FRB(米連邦準備制度理事会)とその他複数の中銀も利下げに動いていることや、ブラジルや韓国などとドルの流動性確保を狙った通貨スワップ協定が締結されるなど各国が金融危機対策の動きを強化しており、これらの措置により世界経済の一層の悪化を緩和させるとの期待が広がり、この日のNY株式市場は買い先行で始まった。
米GDP(実質国内総生産)7―9月期速報値は年率換算でマイナス0.3%、前四半期のプラス2.8%から一転して7年ぶりの大幅マイナスとなったが、事前予想のマイナス0.5%ほどは落ち込まなかったことも安心感がつながり、ダウは一時275ドル高まで上昇。その後上げ幅を縮小する場面もあったが、下値を拾う動きが見られ引けにかけて再上昇した。日本や欧州の利下げ観測も相場の下支えとなっている。
NYは+189.73
CME日経225先物 +70円 9,100円
NY原油先物(12月限) 65.96ドル (- 1.54)
NY金先物 (12月限) 738.50ドル (-15.50)
半導体株指数 235.06ドル (+ 9.12)
バルチック海運指数 885ドル (-40)
為替 (対ドル円) 98.85円 (対ユーロ円) 127.17円
外資系注文状況: 売り4,280万株, 買い4,340万株, 差し引き60万株の買い越し
日経
始値 -71.54円 8,958.22円
高値 -17.45円 9,012.31円 12:53
安値 終値
終値 -452.78円 8,576.98円 安値引け
前日までの3連騰や、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が下げ基調を強めたことで利益確定売りが優勢となり、下げ幅は一時357円に拡大した。その後、下げ渋ったが、午後に日銀金融政策決定会合の結果が発表されるほか、3連休を前に手控えムードが漂った。上には海外勢からの売り、下には公的資金の買いが観測され、動きにくい。市場心理は好転したが、利下げを織り込んだ状況下で仮に金利据え置きになれば、下値模索の可能性が高い。
昼のバスケット取引でやや買い決め優勢との見方から、先物に買い戻しを誘い、後場寄り付き直後に日経平均株価は下げ幅を縮小。その後は日銀の金融政策決定会合の結果待ちで神経質な展開となった。午後2時前に政策金利0.2%引き下げが決定されると方向感が定まらず、売り買いが交錯した。引けにかけ、材料出尽くし感や、3連休を控え、売り優勢となり、指数を押し下げた。利下げに対する賛否が4対4のきっ抗だったことを考えると、すぐの追加利下げなどは期待しにくいが、日銀の協調姿勢は確認できた。
5214: 日本電気硝子 576円 -55円
08年4―9月期の連結決算は、純利益が前年同期比63%増の344億円。主力の液晶用やプラズマ用基板ガラスが好調だった。原燃料価格の高騰や減価償却費の増加などの減益要因を補い、4―9月期としては過去最高益を更新した。売上高は18%増の2,024億円。7―9月期の液晶用基板ガラスの販売量は前年同期比20―30%増加。得意先の生産調整の影響で、4―6月期(40―50%増)からは減速した。プラズマ用は4―9月期で50%増。前期に新設備が稼働した自動車部品向け樹脂強化用ガラスファイバーも増収に寄与。
株価は6月に2,165円の高値をつけた後、下げ基調を続けており、直近でも1,000円大台割れから500円まで急落している。ゴールドマンでは上期業績未達、下方修正を懸念して大幅調整したと見られるが、仮に第二四半期の液晶用ガラス売上高を前四半期比10%減としても、上期営業利益計画の上限である600億円を上回る640億円水準の利益は確保可能と試算しており、業績リスクは低いと指摘している。調整局面である今期のガラス価格低下が従来並に収まる点が確認されれば、来期減益への懸念も後退、投資判断「買い」と「コンビクション・リスト」、目標株価2,550円を継続している。ドイツ証券では、見込み以上の歩留まり改善効果やガラス大型化による採算改善効果など液晶ガラス事業のファンダメンタルズは崩れていないと判断できるとして、投資判断「Buy」。上期は液晶ガラスの伸びにより大幅増益だが、第2四半期にはパネルメーカーの生産調整により前四半期比で11%減益。会社の第3四半期ガイダンスは9月24日に公表されたレンジが継続。業績予想を下方修正もバリュエーション面で割安感強いとして投資判断を「Buy」継続としている。
◎日銀金融政策変更のポイント
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK020814420081031?feedType=RSS&feedName=marketsNews
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK020708220081031?feedType=RSS&feedName=marketsNews
【今日の格言】
.。・+゜゜+・。☆ ~『運鈍根』~☆。・+゜゜+・。.
成功の秘訣は、幸運に恵まれること、鈍重なまでのねばり強さ、根気のよさの三つが必要であるという意味の3文字熟語です。相場で成功するにも、運の強さ、鈍重なまでの肝の太さ、根気の3つをバランスよく持ち合わせる必要があります。
*11月3日文化の日に国家が授与する主な勲章と褒章の種類
[勲章]
菊花章 最高の栄誉(戦後は数人 存命中は中曽根元首相のみ)
桐花章 三権の長の経験者または顕著な功績をあげた実業家など
旭日章 顕著な功績を挙げた人(以前は男性のみ)
瑞宝章 公務等に長年従事し、公共に功労がある人
宝冠章 現在は外国人女性や皇族女子など
文化勲章 科学や芸術など文化に貢献した人
[褒章]※名称は綬(リボン)の色による
紅綬(こうじゅ) 自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した人
緑綬(りょくじゅ)自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著なる人
黄綬(おうじゅ) 業務に精励し衆民の模範である方
紫綬(しじゅ) 学術、芸術上の発明、改良、創作に関して事績の著しい人
藍綬(らんじゅ) 公衆の利益を興した方又は公同の事務に尽力した方
紺綬(こんじゅ) 公共のために私財を寄付した人等(発令はその都度)
米GDP(実質国内総生産)7―9月期速報値は年率換算でマイナス0.3%、前四半期のプラス2.8%から一転して7年ぶりの大幅マイナスとなったが、事前予想のマイナス0.5%ほどは落ち込まなかったことも安心感がつながり、ダウは一時275ドル高まで上昇。その後上げ幅を縮小する場面もあったが、下値を拾う動きが見られ引けにかけて再上昇した。日本や欧州の利下げ観測も相場の下支えとなっている。
NYは+189.73
CME日経225先物 +70円 9,100円
NY原油先物(12月限) 65.96ドル (- 1.54)
NY金先物 (12月限) 738.50ドル (-15.50)
半導体株指数 235.06ドル (+ 9.12)
バルチック海運指数 885ドル (-40)
為替 (対ドル円) 98.85円 (対ユーロ円) 127.17円
外資系注文状況: 売り4,280万株, 買い4,340万株, 差し引き60万株の買い越し
日経
始値 -71.54円 8,958.22円
高値 -17.45円 9,012.31円 12:53
安値 終値
終値 -452.78円 8,576.98円 安値引け
前日までの3連騰や、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が下げ基調を強めたことで利益確定売りが優勢となり、下げ幅は一時357円に拡大した。その後、下げ渋ったが、午後に日銀金融政策決定会合の結果が発表されるほか、3連休を前に手控えムードが漂った。上には海外勢からの売り、下には公的資金の買いが観測され、動きにくい。市場心理は好転したが、利下げを織り込んだ状況下で仮に金利据え置きになれば、下値模索の可能性が高い。
昼のバスケット取引でやや買い決め優勢との見方から、先物に買い戻しを誘い、後場寄り付き直後に日経平均株価は下げ幅を縮小。その後は日銀の金融政策決定会合の結果待ちで神経質な展開となった。午後2時前に政策金利0.2%引き下げが決定されると方向感が定まらず、売り買いが交錯した。引けにかけ、材料出尽くし感や、3連休を控え、売り優勢となり、指数を押し下げた。利下げに対する賛否が4対4のきっ抗だったことを考えると、すぐの追加利下げなどは期待しにくいが、日銀の協調姿勢は確認できた。
5214: 日本電気硝子 576円 -55円
08年4―9月期の連結決算は、純利益が前年同期比63%増の344億円。主力の液晶用やプラズマ用基板ガラスが好調だった。原燃料価格の高騰や減価償却費の増加などの減益要因を補い、4―9月期としては過去最高益を更新した。売上高は18%増の2,024億円。7―9月期の液晶用基板ガラスの販売量は前年同期比20―30%増加。得意先の生産調整の影響で、4―6月期(40―50%増)からは減速した。プラズマ用は4―9月期で50%増。前期に新設備が稼働した自動車部品向け樹脂強化用ガラスファイバーも増収に寄与。
株価は6月に2,165円の高値をつけた後、下げ基調を続けており、直近でも1,000円大台割れから500円まで急落している。ゴールドマンでは上期業績未達、下方修正を懸念して大幅調整したと見られるが、仮に第二四半期の液晶用ガラス売上高を前四半期比10%減としても、上期営業利益計画の上限である600億円を上回る640億円水準の利益は確保可能と試算しており、業績リスクは低いと指摘している。調整局面である今期のガラス価格低下が従来並に収まる点が確認されれば、来期減益への懸念も後退、投資判断「買い」と「コンビクション・リスト」、目標株価2,550円を継続している。ドイツ証券では、見込み以上の歩留まり改善効果やガラス大型化による採算改善効果など液晶ガラス事業のファンダメンタルズは崩れていないと判断できるとして、投資判断「Buy」。上期は液晶ガラスの伸びにより大幅増益だが、第2四半期にはパネルメーカーの生産調整により前四半期比で11%減益。会社の第3四半期ガイダンスは9月24日に公表されたレンジが継続。業績予想を下方修正もバリュエーション面で割安感強いとして投資判断を「Buy」継続としている。
◎日銀金融政策変更のポイント
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK020814420081031?feedType=RSS&feedName=marketsNews
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【今日の格言】
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成功の秘訣は、幸運に恵まれること、鈍重なまでのねばり強さ、根気のよさの三つが必要であるという意味の3文字熟語です。相場で成功するにも、運の強さ、鈍重なまでの肝の太さ、根気の3つをバランスよく持ち合わせる必要があります。
*11月3日文化の日に国家が授与する主な勲章と褒章の種類
[勲章]
菊花章 最高の栄誉(戦後は数人 存命中は中曽根元首相のみ)
桐花章 三権の長の経験者または顕著な功績をあげた実業家など
旭日章 顕著な功績を挙げた人(以前は男性のみ)
瑞宝章 公務等に長年従事し、公共に功労がある人
宝冠章 現在は外国人女性や皇族女子など
文化勲章 科学や芸術など文化に貢献した人
[褒章]※名称は綬(リボン)の色による
紅綬(こうじゅ) 自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した人
緑綬(りょくじゅ)自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著なる人
黄綬(おうじゅ) 業務に精励し衆民の模範である方
紫綬(しじゅ) 学術、芸術上の発明、改良、創作に関して事績の著しい人
藍綬(らんじゅ) 公衆の利益を興した方又は公同の事務に尽力した方
紺綬(こんじゅ) 公共のために私財を寄付した人等(発令はその都度)