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39.5億年前の堆積岩から最古の生命痕跡を発見

2017-09-28 | 歴史・考古
 東京大の研究チームは、約39億5000万年前に生命が存在したことを示す痕跡をカナダで発見したと発表した(9月27日)。世界最古の生命の痕跡となる可能性がある。論文が英科学誌「ネイチャー」に掲載される。
 生命の痕跡を発見したのはカナダ東部のラブラドル半島にある39億5000万年前の堆積岩である。東大・小宮剛准教授(地質学)らのチームは、海底に砂や泥などが積み重なってできた約39億5000万年前とみられる岩石中の炭素の割合を分析した。この同位体を調べたところ、2種ある同位体のうち、生物が炭素を取り込むときに選ぶ炭素が、ほかの炭素よりも多く含まれていた。
 論文では、「炭素は当時の海底に降り積もった生物由来のものであると言え、地球上の初期の生命が活動していた証拠の可能性がある」としている。
 地球は約46億年前に誕生し、少なくとも42億年前に海が誕生したとされる。これまで見つかっている最古の痕跡は約38億年前で、今回の発見により、1億年以上さかのぼることになる。
 ◆炭素の同位体
 炭素の同位体には、炭素8から炭素22まで15種類(人工・自然)が知られており、そのうち2種類(C12:炭素12とC13:炭素13)が安定である。放射性同位体であるC:炭素14は長寿命で、半減期は5700年である。
 炭素12(C12)は、炭素全体の約98.89%と最も豊富に存在する炭素の安定同位体である。炭素13(C13)は、天然に存在する炭素の安定同位体で、地球上の全炭素の約1.1%を占める。
 質量分析を用いた代謝経路の解析では、炭素13を多く含んだ物質が用いられる。

 朝から雨。夕方には止む予想。気温は高くなく、最高気温が20℃以下とか。少し寒くなってきた。
 近所(歩くには少し遠い)の住宅地で、塀から顔を出した”ホトトギス”の花。茎の先に花が咲いている。ホトトギス(ホトトギス属)には幾つもの種があり、東アジア(日本・台湾・朝鮮半島)では19種が確認され、うち日本では 12種(13種説あり)が確認されていると言う。良く見かけるのは、タイワンホトトギス(台湾杜鵑)らしい。
 鳥のホトトギスは「不如帰」と書き、植物のホトトギスは「杜鵑草 、杜鵑」と書く。名(ホトトギス:杜鵑草)の由来は、花弁(はなびら)の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ているから、と言う。
 ホトトギス(杜鵑草、杜鵑)
 ユリ科ホトトギス属
 夏緑性多年草、雌雄同花
 原産地は日本・東アジア
 開花時期は8月~11月
 花は径数cm程で、上向きに咲き、花弁は6枚
 花弁の白地に濃紫の斑点が特徴的
 斑の入らない(純白)もの、紫色単色・黄色のものなどがある


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