天才探しの日々

EMIミュージック、新人発掘セクション「GREAT HUNTING」のチーフ・プロデューサー加茂啓太郎の日々のあれこれ

演劇、飲み、ライブ

2007年08月19日 | Weblog
17日
次号フリペ「Great Hunting」打ち合わせ。
東京事変が表紙で9月25日配布です。
僕は椎名林檎ちゃんが19歳の時に書いたホテルの便箋10枚ものフェイバリット・リストを見たことがあるのですが、クラッシック、からロック、J-POPから福岡のローカルバンド(パニック・スマイル、ナンバーガールの名前有り)映画、コミックまで、詳細なコメントまであって、本当にインプットの多さに驚きました。

劇団新幹線の「犬顔家の一族」を見に行く。
激くだらないのですが、これでもかと、くだらない事を3時間やるのはすごいです。
9500円の価値はあると思いました。
最近の宮藤官九郎さんは役者としても良いですね。

脚本、演出、役者、音楽、ここまでマルチで、さらにどれも面白いというのは、やはりすごいです。

僕は大人計画は92年から、グループ魂は初ライブはもちろん、その前身バンドが見てるコア・ファンでございます。

宮藤さん、お会いしても腰の低さは変わらずで。

渋谷に移動して飲み。一軒目は渋谷で数少ない大人の居酒屋「佐賀」3時まで最近はやってるみたいです。日本で一番美味しい(多分)持ち帰れる自家製「ゆず胡椒」買うの忘れました。

福岡から遊びに来ていたIさんは裁判の傍聴に最近はまっているそうで、色々聞く
これは行ないと。
アーティストも歌詞のインスピレーションになりそうです。


2軒目は飲兵衛横丁のかなり怪しいバー、ピアノ(写真)デカダンな感じ。

3軒目は拙宅で矢野顕子と上原ひろみの映像など見てもりあがるが、途中から記憶なし。

18日
起きたら10時半で、でも2度寝して2時頃にお腹すいて起きて、うどんゆでて食べて、だるいのでまた寝て起きたら7時。
だるだるです。
新宿ウルガに、サマソニ・オーディションのエントリーになった「ぐしゃ人間」のライブ。ボーカル、ベース、ギターが女子、ドラムがなぜか先生と呼ばれるメタボ系男性。
ボーカルは、ドS体育会マネージャー系、ギターは萌え妹系、ギターはツンデレ系。
音は和物メタルで丸尾末広な感じです。
キラー・チューンさえあればですね。

ウルガが始めて来たのですがビールと偽って発泡酒だし、禁煙も分煙もしてないし、音は小さいし。あんまり行きたくない小屋リストにアップ決定で。


mF247の僕のポッドキャストが更新されました。
ぐだぐだしゃべってるので是非。







レコーディング

2007年08月17日 | Weblog
15日
ロッキンオン・フェスに出演、そして前日に東京初ライブだった17歳、倉品翔君のレコーディング。
アコギの弾き語りで3曲。
半年に1回くらいのペースで2年間くらいにやったますが、ここ最近の成長は驚きです。

日本でナンバー1、パンク・カメラマン、菊池茂夫さんのフリペ用のインタビュー。
デジタル・カメラ以降だれでも、それなりの写真が撮れるようになった今、そのポリシーは励まされました。

16日

冨田恵一さんのマネージャーと打ち合わせ。もうすぐトラック・バック・オーデションの最優秀作品。松井優子さんの音源聞いてもらえます。

mass of the fermenting dregsがEMIの3スタでレコーディング(もはや懐かしいロゴがこんなところに)ドラムの玲子ちゃん。ヘッドフォンがずれないようにタオルで縛ってるのが泥棒みたいです。

フジロックでやらかした失礼に平身低頭。もう1回やったら一生しかとでいいですから。






ぐだぐだ

2007年08月16日 | Weblog
「ぐだぐだ」って最近良く言いますけど、擬音語なんですかね。
辞書に載ってるんでしょうか。
「だらだら」だと、笑いが無い感じだし「へろへろ」だと疲れすぎな感じだから、そんな中間のニュアンス出てますよね。
月曜日が会社の休日で昼からワイン1本空けて2度寝して起きたら夜の8時。
まさに「ぐだぐだ」
9時半からmF247のポッドキャストの収録。
最近はいかに「ぐだぐだ」に出来るかに挑戦してます。例えれば酔拳みたいなもんですね。

火曜日は残響レコードさんと打ち合わせ。ヴァイブス(ジュンコリン・ボキャ)が合うというのはこんな感じ。

mona recordsで僕のイベント「Adventure in the stereo」の第2回(皆「加茂ナイト」と言ってますが)OPAの倉品翔君(これで17歳!)島村智才さん(母に捧げるバラード!反則)Kate Sikora(カタコトの日本語に萌えそうです)
沼田壮平君(小さな巨人、髪型変)PoPoyans(僕が父親なら嫁に行かせないです)皆最高でした。

打ち上げは沼田君のサポートでドブロクのエモーショナル・ベーシストのイッキ・ウィズアウト・ザ・ハンズで。







サマソニ07

2007年08月13日 | Weblog
11日
10時にチョモランマ・トマトのライブからスタート。
去年彼らはサマソニ・オーディションで優勝して出演。
今年はオープニング・アクトとして出演1歩ずつ階段上がってます。
客電が消せなかったり、音量の制限があったりとかハンディのある中、素晴らしいライブ。

メンバーに間奏も言えないまま移動して、今年のサマソニ・オーディションの優勝バンドMOLICEのステージ。
高い演奏力とポップな楽曲、無愛想に見えてしっかりエンタテイメントしているステージング。大舞台なのにどうどうとしたステージ。
今後が楽しみ。この大舞台遅刻というのも大物の予感。

後は自由行動という事で。
ストラングラーズは79年の初来日。チケ取ったのに受験で行けませんでした。
その雪辱を晴らしましたよ。
でもデイブ・グリーンフィールドがワイン片手にキーボード・ソロは余裕すぎです。
客席にARBのキースが居ました。義理堅いですね。

去年のマイ・ベスト・アルバムのCSSは1月の来日公演を怪我(ふくらはぎの筋が切れました)をおして行った以来。
上手くなってます。新曲もよし。
ボーカルのパーティー系バカ・キャラ(オサケ・ハ・ナニガスキデスカ?)も良し。

ダイナソーJrはルー・バルロウやりまくり、ほぼ○チ○イ。
SST魂を忘れてないですね。

モデスト・マウスはジョニー・マーという生粋のUKスタイルのギターとザ・バンドからのDNAが混ざって。

12日
前日が6時起きだったのでエンター・シカリ、ポリフォニック・スプレイと惹かれるものはあったもののパス。
3時のブライト・アイズから参加。
弦カルとのホーン2名、ツイン・ドラム(or パーカッション)の11人のバックバンド。良かったんですけど、号泣の男子発見。
ここまでライブで号泣出来るって幸せかも。
僕もライブでいつか号泣したいです。


そしてモーターヘッド。
レミーはもう60歳くらいなはず。
ベースはほとんどコード弾きで、歪み過ぎで音もフレーズも、もはや良く分かりません。
ライブの間1回もチューニングしませんでした(持ち替えも無し)
さらにギターがチューニングに手間取ったら「早く来い!」とプチ切れ。
「ここを今、世界で一番ラウドな場所にしようぜ!」と言ったくせにドラムがソロの時に耳の保護のためにヘッドフォンしてるの、かなり自分勝手な感じです。
迷ってたんですが、やはり紙ジャケCD買いますか。

ダイノジのDJが面白くて、つい見る。
ジャンル問わずのキラーチューン&振り付け。これは盛り上がりますよ。


DJ SHADOW&CUT CHEMISTまで時間が空いたので、それまで見ようと思ったペットショップ・ボーイズが最高すぎで、つい最後まで見ちゃいました。
「エレクトリック・エンタテイメントを見せよう」と始まったのはヒット曲の連発。打ち込みのトラックは快感中枢直撃。
映像や演出、ダンサー&コーラスのスタイリングも80年代のロスト・フューチャー(&バブル)な感じで、もはや新しいかも。

アンコールの最後は「Go West」で一番の盛り上がりだったんですが、これがYMCAのビレッジ・ピープルのカバーという事はあんまり知られてないですよね。

これは聞きなおさないと。サマソニに出たアーティストの曲だけ10曲落とせるi-tunesのプリペイド・カード使いますか。


写真はバックステージでガチャピンに遭遇(エアギターに出たそうです)
ばく転までしたそうです。見たかったかも。


夢がかなう事ありますよね

2007年08月12日 | Weblog
もう2度と見れないだろうと思って諦めていたアーティストのライブが奇跡的に見れる事は夢がかなう事ですよね。

僕の場合はモノクローム・セットとレビロスの再結成と元オンリー・ワンズのピート・ペレット(オンリーワンズ再結成で来日らしいですが、まじすか)で本当に嬉しかったです。
特にレビロスは僕の楽しかったライブ・チャート1位かも。

最近ではジョアン・ジルベルトとヴァシティ・ヴァニヤンも感動しました。

去年のフジ・ロックのギャング・オブ・フォーは見に行かなくて後悔してます。


そんな中、実質解散し、もう、まさか見れないと思っていた最近話題の進行方向別通行区分のライブが見れたんですよ!

一時はオフィスで必ず1日1回は誰かがかけてました。
僕もジムのBGMにはこれしか聞いてません。

僕らの執拗なプロバガンダにより、フリークになったメンバーが吉祥寺に集結。

「池袋崩壊」「タイフーン17」「白兵戦」名曲の数々さらに新曲!まで。

至福の夜をすごしました。

僕が後、死んでない(多分)ミュージャンで見てみたいライブは書き連ねれば、きりはないですが、キャプテン・ビーフハート、パブロフズ・ドッグ(林檎ちゃんも好きらしいです)オリジナル・ウルトラボックス、ガールズ・アット・アウア・ベスト、キャプテン・ビヨンド,マイ・ブラッディ・バレンタイン(92年来日見ました)そしてはっぴいえんど(85年のは見ました)

良ければコメントに皆さん書いてみてください。

PS,芝居で見たいのは大人計画で井口昇が作演出を手がけた「赤い給食」はもう一度見たいです。










隠れ家レコーディング・スタジオにて

2007年08月11日 | Weblog
女子美大生デュオPoPoyansのデモのレコーディングで目黒倉庫という名前のスタジオ。
学芸大学駅から10分。
炎天下、機材を抱えた女子を、延々歩かせた上に、さらに道を間違え、顔では「大丈夫ですよ」と言ってくれましたが、目が笑ってなかったです。すいません。

ここはミュージシャン3人が共同経営していて、基本的にはプライベート・スタジオ。
こんなとこにスタジオが!という感じな場所にあります。
オーナーが自分で使うという事を前提にしたならではの拘りが良い感じ。


3年ぶりに来ました。
湯川潮音がエンディング・テーマ担当した、映画「犬猫」(地味傑作映画)のレコーディング以来です。

二人にはライブと同じようにセッテイングしてもらいレコーディング。5曲録りました。名曲の予感がしたかも。

お洒落なカフェで乾杯。
女子は一般的にメニュー迷うじゃないですか、でもメニューの種類がたくさんある店の方好きというアンビバレンツ。

男子は「ふぐのAコースで」とか「カツどん、盛りそばセットで」とか「今日のお勧めで」とかで、そんなんでいいですよ。

この店は「いなりコロッケ」とか、ちょっと惹かれるけれど悩む、みたいなメニュー満載。

女子にとって、悩むのも食事の楽しみという、大前提に立っているとしか思えませんでした。

写真はスタジオにあった妖怪グッズ
鬼太郎ではなく、なぜ目玉のオヤジなのか(その方が使用料が安いんでしょうか?)
火はつけるのに燃え移らない火、というのは「火」なのか?
「ひとだま君」と書いてあったのですが、ひとだまは男子なのか?
ひとだまは、そもそも妖怪なのか?
謎深まりました。

何はともあれ火つけてみたいです。












横浜でビザール・ギター

2007年08月09日 | Weblog
冨田恵一さんとのオーディションでエントリーになった島村智才さんのライブで横浜、サムズ・アップ。
ここ初めて来ました。
驚いたのは入り口のディスプレイにかなり無造作に60年代のビザール・ギターが積まれていたこと(写真です)
今でこそ、ブームは過ぎましたが、僕もテスコ2本持ってるんですが
その筋のマニアにはかなり垂涎なのではないでしょうか。
磨いてリペアしたいです。

島村さんのライブはサポートは、インテルのCMのマリエさんでも
最近有名なデビッド・ヤノ。
見た目は完全なブラックなのに話すと、かなりベタな日本人なんですね。
DEDEという自分がリード・ボーカルのバンドもやってるそうです。
今度見に行きます。

彼女は急造なバンドだったのですが、彼女の、この声があれば全然もってけますね。

次回のライブは8月14日下北沢mona recordsで僕のイベントに出てもらいます。

このブログでは常連の沼田壮平、PoPoyans,ロッキンオン・フェスに16歳で出演の倉品翔君が出演です。これは是非来てください。

この小屋は食事も充実してて「夏野菜バジル・パスタ」というのを頼んだんですが、暗すぎて何食べてるか分からず。
かなり悩んで「これはベビー・コーンの焼いたのを芯ごと食べてる」と、はっと気が着いたのは
「Water!!」の気分でした。







横浜でビザール・ギター2

2007年08月09日 | Weblog
かなり、これも宝の山だと思います。
店内にもリッパー・ベースが無造作に棚の下みたいなとこに置いてあって「もったいなぁっ」と思ったんですが、ギブソンではなく、国産のレプリカでした。

新宿JAMは好きです

2007年08月08日 | Weblog
月曜日は新宿JAMでスタッフのダイエットに失敗した罰ゲームで今月一杯「豚野郎」呼ばわりののARI君のイベント。

この小屋は思い出たくさんです。初めて来たのは80年くらい。
現、氣志團、BaseBallBear等のマネージメント社長KWRD君がキーボードだった日本のゴス・バンドのオリジナル、ジル・ド・レイのライブ見ました。

それからウィラード、ファントム・ギフト、スーパー・バタードッグ、ポリシックス、などなど

ナンバーガールの99年のライブは僕が袖で撮った映像が、そのままワンカメで「イギー・ポップ・ファン・クラブ」のライブ・バージョンのPVになりました。

今日だけ特別なんですが、1000円飲み放題は良いシステムです。ここはちゃんと発泡酒でなくビールをきちんとジョッキで出すし、アルコールの種類もちゃんとあるし。

19歳のギターが出戻ったJUGONSは若きフランク・ザッパDNA

ハイスイノナサのバカテク(8分の11拍子と8分の6拍子の繰り返し、相対性理論の真部君の分析)には痺れました。


もう少し換気が良くて、禁煙にしてくれると最高なんですか。


ハコウチ(ライブハウスで、そのまま打ち上げする事ですね。新語)で2時過ぎもう帰ります。




ROCK IN JAPAN FES 2日目

2007年08月06日 | Weblog
会場周辺のホテルが全然取れないので、少しづつ下がっていったら土浦(勝田から各駅と45分)でやっと取れました。
でも駅からも、遠くコンビにもなく、犯罪者が潜伏してる感じの怪しいホテル。
早く寝ちまえと思い、自販機で売っていた缶チューハイを2本一気飲みして、即寝したら6時半起床。する事ないので朝風呂入って、しょぼい部屋で意味不明なリラックス。


BaseBallBearは去年から会場がスケールアップしてレイク・ステージの一発目。
新年のロッキンオン・フェスに続いて2回目の夏コスプレ。
こういう遊びが出来るのはこのバンドの強みだし、新しいキャラクターだと思います。
レゲエでやるタオル回しをパクッテもいやみにならないし。次はエーチャンばりに
上に投げさせますか。
関根さんブルーのムスタング・ベース久々の登場。
音の帯域がギターに近いのでアンサンブル的にはユニークになりますね。
目指せティナ・ウェイマス。

遠藤賢司バンドを見に行き、湯川潮音ちゃんと合流。お父さんも出てますから。
エンケンさん出身地なんですよね。

このブログで何回も書いてますが、僕は15歳でエンケンさんのライブを見て、その後の音楽観に大きな影響を受けました。
こんなアーティストは他に知りません(飛び入りコーラスで出たサンボマスターも言ってました)
楽屋行って挨拶して握手出来るなんて、15才の僕が見たら、もう泣くと思います。
トシさんのドラムはフリー&バッド・カンパニーのサイモン・カークに近いと思いました。こんな訛ったリズムのドラマーはあんまりないと思います。
トーベンさんのベースは若いロック・ベーシストは全員聞くべきです。

DJ OZMAは面白すぎ、くだらなすぎ。楽屋で「○○バーサルのカノウさん!”?」
て呼ばれたんですけど。本当ご無沙汰ですいません。
僕を次に必要な人が常に居るんですよ。分かって下さいね。
でも僕が出来る事なら法に触れない、印鑑を押す以外の事ならなんでもやりますよ。

井上陽水は、あの声が響くだけで空気が染まります。


今回の僕的なメインはヤノカミこと矢野顕子&レイ・ハラカミ。
レイ・ハラカミは本当に大ファンです。
特に長距離の移動中のi-podはレイ・ハラカミしか聞いてません。
先月のNYへの飛行機もRHだけでした。

音色、リズム、コード感、すべてオリジナル。
主旋がないのに、ここまで歌心がある音楽はないと思います。
最近は音楽を聴いていないときでも頭の中で鳴ってます。

これに矢野さんの表現力ありまくりなボーカル。至福です。

ROJFは今年から全て禁煙になって快適でした。
フジ・ロックはお題目は色々ありますが、「タバコは回りを気づかって」とか回りくどいこと言わないで全面禁煙にしてもらいたいですね。

さて今週土曜日はサマソニだ!。

写真は裏から見た夕景のレイク・ステージです。