◆映画「キングスマン」 真の言葉◆
今年56本目のアクションスパイ映画「キングスマン」を観た。
007のような人間味溢れるセクシー系ではなく、
精鋭のスパイ兵器を使い、ガンガン悪を倒しまくる娯楽映画。
十代の主人公エグジーがスパイ養成所に入るやいなや、
同期の若者たちにあからさまに馬鹿にされる。
見えない悪と闘うはずのスパイの卵たち、、
世の中のモノサシでしか人を測ることしか知らない。
それは
エグジーはどう見ても、ゴロツキの不良だったからだ。
若者たちは学歴も高く、家柄もまあまあ。
学歴のない者は、すぐさま標的になった。
その時、スパイエージェントの番頭役のハリーが放った言葉は
「人は生まれた家柄や学歴ではない。
紳士・淑女になれるのは、どれだけ学んだか…ということだ」
映画は奇抜で派手だが深い真髄がチョコッと視えた。
そして
ハリーの言葉にある役者を連想した。
紳士という言葉が似合わない人、杉良太郎だった。
◆時代劇の立役者 流し目のお杉さま◆
杉良太郎は「遠山の金さん」「水戸黄門」「一心太助」など
昭和のTV時代劇を引っ張ってきた役者。
30代の頃には「流し目の杉さま」で、
男の色香を売りにしてた。。
そして何年ぶりかでお見かけした。
先週、TVの画面に大写しになった杉さまは、71歳だという。
なのに、男オトコしてて「杉さま」を醸し出している。
それは言葉から、目力から、男気のオーラがあった。
息子の山田純太さんが俳優になるのは反対だった。
同じ世界で生き抜くことは、
役者として息子を見なければいけない。
今までで一番イヤだったことは、
役者として助けて欲しいと息子が足にすがってきたこと…
それを蹴飛ばして、断った事だった。
それまで感じ悪いイメージや
全然興味のなかった人なのに、
衰えない男気と親としての気持ちの揺れに驚いた。
世の中の71歳は「おじいちゃん」と呼ばれるのに…
◆ 人のために 何かを出来る人 ◆
杉良太郎さんは15歳から刑務所の慰問活動や
ベトナムの子供たち81人を養子にしている。
東日本大震災の支援活動や福島原発視察など
資産数十億円を投じていると言われている。
孤独な人、哀しい人は、
振り返ると
これまで誰かにてを差し伸べてなかったりする。。
人のために何か出来る人は
紳士・淑女の気持ちを持っている。
思春期まで歓楽街でオトナの世界を見過ぎたワタシには、
男気ある紳士は信じられなかった。
母をサポートする歳になって、
ようやくその意味が分かるようになった気がするのだ。
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2~3度 訪問しますが不審に思わないでください
tomy