天才探しの日々

EMIミュージック、新人発掘セクション「GREAT HUNTING」のチーフ・プロデューサー加茂啓太郎の日々のあれこれ

12月31日

2005年12月31日 | Weblog
BaseBallBearのライブで下北沢ガレージ。


彼らの初ライブはここで4年前、
高3&高2。

そして大晦日のオオトリまで来ました。

色々フラッシュバック。

ここがゴールじゃないけどね。


紅白に出てくれと言われても、ガレージに出続けましょう。


12月30日

2005年12月30日 | Weblog
「カウント・ダウン・ジャパン」を見に幕張メッセ。

まずはアヒト・イナザワ率いる、VOLA&THE ORIENTAL MACHINE。

アルバムを一足先に聞いたのですが、出来の良さにびっくりしましたが、それに違わぬステージ。

エコバニのカバーの「Back Of Love」は泣けました(もちろんオリジナルも良いです)


やれば、なんでも出来る男と呼ばれただけの事はあります。



空腹なので、なんでも良いから食べようと思って一番だれも並んでない店にいったら不味かったです。そういうもんなんですね。


ハイファナのリアル・タイム打ち込みにぶっ飛び。

そしてZAZEN BOYS。こんなビートとグルーブを聞かせるバンドは聞いた事がないです。



12月29日

2005年12月30日 | Weblog

デモが良かった女性3人(Bassはサポート)21歳のバンド、エレクトリック・トイズのメンバーと会う。

なかなかキャラも立っていて良い感じ、メンバーの一人が「音源はほとんどダウンロードで買います」、という発言が新鮮。

理由も「安いから」と。

明快ですね。


原宿で、潮音ちゃんと来年の事など打ち合わせ。

品川のスタジオで昨日の彼女のライブをミックスしているので移動。

セキがイントロでかぶったり、若干の演奏ミス等はあるものの基本的にはOK.

これはライブ・バージョンのPVとしてスカパー等でかかるので皆様チェックして下さい。










12月28日

2005年12月30日 | Weblog

湯川潮音が六本木ヒルズのJ-WAVEにジェームス・イハ(元スマパン)と一緒に生でゲスト。
7~8年前に川崎の今は全く使わない、なんとか会館に見に行きました。
その事を話すと「It'S LOUD ERA」(多分)と言ってくれました。

番組は潮音ちゃんも当意即妙、軽妙洒脱。
最初にラジオに出た頃に比べるとびっくりするぐらい如才なくこなします。

終了後、24日に、ここに来たとき気になったCARSの「CANDY OH」のジャケがプリントされたT-SHIRTSが、いい値段だったのですが、どうしても欲しくて購入。


僕の人生のポリシーのひとつは「買わない後悔より、買った後悔を選ぶ」ですから。

空腹に気づき、ヒルズの地下の久留米ラーメンに飛び込む。
福岡ラーメンのオリジンは久留米で、中華街で修行した料理人がスープを作ろうとしてうっかり火をつけっぱにしたら、あの白濁したスープが出来たそうです。


久留米は当時ナンバーガールの向井君の実家に泊まるために一度行きました。

その時「南京千両」という彼がレコメンする店に行ったのですが、相当近いかも、
向井君に教えないと。


そして、湯川潮音の企画「空想音楽界」AT代官山ユニット。

そしてゲストはジェームス・イハ!!!

動員10人以下のライブの日々を思えば甘味料(打ち間違えたら面白いので残し)
ですね。

遠い目すぎ。


来て頂いた人どうもありがとうございます。


打ち上げも、某バンドのBASSの方が居てびっくり。

酔っぱらって失礼があったらご容赦ください。

イハがDJがやるというのでユニットに潮音ちゃんを含む、ガーリー軍團と戻る。

結構80’Sな感じ、でも混みすぎ(ガーリー軍団は5秒で帰ったそうです)、一杯飲んで、もう電池が切れて退散。



























湯川潮音の「空想音楽界」で代官山

12月27日

2005年12月28日 | Weblog
細野晴臣さんのライブを見に、九段会館。

何度来ても、ここは趣があります。

僕の「無人島ディスク」ははっぴいえんどの「風街ろまん」でなんの迷いもありません。(もうちょっとテープのヒスノイズがなければ完璧なんですが)

こうやって聞いていると意外にAとBだけで出来ている(サビがない)曲が多いですね。それでもこれだけ聞かせてしまうのはすごい。

なんでこんな天才が生まれたのかなぞ過ぎます。


もし細野さんがいなかったら日本の音楽シーンは相当奥行きの無いものに成ってたと思いますね。

帰り道、i-podで「暗闇坂むささび変化」聞いてたら星がにじんで見えました。

年取ると後から来るとライブのMCで細野さん言ってましたが、それがこれでしょうか。





12月26日

2005年12月28日 | Weblog

BaseBallBearの新曲リハでいつものライト・スタジオ。
前回聞いた段階ではサビが弱い、これではシングルの表題曲としては勝負出来ないという事で彼らにリクエストしたのですが、それを聞くというわけです。

出来た、出来た良い感じのサビが出来ました。

一安心、本当はこの日からレコーディングの予定だったのですが、この状態では無理という事で飛ばしたのですが、その甲斐がありました。

夜はそのBBBのチーフマネージャーのKWRD氏と大学の共通の後輩で、今、東芝EMIで海外営業といって邦楽を海外に売り込む海外営業と部署のKTO君と飲み。

もう25年の付き合いですね。


KTO君はKWRD氏に、こき使われてました。
KWRD氏のバンドのローディーをやっていて吉祥寺から横須賀に朝9時に行って、新宿JAMでライブとか。(当然ノーギャラ)

KTO君は大学卒業後ウェイターやってて、口笛がすごく上手くてちわきまゆみのレコーディングに呼びました。

その後、仕事ないというので推薦したら会社にもぐりこみ、今に至ります。


KWRD氏は赤のスリムのジーパンでナチュラルのストラトでVo&Grでイギー・ポップのカバーやっててカッコウ良かったです(今は見る影無し)

その後、白塗りでキーボード弾いて、ジルドレエ(同名異バンドありますが)というビジュアル系の走り(81~82年頃)のバンドのメンバーでした。

ロフトのワンマン当時やりましたからね。
なかなかの人気でした。

氣志團(彼らのチーフ・マネージャーでもあります)のメンバーに当時出た7inchシングル聞かせました(ほとんど流されました)。

主な話題は共通の友人で、この3人にものすごい影響を与えた関川公(彼とのエピソードで一晩話せます)という人間がいるのですが、今全く消息が知れません。

生きていれば石川県のどこかに居るはずなのですが、もし情報があれば教えて下さい









12月25日

2005年12月26日 | Weblog
湯川潮音のリハでライト・スタジオ。
ここは東芝EMIが契約しているので、良く使うわけです。

初めて来たのは、まだ80年代だったような。そうだウィラードのリハに使ったのが始めてかも。

その当時はスタジオは3階までだったのが、今はビル全体がスタジオになっちゃいました。

ヒューズ、マグースイム、フリーボ、ナンバーガール、色んなアーティストとここで仕事しましたね。

リハはウーリッアーが壊れるなど、トラブルもありましたが、休憩に簡単にシャンパンでメリークリスマス。

良いライブになりそうです。28日の代官山ユニットは是非来てください。
元スマパンのジェームス・イハもゲストで出演です。


途中で抜けて、駒澤大学のライブハウス、「ガソリンアレイ」
知ってましたが、来たのは初めてでした。
来年で開店30周年だそうです。

すごいですよね。でもライブハウスってつぶれないですね。

苦情等で移転になったりとかはあるけど、新宿JAM,アンテイノック、下北屋根裏、
下北ロフト、目黒鹿鳴館など、どれも20年以上はありますよね。

パワステ、ライブイン、今はないのは割と商業的なオオバコだったりしますよね。

どういう利益構造になってるのでしょうか?

見たのは21歳女性G,Vo,Dr(Bは男性のサポート)という編成のエレクトリック・トーイズ。
デモをShort Cut Auditionに送ってもらったのですが、良かったので見に行きました。

演奏うまい(特にDr)。そしてギターの歪が少なめでカラカラと乾いた音でカッティングする感じはナーブカッッエ(知ってます?)を思い出しました。













12月24日

2005年12月25日 | Weblog
六本木ヒルズにアイルランドの合唱隊アヌーナを見に行く。
古代のケルト音楽を現代によみがさせるというのがコンセプトだそうです。
UKチャートでもTOP10に入った事もあるそうです。

去年はここにブルガリアの合唱隊を見に来ました。
毎年クリスマスはこの種のグループを呼ぶようです。
ただだし、チェックした方が良いですよ(外なので少し寒いですが)

編成は男性、女性各6名、プラスバイオリンとハープ、そしてダンサー。

上手い、そして意外にポップ。

ジェスロ・タルのアルバムで「SONGS FROM THE WOODS」というケルト・ミュージックにアプローチしたアルバムがあるのですが、それにすごく似た印象があって、なるほどと腑に落ちました。


青山のプラッサ11でスティールパンのライブ。

ここは入ったことは無かったのですが、昔から前を通るたんびに何なんだろうと思ってました。

中は30人も入ればいっぱい。音もほぼ生音。

編成はスティールパンにベース、ドラム、パーカッション。
ゲストで女性ボーカル


もっとラウンジーなものを予想していたら、
最後はさらにパーカッションが一人入り、最後はリズムの嵐。押し寄せるグルーブ。












12月23日

2005年12月23日 | Weblog
青山の「月見る君思う」にあるバンドのライブを見に行く。
この小屋は初めて行きました。
青山のど真ん中にあるんですが、こんなとこにこんな小屋があったのかという感じです。
なんかの間違いで儲かったらライブハウスやるのも良いなぁ、とふと思う。

一緒に見にいったディレクターと飯。

衝撃の発言!人生どこでどういう事になるか分からないものです。
(プライベートな事なので書けませんが、おめでとうございます)

BRIGHT EYSの「FIRST DAY OF MY LIFE」の色んな人(基本カップル)がヘッドフォンでソファーで音楽を聴いているだけなのですが、そのビデオがすごくなんか良くて、ぐっと来た。
CDで聞いたときはさしてなんとも思わなかったのだけれど、この曲は映像を伴う事で感動度を上げたという意味で、今年のマイ・ベスト・PVです。

(後、次点は手前味噌ですが、僕が撮った映像がまんまPVになったナンバーガールの「Iggy Pop Fun Club」でしょうか)

12月22日

2005年12月23日 | Weblog
デモを送ってくれた21歳の男子と会う。
すごい良いなと思ったら、もう数社のメーカーやマネージメントからアプローチがあったとか、いやー。うかうかしてられませんね。

変な話ですが新人発掘は早い者勝ちというところがあるのも経験上現実なんですね。

でも僕は例え競合しても僕を信じてくれれば、才能が本当にあれば絶対後悔させません。

才能が無くても売れる事はあるのも、この業界ですが、才能は無い人を売る事は逆に僕は出来ませんが、それでも良ければ是非。

湯川潮音のスペシャの収録。フェイバリット・ビデオをあげて下さいという事で
ボニー・プリンス・ビリー、ジョアンナ・ニューサム、ハイ・ラマズとかなり通好み(エンケンBOX楽しみ)
でも、自然体でこういったチョイスをする事が彼女の奥行きですよね。
めったに見れないPVなので是非、見てください。

戻ってぴあの取材。インタビューアーは岡村詩野さん。

臨機応変な質問のフレキシブルな対応に関心。


今日のBGM、ジュディ・シル「HEART FOOD」
XTCのアンディー・パートリッジのライナーもすごく良いです。
このHappy Sad感はたまりません。