
2010年の夏ごろ。
私はバリバリの寿司職人でした。

常連さんでIT関連の仕事をしている人が言うには、
「ガラケーの時代はもう終わり。これからはスマートフォンだよ」。
早速調べてみたのですが、
スマホはgalaxyとXperiaくらいしかありません。
他のお客さんでもスマホを使っている人は皆無。
自分なりに出した結論はgalaxy。
秋口にドコモショップへ機種変更に行ったのですが、
「入荷がいつになるか分かりません」とのこと。
結局、2011年の1月に入荷したとの連絡。
それまではAQUOSのガラケーで、
おサイフケータイやワンセグを観られていたのですが、
galaxyにはその機能は付いていませんし、
いろいろな店舗で使えていたポイントにも非対応。
SNSには便利でしたし、タッチパネルも斬新でした。
何より、使っていると
「それってケータイなの?」
と聞かれたときに何とも言えない優越感が。
この年の9月に入院しました。
指が少し使えるようになったときに
カミさんにスマホを病院に持ってきてもらいました。
ガラケーではとても使えない体の状態でしたが、
スマホなら少しの指の動きだけで十分使えます。
ナースステーションで食事の前後などに
スマホをテーブルの上に置いて使っていると
職員さんが代わる代わる見に来る、
まだそんな時代でした。
病院という閉鎖された空間の中で、
ほんの少しだけですが
スマホを使っていたおかげで
社会と繋がりを持てました。
「これからはスマートフォンだよ」と教えてくれた常連さん。
2010年2011年頃には少数派でしたが、
いつの間にかスマホが席巻。
私のスマホもgalaxyから数えて4台目になりました。