楽しみにしていた冬物用生地が上がってきました
八王子の織機屋さんに織ってもらったオリジナルの生地です。
小幅の古い織機でゆっくりと織り上げて、マフラーの縮絨を得意とする整理工場でフカフカのモコモコに仕上げてもらいました。
画像で風合いが伝わらないのが残念です。
もともと八王子はネクタイや着尺の産地。
小幅の織機で、比較的少ロットで織ってもらう事が出来ます。
とはいえ、うちみたいな零細事業者にとっては大きな数
全部売れるのかな… なんて不安が過ぎりますが、自分の納得したものが出来上がった喜びの前にはそんな気持ちも吹き飛びます。
自分が好きなものが出来るって幸せなことですね。
あ、わたくし、肩書きはテキスタイルデザイナーなんですよ。
誰にも言ってないけど(笑
巷では安価で其れなりに見栄えのする物が溢れてますね。
それはそれでメーカーの努力と苦労があっての賜物。
場合に依っちゃ低工賃の強要とか利益搾取の上に成り立ってたりするけど…
ファストなんとかを否定する事はしませんよ。自分でも買うことあるし。
でも、国内の産業の行く末を案ずると、消費者として賢明な選択なのか疑問は消えません。
大量生産、大量消費のグローバル経済の終焉は見えてるのに、それでもまだ自分の首を絞めるような消費を続けていいのかいな?
暗にこれを買えって言ってるのかって?(笑
これは気に入ってくれたお客様の手に渡ればいいんです、それで。
さ、春が来る前に縫製しなきゃ。