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『 発明は国の財産です 』 磁力抵抗ゼロの発電機
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です.
福島の原発事故の影響で風力発電に対する関心が高まりつつあります。
滋賀県草津市の平松敬司さんが発明した発電機。
回す時に生じる磁石の抵抗を大幅に軽減させる仕組みが組み込まれています。
これを解析した京都大准教授が、この仕組みについて春季低温工学・超電導学会で発表しました(京都新聞5月31日)
→ 京都新聞の記事はこちらです
手元の資料によれば、風力発電の発電機による電気機械的損失は6%であり、平井さんの発明がこれに活かせるとしてどの位の損失軽減になるのでしょうか。
ぜひとも、風力発電に活用してほしいと思います。
5月27日のブログで紹介した平成22年度の特許出願技術動向調査報告(特許庁)によれば、日本の風力発電技術は、先進国の欧米などに比べて見劣りしているのが現状。
→ 5月27日のブログはこちらです
京都新聞の記事によれば、国際特許を出願し、現在審査中だ、とのこと。
国際特許とは、特許協力条約に基づく国際出願(PCT)のことだと思います。
発明は国家の財産でもあります。
本件のように国際競争力の源泉となることが期待される国際出願をどのように活用するか、今後の応用開発をどのようにマネジメントするか、これが課題です。
今日もお読みいただき有難うございます。