです。


なんとも不思議な話ですが、もしこれが本当ならとっても嬉しいです。
父が、独り寂しい思いをしていないのなら、本当に良かったと心から思います。



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ちょっとムカついちゃった話

2008年10月23日 | その他
今日私がいつものように父の横で左腕のストレッチをしていたら、
ちょっと年配の介護助手の人が入ってきて「○○○○をするんですか?」と言って来ました。
(○の部分は忘れてしまいました。ひらがな四文字だったと思います)

言葉ははっきり聞こえたのですが、初めて聞く単語で、思わず「え?」と聞きなおしました。
すると再び「○○○○をすると言っていましたか?」と言われます。
全く聞いた事のない言葉で「○○○○って何ですかね?」と尋ねると「体を拭く事です。」と返ってきました。

「いいえ、何も聞いていませんけど。」と答えましたが、内心(専門用語で言わないでよ・・・)と思っていました。


しばらくすると、今日の担当の看護師さんと、先ほどの介護助手の人が入ってきて父の服の脱がしかたが始まりました。

私は立ち上がり、着替えの下着と甚平を重ねたり、オムツの準備をしたりしていました。

ところが中々父の服が脱げません。
とっても手際が悪く、父は横向きになったままとっても苦しそうです。

(私とYさん(=メインの担当の看護師さん)の方がよっぽど手際よくできるぞ・・・)
と思いながら見ていましたが、何せこちらは経験も何もないド素人。
私が口出しする訳にいかないと思い、黙って私に出来ることを邪魔にならないようにしながら見ていました。

体を拭く時も、ただ濡れたタオルで体を撫でているだけのような感じでしたが、
(まぁ、またいつか上手な看護師さんがやってくれるでしょう・・・)と思っていました。

時間をかけて、やっとこさ体拭き&着替えが終わりました。
最後に看護師さんが、「全体的に体が落ちているから、もう少し上にずらしましょう」と、
二人で父の体の下に敷いてあるバスタオルを持って、父の体を上にずらしました。

と同時に、バスタオルの下に敷いてあるシーツも一緒にずり上がり、シーツの下の防水シートまで出てきてしまいました。
私はすぐにシーツをピンと張りながら下に引っ張ったのですが、次の瞬間年配の介護助手の人が
いかにも「余計な事はしないで下さい」と言わんばかりに「後で綺麗にしますから!」と言われました。

私はその瞬間ムッとしてしまい「手伝いをしただけです!」と一言反論しました。
その後しばらく二人の様子を見ていましたが、平常心でいられなくなり、ついに病室を出て行きました。

誰も居ない食堂に行き、今あったことを埼玉の妹にメールで送り、憂さを晴らしました。

暫くして気持ちが落ち着き部屋に戻ると、タオルケットがはだけているわ、氷枕の下のシートがグチャっとなっているわ、
足元のクッションもいい加減の置いてあるわで、とても綺麗にしているようには思えません

しかもお尻の下に敷いていたシート(便や尿が漏れた時に吸い取るための物)が、肩から胸の辺りに敷いてあります。
これじゃあ、万が一漏れた場合、またシーツまで汚してしまいます。
全く!「後で綺麗にしますから!」って言葉はなんだったのよ!

今までも看護師さんに対して少々の不満はあっても、お仕事とは言え
一生懸命して下さっている看護師さんに、いつも心から感謝しています。
しかし今日のように、こんなに腹が立ったのは初めてでした。

寝不足だったから、イラついてたのかなぁ・・・


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父の夢

2008年10月22日 | その他
今、父の夢を見ました。

初めて父の夢を見ました。

父を車の後部座席に乗せて、あっちこっち連れて行ってました。

父が私のところにも挨拶に来たのかな?

………

只今、午前5時。

さて、後一時間寝ましょう…

おやすみなさい


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幽体離脱

2008年10月05日 | その他
私の従妹に、父の魂と交信できるY子がいます。
(詳しくはコチラをお読み下さい)

そのY子が、こんな事を言っていたそうです。

「最近おじちゃんなぁ、たまに幽体離脱してるでぇ。
お世話になった人に、挨拶に行っとるのかも知れへんな。」


Y子の所にも来て、岡村隆のような満面の笑みで「よぉ!」みたいな仕草をしたそうです。


そこで今日は、父に尋ねてみました。


「父ちゃん・・・ 父ちゃんは最近大阪のY子に会った?」

考える父。

「分かる?大阪のY子。」

「うん」 (頷く)

「Y子に、最近会った?」

「うん」

「へ~。Y子がココに来たと?」

「ううん」 (首を横に振る)

「父ちゃんが会いに行ったと?」

「うん」

「大阪まで父ちゃんが行ったと?」

少し考えて・・・
「ゆちょいこっが解らん(言っている事が解らない)」

「解らんね?じゃあ、夢を見たのかもね。」

考える父。

「ん?会ったと?」

「うん」

「父ちゃんが会いに行ったと?」

「うん」

「へ~、そっか~」



もう、それ以上は聞きませんでした。
幽体離脱というのは、本当なのかも知れません。


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父の愛に気付く

2008年09月29日 | その他
日曜日の運動会のとき主人が、荷物と私を車で学校まで送り届け、主人は一旦家に戻り、息子の自転車で学校まで来る予定でした。

ところが息子の自転車はタイヤの空気があまり入っておらず、娘の自転車でやって来ました。
娘の自転車も、空気が少し抜けていたそうです。

子供達の自転車のメンテナンスは定期的にやってねと、常々主人に話していたのですが、ずぼらなので怠っていたのでしょう。

子供たちが怪我でもしたらどうするんだろう…
そんな事を考えながら、ふと思いました。

(そういえば私が子供の頃、自分の自転車のメンテナンスなんてやった事なかったなぁ。)


私が自分の自転車を初めて買ってもらったのが、小学四年生の頃。
高校では自転車通学だったので、小四から高校卒業までの9年間、一度も自転車の調子が悪かった事はありませんでした。

そっか… 父がずっとメンテナンスしてくれてたんだ。

愛情表現が下手な父の愛を感じた瞬間でした。


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非常識な大人たち

2008年09月27日 | その他
父が四人部屋に移動した時は二人でしたが、翌日隣りに、その翌日(今日)は向かいに入院してこられ(みな男性)満室となりました。

今日は向かいの方のお見舞い客が来られていました。
お向かいさんの娘家族だと思うのですが、そこの末娘(2歳くらい)がキュッキュと音のなるサンダルを履いていました。

病院なのでその音がよく響きます。
それが楽しかったのか、廊下に出て足踏みをしたりジャンプをしたりして、無邪気に遊んでいました。

しかしここは病院。
しかも割と重病人患者がたくさん入院している病棟です。
こういう時は、保護者がしっかりと注意し静かにさせるべきです。

ところがいつまで経っても誰も注意しません。
その子の母親は自分のお母さんとお喋りをし、父親は何をしているのか分かりませんが無反応です。
カーテンの下から覗くと男性の足が見えたので、そこに居るとは思うのですが・・・

10分ほどして病室に戻ってきたその子は、今度は病室でジャンプしながら大きな音をキュッキュと鳴らしています。
それでも誰も注意をしません。

第一、病院にそんな履物を履かせてくること自体非常識ですが、うるさくしているのに注意もしないとは何たる事でしょう。
とっても腹の立つ出来事でした

しかし、こんなとき『斎藤さん』になれない自分にも腹が立った出来事でもありました

看護師さんも注意して欲しかったな・・・


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久しぶりのフリーデー

2008年09月14日 | その他
今日と明日、私が私用で病院へ行けないので、今日は次兄が、明日は長兄が母と交代で病院に行ってくれる事になっています。

8月8日に父が入院して初めて、丸一日以上父の顔を見ないことになります。
しかしやりたい事が山ほどあって、とても二日間では終わりそうにありません

まま、兄達がいなければ、こうして交代もできなかっただろうから、感謝せねば。



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母の不安、私の不安

2008年08月29日 | その他
昨夜まで妹家族が実家に泊まっていたので、実家はとっても賑やかでした。

それでも夜になり孫たちが寝静まると、母は寂しいような怖いような気持ちになるそうです。

夜中言い知れぬ不安を感じ、部屋の入口に視線を送ったり、耳を澄ましたり…

怖ければ、目を閉じ耳を塞げば良いのに、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、怖がり屋さんはそんなものなのです。
かく言う私も怖がりで、夜道などは後ろを振り向かずにおれません。

母もそのクチで、妹家族が下に居ると分かっていても、無性に不安になるそうなのです。
(母は二階で寝ています)

そこで今夜は、私と娘が実家に泊まりに来ています。

私もいつまでもは居れませんが、昨夜まであまりに賑やかだったので、急に一人ぼっちになるのは耐え難いだろうから、少しずつ慣らしていく事にしました。

私は、娘が横で寝ているので怖くはありません。
ただ一つ心配なのは、ゴキブリの出没です。

どうか暫くは、大人しくしててくれ…と願うだけです(^-^;)


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今日は妹が声を掛けた時だけ、声を発しましたが、私が帰る前にももう一度声を出しました。

「父ちゃん、そろそろ帰るからね」

「…」

「H子(妹)達が帰って、母ちゃんが寂しいんだって」

「あ~」

「だから今夜は、ウチが泊まる事にしたからね」

「あ~…ん~…」

父も母の事が一番気掛かりなんだと思います。

他の事にはうんともすんとも言わないのに、母の話題にはしっかり反応した父でした。

鹿角霊芝

2008年07月30日 | その他
2~3ヶ月ほど前から食欲が落ちた父。
体重もめっきり減ってしまいました。
でも、体力をつけないと病気にも立ち向かえないと、ご飯にお茶をぶっ掛けて、流し込むようにして食べていました。

そんな時、ブログ仲間からの好意で鹿角霊芝を頂きました。
霊芝には本当に色んな効能があるようです。
これで父の痛みなどの症状が治まれば・・・との思いで飲ませ始めました。

今日で、霊芝を飲み始めて7日になるのですが、3~4日ほど前から父の食欲が出てきたと言うのです。
最近ではお茶碗に軽く一杯を食べるのがやっとだったのに、今ではしっかり一杯食べられるようになったそうなのです。
しかも、ただ量がイケるようになったのではなく、食べ物が美味しいらしいのです。

現に昨日、一緒にお昼ご飯を食べたのですが、特製うどん(結構大盛)をペロリと平らげました。
汁まで貪るように飲んでいました。

両親とも「これは霊芝のお陰としか思えん!」と驚いています。
これでしっかり体力がついて、痛みなどの症状が緩和されればと期待しています。




昨日病院から、放射線治療の機械が故障したと連絡があり、当分病院行きは中断・・・と思っていたのですが、今日また電話があり、点滴は毎日きちんと打ちに行かなければいけなかったようです。

放射線の副作用を抑える為の点滴だと思っていたので、てっきり点滴も中断だと思っていたのですが、どうやら違っていたようです。

明日からまた病院通い再開です


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