今週ドラマ「おとめさん」が最終回だった。
黒木瞳と相武紗季の姑と嫁というベタな話に、
サスペンスコメディーが味付けされたドラマ。
タイトルも今風で姑を「おとめさん」と呼ぶ。
これが意外と面白くて初回から欠かさず観ていた。
一つの家族の中に、途中からひょっこり入って来るのが嫁。
ひょっこり嫁が家族の一員として戸籍上入っても、
受け入れる側も未知の生物の嫁は、家の中では微妙な存在となる。
そんな微妙でもやもやした部分を巧くストーリーにしたのが
ドラマ「おとめさん」だった。
笑えるようで、笑えない部分もあり、家族として心を開く事の
難しさがリアルに分る身に覚えのあるストーリー展開。
ドラマなんで、最終的にはめでたい感じを残して終わった。
だけど、現実はなかなかそうはいかない。
私の場合は最後までめでたい感はなかった。
でも、このドラマを観終わって思い出した事があるの。
◆私の個性?!。。◆
我が家は左大臣の仕事の関係で東京に住んでいた。
左大臣の実家は地方都市。
離れて暮らすおとめさんのため、年に6回は長期宿泊。
それが思いのほか大変な重圧だった。
おとめさんは操縦不能のドイツの潜水艦Uボートだった。
浮き沈みが激しく、やる事、発する言葉は
とてつもなく破壊力があり、ワタシの心はシャッターを降ろし続けていた。
同じ家でご飯を何回か食べると、話は尽きる。
で、おとめさんの得意の粘土細工で何か創ろうとなった。
おとめさんは絵を描いても、粘土細工を創っても天才的に上手い。
独創的で色彩感覚は鋭く、紙一重的な感覚を持つ人。
そのおとめさんが、突然驚いた声をあげた。
それはワタシの絵付けされた粘土細工が原因だった。
おとめさんは愉快な笑い声と何かを見つけた目をしていた。
ワタシが慌てておとめさんを見ると、手元には
非の打ちどころのない美しい乙女の粘土細工。
ワタシの粘土細工は耳の切れた不格好な赤トラの雄猫。
その赤トラの猫は大きな2つの金玉をつけて寝ている姿。
おとめさん
「面白い!おもしろい!こんな発想は私にはないわ。
どうしてこんな猫創ったの?」
ワタシは猫が友達であり、色んな猫を世話してる事を話した。
おとめさん
「その話を書いたらいいのに、凄く面白いよ!やったら」
生まれて初めてワタシの話に耳を傾け促してくれたのは、
全く違う世界で生きるおとめさんだった。
◆Salsa する?◆
今思えば、この「Salsa する?」を開設した時に、
サルサだけではなく、自分の感じた色んな事を書こうと思った。
おとめさんの言葉は頭のどこかに眠っていた。
そして猫たちのことを「gumrie」や「大ちゃん明日実ちゃん」で
書き始めた。
この「Salsa する?」はおとめさんが星になって1年後に始まった。
◆おとめさん。。◆
今週はおとめさんの命日だった。
普段は朝のお水と好きそうなお菓子をお供えするのが日常。
おとめさんが唯一褒めてくれた言葉も思い出すこともない。
だけど、なぜか突然洪水のように記憶と言葉を思い出した。
あんなに反目していたはずが、今はどうなんだろう。。
意外だけど大きな言葉をくれたのは、おとめさんだった事。
気付いたのね 今。。。
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