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筋萎縮性側索硬化症(ALS)の診断の迅速化に成功

2019-11-12 | 医学
 京都府立医科大の研究チームは、神経細胞が死に、全身の筋力が弱っていく難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の脳脊髄液から2種類のたんぱく質を測定することに成功し、正確で迅速にALSと診断できたと発表した(11月11日)。
 ALSは、経験ある専門医でないと診断が難しく、確定に時間がかかる。これまでにTDP-43やNfLといったたんぱく質の濃度で診断できると指摘されていたが、測定が難しかった。
 研究チームは、微量のたんぱく質を測定できる技術を活用。ALS患者とALSに似た障害の患者など2集団計150人で、髄液中のTDP-43とNfLの濃度を測定し、比較した。
 その結果、ALS患者はこの2つの濃度が上昇し、両方の指標を組み合わせることで非常に高い精度でALSと診断できたという。チームは今後、数百人規模の患者で有用性を検証する考え。
 ◆筋萎縮性側索硬化症(ALS)
 ALSは、脳からの指令を筋肉に伝える運動神経が何らかの原因で損なわれる病気である。
 運動神経が損なわれると脳からの指令が伝わらなくなるので、思い通りの動作が次第にできなくなり、筋肉がやせ細っていく。ただし、筋肉そのものが損なわれるわけではなく、あくまで運動神経が損なわれる結果として筋肉が弱る。ALSの特徴は、症状が進行性であり、症状の発生部位が全身に広がる点である。
 発症原因
 ALSの発症には、さまざまな原因が考えられているが、未だ結論は出ていない。
 しかし、遺伝子異常、酸化ストレスやグルタミン酸過剰による神経障害といった原因説が提唱され、遺伝子研究をはじめとする基礎研究、そして治療薬の開発が目覚ましい進展を見せている。
 日本でのALS患者数は約1万人と推定されている。多くの患者が50~70歳代で発症し、性別では男性のほうがやや多くなっている。因みに、ALSは、発症してから医師の診察を受けALSだと診断されるまでに、日本では平均13.1ヵ月かかっている。

 天気は曇り、ときどき晴れ。風がとても強い、体感気温で5℃ほど下がったかな。
 散歩で道沿いの塀際で”シャリンバイ”の果実を見つけた。果実が沢山付いており、時期はずれの花が咲いている。果実は、もう少し熟したら小鳥達に食べられてなくなってしまう。
 名(シャリンバイ:車輪梅)の由来は、枝が車輪軸から放射状に出る様子と、白い5弁の花が梅に似ているから。別名は花木斛(はなもっこく)、モッコク(木斛、ツバキ科の常緑高木)に似ていて花がきれいなもの、から。
 シャリンバイ(車輪梅)
 別名:花木斛(はなもっこく)
 学名:Rhaphiolepis umbellata
 バラ科シャリンバイ属
 常緑低木
 葉は厚く艶がある深緑色で楕円形、枝先に集まる
 開花時期は5月~6月
 枝先に沢山の白い花を付ける、花は五弁花
 果実は径1cm位の球形、秋から冬にかけて熟す黒紫色の液果
  車輪梅は大島紬(奄美大島の特産品)の染色に利用される。樹皮はタンニンが多く、これを煮出した汁と鉄分の多い泥土につけて発色させる。


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