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青年期の男性がBMI22㎏/m2以上で将来糖尿病の発症リスクが高まる

2019-03-28 | 健康・病気
 順天堂大学大学院医学研究科スポートロジーセンターの染谷由希特任助教と同大学スポーツ健康科学部メンバーによる研究グループは、「青年期のBMIが22以上で将来糖尿病の発症リスクが高まることが長期間の調査で分かった。」と発表した(3月19日)。肥満とされる25を超えなくてもリスクがあり、糖尿病予防のためには青年期からの体格・体重管理が大切であることを示すデータとして注目される。
 研究グループは、大学卒業生(男性661名、平均55歳)の糖尿病罹患状況と在学時の体格との関連を調査した(観察期間:27年~36年:平均32年)。
 大学在学時(平均22歳)のBMIを4つの群(BMI21.0kg/m2未満、21.0-22.0kg/m2、22.0-23.0kg/m2、23.0kg/m2以上)に区分し、各群での糖尿病発症率を比較した。これによると、BMIが増加するにしたがって発症率が上昇していた(各群4.4%、7.6%、10.5%、11.3%)。追跡期間を考慮して検討した結果、糖尿病の発症リスクは、BMI22.0-23.0kg/m2から上昇していることが明らかになった。つまり、青年期である20歳代前半のBMIが22㎏/m2以上の場合、将来の糖尿病発症リスクが高くなることが明らかになった。
 以前より、日本人は欧米人と比較して、同じBMIであっても脂肪を皮下脂肪として蓄えられない、脂肪肝になりやすい、などといった脂肪分布の異常やインスリン分泌が低いことが指摘されてきた。これらの背景を踏まえると、青年期のごくわずかなBMI上昇がその後の糖尿病発症と関連すると推測される。また、近年、アジア人ではBMI23㎏/m2以上で糖尿病になりやすいと報告されていることを支持する重要な結果であり、本邦の予防医学推進のための重要なエビデンスの一つになると考えられる。
 ◆BMI(体格指数)
 体格指数は通称BMI(body mass index)と言う。どれくらい痩せているか、太っているかを示す指数。
 体重(kg)を身長(m)で2回割って算出する。
 日本での基準は18.5kg/㎡未満を痩せ、18.5~25kg/㎡を普通体重、25kg/㎡以上を肥満としている。
 ◆糖尿病発症リスク
 糖尿病になる確率を示す指標である。
 数値が1より高いほど、糖尿病を発症しやすい状態を示し、数値が1より低いほど、糖尿病を発症しにくい状態を示す。

 朝から晴れ。風がとても強い。夕方から雪の予想。まだまだ寒い。
 ”ヒマラヤユキノシタ”の花が咲いている。大きなシャモジの様な丸い葉で、花茎を伸ばしてピンク色の花径1cm程の花が纏まっている。
 名(ヒマラヤユキノシタ:ヒマラヤ雪ノ下)の由来は、ヒマラヤやシベリア地方に多く、寒さに強く、雪でも常緑の葉だから、の説がある。葉は革質で固く、タンニンを多く含むので、ロシアではこのタンニンを製革に使用する、とか。
 ”ヒマラヤユキノシタ”が属するユキノシタ科ベルゲニア属は10種程が知られており、種間雑種も多い。”ヒマラヤユキノシタ”はベルゲニア・ストレイチー(Bergenia stracheyi)に付けられた名であるが、交雑種も含めてヒマラヤユキノシタと呼んでいる事が多い。
 ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪ノ下)
 別名:大岩軍配(おおいわぐんばい)、桜鏡(さくらかがみ)
   ウインター・ベゴニア(Winter begonia) 、ベルゲニア(Bergenia)
 ユキノシタ科ベルゲニア属
 耐寒性常緑多年草
 原産地はヒマラヤ山脈周辺、明治初期に渡来
 開花時期は3月~5月
 花色には赤色・白色がある


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