３/１４（水） 海外勢が大口の買い

　　☆.。.:*・.。.:☆.。.:*・.。.:☆.。.:*・.。.:☆.。.:*・.。.:☆.。.:*・.。.:☆
　ＮＹ市場は、予想を上回る２月の米小売売上高と、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）声明で金融市場の緊張が緩和しているとの見解が示されたことを手掛かりに、大幅高。

ＮＹ市場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＋２１７．６８ル
ナスダック　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＋　５６．２２ドル
ＣＭＥ日経２２５ 　　　１０，０４５．００円　　　＋２０５．００円
ＮＹ原油先物　　　　　 　　１０６．７１ドル　　　（＋　０．３７)
ＮＹ金先物　　　　　　　１，６９４．２０ドル　　（－　　５．６０)
半導体株指数　　　　　　４２８．２０ドル　　　　（＋　９．６３）
バルチック海運指数　　　８４４．００ドル　 　　（＋　　７．００）
ＣＲＢ指数　　　　　　　　　３１８．０７ポイント　（＋　２．０９）
ＶＩＸ指数　　　　　　　　　　　１４．８ポイント　（－　０．８４)
為替　９：００（対ドル円）　　８２．９５円　（ユーロ円)　　１０８．５２円
外資系注文状況：　売り　２，４２０株、　買い　４，０８０株、　差し引き　１，６６０万株の買い越し

日経　　　　　　　　 　　　　　　 　　９，８９９．０８円
　始値　　　＋１６５．０４円　　　１０，０６４．１２円
　高値　　　＋２１６．７１円　　　１０，１１５．７９円　　１１：０８
　安値　　　　終　　　　　値
　終値　　　＋１５１．４４円　　　１０，０５０．５２円　　　上髭短陰線安値引け

　大幅高となった米国市場や、円安進行を好感し買い先行。全面高商状となった。円安に反応した先物買いが先行し、裁定買いを誘発している。海外勢の買い意欲が強い一方で、国内勢は売り惜しむ姿勢であり下げる理由が乏しくなっている。ＦＲＢ（米連邦準備制度理事会）の景気に対する自信の表れが好感されたのだろう。ドル・円もしっかりしており、東京市場にとってはもっとも良い結果になった。
　昼の立ち会い外バスケット取引は、３２件で金額は４００．５０億円、リバランス（資産配分調整）・ＥＦＰ（先物と現物との交換取引）中心で１００億円前後の売り越し。
　一万円台回復による達成感から、さらに上値を追うような展開になりづらかった。大引け直前に上海総合指数が下げに転じた。先物も引けにかけて伸び悩んだが、終値で１万円台乗せとなった。
　市場では「過熱感は強いが、世界的な資金余剰を背景に行き場のない資金が株式市場に流入している。ＶＩＸ指数の低下が示す通り、投資家のリスク許容度は拡大傾向が続いている」・「外国人投資家は増えている感じでもなく、にぎわっているとはいえない」（大手証券）との声が出ている。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【今日の格言】
　　　　　　　　 ．。・+゜゜+・。☆ ～『建て値忘れよ』～☆。・+゜゜+・。．

　建て値とは、信用取引の売買値であるが、この場合は、実物で株を買った値段のこと。忘れようとしても忘れられない値を忘れよというのは、どんな意味があるのだろうか。買った株が下がった場合は、くよくよせず、自信を持って投資したのだから、買い値など忘れて、長期投資の覚悟も時には必要だとさとしているのである。