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管理栄養士国試のための基礎栄養学と生化学

管理栄養士国家試験のための基礎栄養学や生化学について, 勉強していきましょう.

人体 27-103

2012年09月26日 | 日記
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 実戦問題1 (21~30/30問) 問題

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21 カルシウム代謝とホルモンに関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) カルシトニンは, 副甲状腺から分泌されるホルモンである.
(2) カルシトニンは, 骨吸収を促進させることにより血中カルシウム濃度を上昇させる.
(3) 副甲状腺ホルモンは, 骨吸収を促進させる.
(4) 副甲状腺ホルモンは, 血中カルシウム濃度を低下させる.
(5) 副甲状腺ホルモンにより, ビタミンDの分解が促進される.

22 甲状腺機能亢進症に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 重症の甲状腺機能亢進症では, 眼球突出となる.
(2) 甲状腺機能亢進症では, 食欲が低下することが多い.
(3) 甲状腺機能亢進症では, 心拍数の減少がみられる.
(4) 甲状腺機能亢進症では, 糖質の吸収と利用が促進され, 肝グリコーゲン量が増加する.
(5) 甲状腺機能亢進症では, 尿中尿素窒素排泄が低下する.

23 神経系の構造に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 神経細胞は, 中胚葉由来の間葉性細胞である.
(2) 中枢神経系において, 神経細胞体の集まる部分が白質である.
(3) 神経組織は, 神経細胞 (ニューロン) と神経膠細胞 (グリア細胞) から構成される.
(4) 神経細胞は, 樹状突起という長い突起をもつ.
(5) 軸索は, 支持細胞や髄鞘とともに神経線維を形成する.

24 皮膚感覚に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 表皮は, 層状構造をしている.
(2) 表皮基底層には, 毛根, 汗腺, 皮脂腺などが分布している.
(3) 爪は, 爪床の爪根に近い部分で作られるコラーゲンにカルシウムが沈着して作られる.
(4) 痛覚は, 脊髄の前角細胞を通って脳に伝えられる.
(5) 温覚と冷覚は, 同一の受容器で, 温度差で異った感覚を生じる.

25 ヘモグロビンの酸素親和性に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 酸素は, 大部分物理的に溶解した状態で運搬される.
(2) 酸素の結合していないヘモグロビンのヘム鉄は2価であるが, 酸素が結合すると酸化されて3価となる.
(3) ヘモグロビンは, 8個のヘムと, α鎖とβ鎖のサブユニット各2個ずつからなりたっている.
(4) ヘモグロビンの鉄は, 一酸化炭素よりも酸素と結合しやすい.
(5) 一酸化炭素中毒では, ヘモグロビンの酸素運搬能力が大きく低下している.

26 骨格に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 成人の骨格は, 約50個の骨が連結して作られている.
(2) 椎骨は, 長骨に分類される.
(3) 椎骨の棘突起は, 椎体の前方にある.
(4) 第一頚椎には椎体がなく, 環椎という.
(5) 頚椎と腰椎は, 前弯を示す.

27 男性生殖器に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 精巣は, 内胚葉から分化する.
(2) 精子形成は, 精巣内の精細管でおこなわれる.
(3) 一次精母細胞の染色体数は, 22+X または 22+Y である.
(4) 二次精母細胞の染色体数は, 44+XX または 44+XY である.
(5) 精子細胞は, 二倍体としての染色体をもつ.

28 貧血に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 悪性貧血には, ハンター舌炎がみられる.
(2) 先天性球状赤血球症は, 小球性正色素性貧血をきたす疾患である.
(3) 先天性球状赤血球症では, 血中直接ビリルビンが増加する.
(4) 腎性貧血は, 小球性低色素性貧血をきたす疾患である.
(5) 腎性貧血は, 腎臓での活性型ビタミンD産生低下によるものである.

29 免疫に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 亜鉛欠乏により, 免疫能が低下する.
(2) マクロファージは, 抗体の分泌を行う.
(3) Tリンパ球は, 骨髄で成熟・分化する.
(4) Tリンパ球では, 酸素から活性酸素が生じる.
(5) 消化管や呼吸器には, 特有のよく発達したリンパ装置が備わっている.

30 感染症に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 日和見感染は, 免疫応答が亢進した状態で起こる.
(2) ニューモシスチス肺炎は, 日和見感染の1つである.
(3) 敗血症は, 骨髄の造血機能障害により起こる.
(4) 感染症で高熱がみられる際には, 水分補給を禁じて安静を守らせる.
(5) 感染症で下痢がみられる際には, 下痢が止まるまで飲食を控えさせる.

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次回は, 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 実戦問題1 (21~30/30問) の解答と解説です.

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