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日々の ・・

12/15(木) リスク回避の売りが継続

2011年12月15日 08時35分10秒 | Weblog
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 NY株式市場は、引き続き欧州問題が重石となり3日続落

NY市場                      -131.45ドル
ナスダック                    - 39.96ドル
CME日経225     8,435.00円   - 65.00円
NY原油先物        94.95ドル   (- 5.19)
NY金先物       1,7586.90ドル  (- 76.20)
半導体株指数      350.73ドル    (- 5.80)
バルチック海運指数 1,912.00ドル   (- 10.00)
CRB指数         295.29ポイント (-10.48)
VIX指数           24.78ポイント (+ 0.63)
為替 9:00(対ドル円)  78.12円 (ユーロ円) 101.46円
外資系注文状況: 2,570株、 買い 1,540株、 差し 1,210万株の大幅売り越し

日経                  8,519.13円
 始値   - 70.08円    8,449.05円
 高値   - 63.81円    8,455.25円   9:00
 安値   -144.88円    8,374.25円  14:45
 終値   -141.76円    8,377.37円   GD小陰線

 欧州債務問題に対する懸念から海外市場が軒並み下落したことに加え、寄り付き前に発表された日銀短観が市場予想を下回り、売り先行。売り一巡後は低位株物色が中心になり、日経平均は安値圏で膠着したが、上海総合指数が下値を模索すると、引けにかけて弱含んだ。イタリアの国債利回りが7%台で定着するようなら警戒する必要もあるが、一時的なことであれば、下げを牽引する主要因にはなりにくい。むしろ、FOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文を嫌気した売りが継続しているとみている。金融緩和への期待は決して高くなかったが、次回に含みを持たせるようなコメントもなく、それが失望されている。緩和策の催促相場の様相を呈している。これ以上に円高が進む可能性は低く、国内ではETF(上場投資信託)買い入れも期待され、下値は限られるだろう。
 昼の立ち会い外バスケット取引は、10件で金額は85.50億円、リバランス(資産配分調整)・EFP(先物と現物との交換取引)中心で売り買い均衡。
 8,400円台前半で膠着感を強めていたが、引けにかけて先物主導で下値を模索した。海外市場でも、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が下げ基調を強め、アジア市場では上海総合指数に続き、台湾加権指数も年初来安値を下回るなど売りが加速した。チャート的には25日移動平均線を割り込んだので、下へ向かう可能性が高まってきた。EU(欧州連合)首脳会議が投資家を強気にさせる環境を築ければよかったのだが、結果的には裏切られた格好となり、乱高下した10-11月ごろの相場に戻ってきてしまった。イタリア国債利回りの7%台をこれほど嫌気したのも想定外。11月25日に付けた取引時間中の年初来安値を意識する段階ではないが、NYダウもチャートが崩れてきたため、欧州債務問題に進展がみられないうちは、神経質な展開が続くだろう。
 市場では「市場からは年末に向けて今が仕込み時との見方が多いが、証券各社の自己売買部門の縮小などを考慮すると年末高は期待しづらい。12月という季節的要因から投信の資金などを集めやすく下値は堅そうだが、外国人投資家がクリスマス休暇入りし流動性が低下するなか上値は限定されるだろう」・「売買高が細るなか海外勢によるリスク回避の売りに押されている。朝方の財務省統計で海外勢の売りが膨らんでいたことも懸念材料だ。日銀によるETF買い観測も出ているが、株価を下支えする力は乏しい」(大手証券)との声が出ている。
 
                  【今日の格言】
       .。・+゜゜+・。☆ ~『百冊の理論書は
                1回の売買にしかず』~☆。・+゜゜+・。.

 「多くの相場理論書を読んでもそれは1回の売買におよばない」と言う格言。相場の勉強をするということは相場の書籍を多く読むこともいいでしょうが、習得した相場哲学を実践で使って体得することが一番大切です。