
――― 知的財産を活用 経営革新の支援・コンサルティング ―――
『知的財産にもアウトカム思考を』 中日新聞より
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です.
2002年の知的財産立国の宣言から、10年を迎えようとしています。
そろそろ、何をしたか(アウトプット)の思考から、どのように改善されるのか(アウトカム、改善)の思考に移して知的財産支援を行うべきではないでしょうか。
愛知県は、「新あいち知的財産プラン」を策定。
特許出願を促して企業の経営強化を推し進めること、海外企業などによる模倣防止のためにノウハウを秘匿することなどを打ち出しています(中日新聞5月27日)。
→ 中日新聞の記事はこちらです
記事によれば、愛知県は、年間2000件の相談を数値目標としているようです。
知的財産の重要性を踏まえた政策であり、これはこれで歓迎すべきだと思います。
特に、特許出願と秘匿化という相対立するマネジメントを併記した点は評価すべきです。
何かするには目標が必要。
愛知県は、相談件数の数値目標を掲げました。
現時点においては、仕方のないことといえましょう。
が、このようなアウトプット思考によるものではなく、相談の結果こうなった、というアウトカム思考による目標をぜひ掲げて欲しいと思います。
そのためには、相談を受ける者の知的財産マネジメントの知識とビジネスセンスがキーとなります。
今日もお読みいただき有難うございます。