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12/15(水) FOMC後も為替小動きで揉み合い商状

2010年12月15日 08時17分11秒 | Weblog
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 NY株式市場は、強い経済指標を好感して続伸。

NY市場                    + 47.98ドル
CME日経225    10,375円     + 65.00円
NY原油先物         88.28    (- 0.33)
NY金先物       1,398.00ドル  (+  6.30)
半導体株指数       410.67ドル  (- 2.53)
バルチック海運指数  2,069ドル    (-  7.00)
CRB指数         319.51ポイント(- 0.36)
VIX指数          17.61ポイント (- 0.06)
為替 9:00(対ドル円)  83.82円(ユーロ円) 111.96円
外資系注文状況: 売り 1,360株、 買い 2,180万株、 差し引き 820万株の買い越し

日経                 10,316.77円
 始値   + 21.37円   10,338.14円
 高値   + 23.92円   10,340.69円   9:38
 安値   - 33.92円   10,282.85円  12:36
 終値   +  6.99円   10,309.78円   短陰線

 米国株式市場の上昇、円高一服など良好な外部環境を背景に買い先行。短期的な過熱感を意識した利益確定売り等で前日終値を挟んで揉み合いとなり、前場の値幅はわずか34円と動意の乏しい展開となった。寄り付き前に発表された日銀短観(12月調査)への反応も限られた。FOMC(米連邦公開市場委員会)も日銀短観も予想通りで、悪くもなければ良くもない。過熱感がある相場では上値を追う材料としては消化できない。設備投資も足元では堅調だが、先行きに不透明感があるため、市場としてはニュートラルに対応するしかない。日銀がETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)の買い入れを15日以降に開始すると発表したが、安心感を強めるものとしては相場の支えにはなるが、前から言われていたことなので、今さら積極的に買い上がることはできない。
 昼の立ち会い外バスケット取引は、26件で金額は348.54億円、リバランス(資産配分調整)・EFP(先物と現物との交換取引)中心で売り買いほぼ均衡。
 手掛かり材料難で動意は乏しく、前日終値を挟んだ揉み合いが続いた。アジア株の軟調推移や、ドル・円の上げ一服で、利益確定売りが強まって、10,300円を割り込む場面もあったが、下値は限定的だった。10,300円台に注目すべきフシ目はないが、もともと1万-1万500円は売買代金も多い。国内では企業法人税の減税や、証券優遇税制延長と全体を突き動かすような話題も出尽くしてしまった。米国株が大幅高するなど外部環境が一変しないようなら、しばらくは個別株や、循環物色の流れになりそうだ。また、足元では海外勢の動きが活発化している一方、国内勢の買いが目立たない。
 市場では「高値警戒感と押し目買いとのせめぎ合いが続いている。日本株の割安感や出遅れ感から海外投資家を主体に幅広い銘柄への買いが続いているが、一本調子での上昇には迫力不足。当面は為替動向をにらみながらの日柄調整が続くだろう」・「下値を売り込む動きは乏しいものの、高値警戒感が強く上値にも慎重にならざるを得ない。銀行株の回転が効いてきたことで個人のマインドは改善してきたが、次の物色テーマが定まらない」(準大手証券トレーダー)という。
 
                   【今日の格言】
   .。・+゜゜+・。☆ ~『理屈に当たり相場にはずれる』~☆。・+゜゜+・。.

 大きな経済指標の内容と個別の企業の好決算を予測し、其の予測に基づいて株を買い、予測通りの決算内容が発表されても、其の株価は上がらないことがある。むしろ其のときが天井圏でそれ以後下げ波動となってしまう。事前に大量仕込みをしていた筋が其の好決算を売り場と判断して売り抜ける戦術をとると、一般の予測と逆の動きとなる。短期の場合は予測と連動しないことを認識しなければならない。


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