横須賀うわまち病院心臓血管外科

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横須賀は神奈川で最も子育てしやすい街にますます進化

2021-04-05 11:07:30 | その他
 横須賀市はいろいろと魅力のある土地ですが、特に子育てに関しても魅力ある施策を現市長になってから行われています。もちろん自然が多く、それに関連した公園など環境面も魅力の一つですが、現実としては医療費が無料、不妊治療も補助がある、ということが他の市町村よりも非常に優遇されています。

 子供の医療費が無料という施策は、現在中学生まで延長されていてなんと言っても、横須賀市は医療費無料の所得制限がない、というのが最大のメリットです。多くの市町村は横浜市も含めて所得制限があるため、ある程度所得のある人は子供の医療費が毎回大人と同じく支払う必要があります。今年になって横浜市は2歳までに医療費に関して無料とし、所得制限を撤廃しましたが、3歳になるとまだ自己負担が発生することになります。所得制限にかかって医療費を払わなければならない母親が、「なんでルイビトンをしょっている茶髪のネーチャンが無料で、自分が医療費をはらわなくちゃいけないの?」と苦情を言っているのを何度か効いたことがあります。年収が多いほど税をたくさん払っているはずで、その分優遇されてもいいと思いますが、逆に罰を与えられているようで、最近はこうした不幸変な施策のことを「子育て罰」とも呼ぶそうです。横須賀に転居してくれれば医療費に関しては全て無料です!

 更に横須賀市は今年から、不妊治療に関しての助成所得制限を撤廃した、と今月の広報で公表されました。所得の多い人ほど、多くの子供を育てる余裕もあるはずなので、たくさん子供を作ってもらうために助成するのは大賛成です。

 残念ながら、少子化対策と言葉では言うものの、日本国内の子育ての環境は悪くなる一方です。2022年10月には現在特別手当として一定の年収以上の課程の子供に支給されている子供手当が廃止されるそうで、月5000円とは言え、15歳まで90万円の差はまさに「子育て増税」で、まさに「子育て罰」と言われています。ますます少子化が進んでしまいます。母親も働けるように、といって保育施設の拡充に手当を支給しないで浮いた分を充てるというらしいですが、それで働いて年収が上がったら支給を止める、不平等に拍車をかける施策はいかがなものかと思います。年収が上がったら税金もあがる、それだけで充分なのではないでしょうか?無駄なコロナ対策などにお金を使うのを止めて、もっと国の将来のためにお金を使ってほしいです。

 子育て環境を改善することが住みやすい街作りにもつながるし、街の魅力にもなると思います。若い人口が増えないことには街の発展もありません。その意味で、現在の横須賀市は先進的です。是非子育てする人は横須賀に移住してきて欲しいです。高齢化の続く横須賀市ではありますが、これからも子育て環境をますます良くして国が繁栄していってもらいたいものです。
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