政治家の資質は厚顔であること、と前にも書いた。
子供の頃からウソをついてはいけないよ、
嘘つきは泥棒の始まりだ、と育てられた人間はウソをつくことに躊躇いがあるものだ。
しかし、どうも大人社会はちと事情が違うようだ。
嘘も方便とは、大人ならではの言い逃れ。
息を吐くようにウソを言うのは政治家の重要な能力。
黒を完全に白と言い切る能力もまたしかり。
これに加えて、都合の悪いことに答えない、というのが最近話題の某知事さんの特技。
どれも、凡人には真似することも憚れる、とまでは言わないが、
躊躇わずして真似することは出来にくい。
おそらく、政治家という人達は、皆で渡れば怖くない赤信号とばかりにウソをつくのだろう。
そして、この能力に突出して優れた人間がそのトップに立つ。
そうしてみると、あの人もその人もこの人も、なるほどだ!
メディアの記者という太鼓持ちがそのお先棒を担いでいる。