トントンです。
沖縄行きのカウントダウンの中、
日々、色々な事がある。
実は、先日 日曜日の事。
嫁は先に 今週の木曜に沖縄へ飛ぶ予定なので
この日 最後の日曜日となる（これはあとで思った）
東京でやり残した事はないか？と考えるのは彼女も同じ（ようだ）
そして、ひとまず 東京で一緒にご飯を食べれるのも 残りわずか
さて、何を食べておきたいか。
という話になり、
一度、連れていった都内にある『カレー屋さんへ行きたい！』
と。
確かに美味しいカレーだが、
自分は、正直、近くで済ませたかった。
暑いし、色々他にもやる事はあるわけだし..
と 正直 ちょっと渋々と..
そして家から約１時間かけて行きました。
そこのカレー屋へ１年半くらい前に行ったのが最後でしたが、
そこの おかあさん は自分を覚えていてくれました。
なんせ、一時期ですが、ある作品の収録現場（アフレコなど） 通り道だったので
毎週、毎週（二ヶ月間くらい）監督を連れて通ったものでした。
店内の椅子へ座ると しばらくして..
『あれ？始めてじゃないわよね？』
と
『はい、１年半前良く来ていました。』
と
『そうよね～！』
と
当時はそろそろ店を閉めるか..？
と考え始めている と言っていたので
まだあって良かった！
カレーが大好きな自分ですが、
ここのカレーは本当に美味い！！
と 心の底から思っていました。
なんか
またしばらくすると食べたくなる。
当時、
なんならアニメ業界を辞めたら
この店で修行をさせてもらい、カレー屋をやろうかな？と
半分冗談、半分本気で思ったくらいでした。
そんな話を家でもした事があるのを思い出した。
もちろん そんな簡単な話ではない
また日々のアニメ制作現場へと向かうのですが..
しかし、考えもしなかった現実
沖縄への移住
さて、沖縄では何をやろう
と考えているが..
いくつかやるべき事、
または やりたい事、
がある中で
ここのカレーが沖縄でやれたら いいな と密かに思いました。
すると
久々の会話をおかあさんと楽しみながら
我々の今後の話になる。(沖縄行きの話）
そして、同時におかあさんの話を聞く。
そろそろ ここのカレー屋の後継者を考えている
という事でした。
この味はおかあさんが半年かけて作った味
舌がおかしくなるくらいだったそうで、
しばらくカレーが食べられなくなった事もあったとか。
自分の財産だからこそ
簡単には渡せない
しかし、その反面 残していきたい という気持ちもあるようだ。
そこで
『あなたたち 沖縄でやらない？』
と言ってくださったのです。
もちろん、レシピがどうとか
ロイヤリティーがどうとか
そんな重要で細かい話は先の先ですが
大変、大変ありがたいお話でした。
実は、ここで修行をさせてもらおうか とか話していたんですよ（笑）
と
でもそんなの無理だよな～って。
まさか教えてください なんて言えたもんじゃない..
おかあさんは、
『気持ちが繋がったのね～』
と。
カレーを食べ終わって数時間、店内で色々お話を伺ってきました。
いつ、どんなふうに始められるか 要検討だが
絶対にやりたいと思う！
この味は絶対に残さなくてはならない
と
強く思いました。
現に今もこのカレーファンは沢山いるようだ。
おかあさんの性格か人柄か
派手な宣伝は一切しない
マスコミの取材などはＮＧ
（過去に何度もご相談が来ているらしい 雑誌にＴＶに）
昨年は京都から来たお客様がいたり、
毎年ドイツの観光客が新しい人を連れて食べに来るくらい
あるアーティスト♪さんも大絶賛♪だとか
周辺のメーカーさんやＯＬさんもタクシーの運ちゃんも
閉店の噂をかぎつけ
『やめないで』
という。
おかあさんの人間性と味一本でブランド化され
周囲が勝手に宣伝をしてくれている。
本当に凄いな～と思う。
おかあさんは、指が曲がっていたり、
腰も悪いそうで
無理しないで欲しい！
という気もちと
このカレーを食べさせて！
と言う気持ちがあるのだが、
そうだ
自分が作れば良い！
に行き着いたのだ。
それもおかあさんが了承してくれるなら
もうやるしかないっ！
まずは、来年、おかあさんには
沖縄に一度、遊びに来てもらい 色々見てもらう約束をした。
我々が住む町を
今、おこなわれている事業を
家族を
そして、
具体的に形に出来るという信頼を得られた時に
ＯＰＥＮの日を迎える事が出来るのだ！
今日、嫁が『カレー屋さんへ行きたい！』
と言わなければ、
そして、
俺が面倒くさがって近くで済ませていたら..
この話は、ない。
夢物語で終わる。
人生とは そんなものかもしれない
ちょっとした偶発的な出来事や
必然的に訪れた出来事に対して
乗ってみたり、
流されてみたり、
逆らってみたり....
そして、どんな波に乗ったとしても
自分次第で どうにでもなる と言う事。
自分がビビッときた時こそが、
可能性を掴んだ瞬間であるって事。
今、自分が沖縄で
まず、やらなくてはならない重要な仕事がある。
自分は、それと同時に
必ずこの話を実現出来るように動く。
乞うご期待！自分に期待！
その為にサラリーマンの世界から出ていくのだから。
さあ、今日も一日 頑張るゾ！
