MADE IN LOVE

あっそう、もう１０年かぁ。

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憎しみが憎しみを生む。

誰が悪いとか、どっちが悪いとか

それがまた争いの種なんだよね。きっと。

誰かが悪いとかじゃなく、お互いがお互いを想って

敬意や反省する事が大事ではないのだろうか？

なんでもかんでも人のせいにしても何も解決しない。

人が歴史を繰り返す中で、正義や宗教の名の下に

利権絡みの醜い争いに発展し、殺し合いも起きてる。

今も尚。

本当は政治的な発言力や経済の力関係、そういった欲なだけなのに。

常に一辺倒の

都合のいい正義に

都合のいい宗教に。

都合のいい平和。

個人的には、

人が生物である以上、餌を取り合って争う事に

あまり違和感は感じないのですが、

時として、盲目になり欲を隠し、都合のいいそれらを振りかざし

核兵器やらテロによって罪も無い人を巻き込む。

争いたい人はいつの世も支配層の連中で

ごく一部のそういう奴らの都合で泣かされてきている。

報復を繰り返すことに何の疑問を感じずに、

自国の兵隊さんが敵国の大将の首を討って、

喜んでる姿はあまりにも滑稽だったし、

なんか違和感を感じた。


それで満足なのかな？

被害者は救われたのかな？

報復を報復で繰り返し、そんなんで最後は本当に幸せなのかな？

むしろ、そんなんで本当に終わりは来るのかな？？

なんて色々な疑問はあるし、当事者でもないので

難しい感情だけど。

でも、人に英知があるとすれば、

それを終わらす事が出来るのもまた人なんだよね。

と思いたい。

本当にほんのちょぴっとだけど。

そんな、いざこざを繰り返し繰り返し、

最後は、ちびくろサンボのトラみたいにバター

にでもなってハッピーエンドくらい

絵空事のように難しいだろうけど。


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そんな事を考えていたら、

お客さんが子供を見せに来てくれた。

抱かせてもらい、その宝玉の輝きに

そんな事は、どうでもいいと思った。

小さく

柔らかく

何とも言えない気持ちが充満した。

冒頭とは反対に、

愛が愛を生む。

考えるならネガティブよりポジティブに。

だから、断然こっちがいい。

可愛すぎて頬ずりしたらミルクの匂いがした。

様々な考えが頭をグルグルして

そんなミルクの香りがバターとなって

俺の中ではハッピーエンドになった。

キュウイチイチ。










　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　GREENCOAST　丹澤　栄志