要介護5の祖母の在宅介護記録。

要介護5の祖母を在宅介護している。在宅介護の記録。

受け入れること、受容。

2023-09-28 23:08:00 | 日記
本日も祖母のお見舞いに行きました。今日は、脚を相当痛がっていて、見ているのが辛くなりました。途中で看護師が食事を持って来てくださったので、私が「今日はすごく痛がっていますね」と伝えたところ、モルヒネをフラッシュしてくれました。看護師がダブルチェックでモルヒネをフラッシュする様子を間近で初めて見ました。


そして、私の心境に変化もあります。色々と「受容」することにしました。先日も書いたようにその病院に対して、色々と思うことがあり、行くたびに辛くしんどい気持ちになっていました。しかし、次々と祖母に病名がつき、血液検査を含め刻一刻と悪くなっていっていることを目の当たりにし、気持ちに変化が起き始めています。

私の頭で覚えている範囲で祖母の病名は、
・間質性肺炎
・縦隔気腫
肺塞栓症→追記:9/29に確認したら無い
・下肢閉塞性動脈硬化症
・第一腰椎圧迫骨折


です。他にも血便、食欲不振(もうほとんど飲めず食べず)などもあります。さらに、血管が弱くなり点滴が漏れてしまうので、今の形態で点滴を入れるのが難しくなってきたとのことです。たしかに、祖母の腕が最近、紫色の部分が多いことに気が付いていました。


母の意思で鼻から栄養を入れることは希望していません。それは、母の父(私の祖父)が最期、そのようにしていて苦しい姿を見てきたからです。明日も主治医から電話がかかってくるので、太い静脈から輸液を入れることはどうか、モルヒネを増やすことはどうか、など相談するつもりです。


そして、主治医から今日伝えられたのは、血管に強い某病院への転院は叶わないということです。某病院での見立ての結果、血栓が太ももあたりの3本の動脈に詰まっており、詰まってから時間が経過していること、つまり、治療の施しようがないとのことでした。


さらに、主治医が色々な専門の先生に聞いてくれたようで、脚の切断を選択肢にという医師もいれば、脚は残したほうがいいという医師もいるとのことでした。


圧迫骨折の疑いのあたりで病院に対して思うこともありましたし、私が救急外来に行った病院(私は紹介状で病院変更)もそちらなので、父、母、私は複雑な気持ちに苛まれていました。しかし、少なくとも私は今、色々とやってくれているんだという気持ちになりました。祖母は少し前に容態が悪いからなのか、ナースステーションに近い個室に移され、個室で面会しています。


私が何よりも大事にしたいのは、祖母の痛みや苦しさが和らぐこと、母が母の納得する形で祖母を見送ってあげてほしい、ということです。そして、私は「諦めた」のではなく「受け入れる」ことをようやく覚えました。ちなみに、母と私は祖母が「自宅に帰りたい。連れて帰って。」というのを何度も聞いているので、その願いを母が叶えるのなら、私も全力でサポートする旨を母に伝えています。


*毎日、病と闘っている祖母を見ているため、私の思いや考え、感じ方がコロコロと変わります。それをそのままブログに投稿しているため、気を悪くされる方がいらっしゃったら、申し訳ございません。



写真:今日の都内。35度と暑かったのですが、ふと上を見ると、木々は秋を感じるようになってきました。
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【経過】モルヒネ開始

2023-09-27 19:57:00 | 日記
9/26(火)
相変わらず、祖母は脚の痛みに襲われています。モルヒネが点滴で入ったものの、少量から始めてもらっているためか、面会に行った際もほとんどの時間、痛みで会話ができなくなります。ただ気になったことは、昨日、呂律が少し悪くなった気がしました。


私は何が辛いかというと、祖母が意識があるのに痛みに苦しんでいることです。時々、よく分からないことを言いますが、概ね頭はしっかりとしています。いつも読んでいた新聞も読みたいとリクエストがありました。そして、ほぼ毎回「まだ死にたくない。家に連れて帰って」とはっきりと言います。それゆえ、血流がほぼ流れていない右足の痛みで苦しんでいる姿を目の当たりにするのが辛くて辛くて仕方がないです。


9/27(水)
面会に行くとスヤスヤと寝ていました。主治医からも夜は寝られているそうだと聞いていました。私も確認しようと、あえてすぐに声をかけず、5分ほど静かに見守っていました。脚を動かす機械が動いた時だけ少し痛がった様子を見せましたが、その後も寝息を立てていました。


今日は、お昼頃にモルヒネのフラッシュ(頓用で一時的に薬を増やすこと)を2回ほど行ったそうです。そのためなのか、昨日と比べて痛がる様子がほぼなく、私が聞き取れる声を発して話すことができました。


そして、たまたま食事の提供の時間と重なったので、全粥をスプーンで祖母の口に少し運んでみましたが、食べられずに出してしまいました。看護師が配膳や上体を起こして食事の準備をしてくださる過程で祖母が大きな声で「痛い!」と発しました。あまりにも大きな声だったので、びっくりしました。


「おばあちゃん、まだこんなに大きな声を出せるんだ👀」と私が言ったら、看護師も「このくらい大きな声を出せるなら、まだ元気ですよ。」とおっしゃっていました。祖母は病院が嫌いなので反骨精神なのか、その辺りが気丈で私は苦笑しました。


【メモ】薬剤以外のこと
①元々、間質性肺炎で入院したため呼吸器内科にいるが、今一番の問題は右足の動脈に血栓が詰まり、血流が流れていないこと。

②血流を良くするための点滴は血便のため中止。

③脚の切断は年齢や心臓、肺の状況、おそらく麻酔に耐えられる体力がないこと、手術後の痛み、QOLの観点から避けたいというのが母と私の意向。90歳になる祖母に義足をつけて歩けるようになることまでは望んでいない。痛みを和らげてあげてほしい。


④脚に関してが今は最重要項目なので、血管に強い某病院に転院を希望している。主治医と某病院でやりとりしてくれたが、一旦断られている形。某病院は詳しくCTを診てから明日以降、主治医に返事をくれるとのこと。


⑤26日、痛みにあえぎながらも、新聞が読みたいとのリクエストがあり、27日に持参。

⑥祖母の好物のヤクルト、種無しピオーネ、バナナ(ごく少量)は飲食できる。


とりあえず、以上。



写真:コスメ、祖母と私は美容関連が好き。

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現実はあまりにも重く辛い。

2023-09-25 14:05:00 | 日記
色々と想像を超えるよりはるかに現実が重く、ショックを受けています。とりあえず、祖母に関して書けることを箇条書きにて失礼いたします。



①右足の痛みについて
・右足の血流が非常に悪く、今後、壊死する可能性があること。痛みを和らげる苦痛緩和のために脚の切断も視野に。
→CKの値 基準値45〜163
25日(月)2000超え
23日(土)1065

→セカンドオピニオンを受ける予定
(本人不在でもセカンドオピニオンを受けられるとのこと。病院はこれから探す。)

・モルヒネの投与を開始
→以前、膝関節の手術後にモルヒネを使っていた際、嘔吐していたので少量から始めてほしいことを伝えた。1日5mgから開始される予定。

・右足が血流が悪いため冷たい
→ヘパリンの点滴をしていたが効果なし。むしろ血便が出てきてしまっている状態。

・右脚の原因
→急に不整脈が起き、血栓が詰まった可能性が高い。慢性的なものではない。時期は不明。今は全く歩けない。リハビリも痛みのためにほぼ出来ておらず、マッサージ程度。

②胸痛について
縦隔気腫によるもの。最近、胸の辺りを本人がさすっているのを私も見ていた。

③臀部の痛みについて
腰椎第一圧迫骨折あり。しかし、直近では起きたものではなさそうとのこと。ヘルニアは無し。
→カロナールとセレコックスで対応していた。

④間質性肺炎について
8月17日に1回目に救急車で運ばれた日と比べよくなっている。酸素も0.5リットルで様子見。無くてもいいかもしれないとのこと。しかし、脚や臀部の痛みが強く息が荒くなり、酸素濃度が落ちるので0.5リットルは入れてもらっている。


以上。



2回目に入院した日よりも表面上、たとえば表情や話す声の大きさ、目がしっかりしていることなど、良くなっていると思っていました。しかし、23日(土)に主治医から伝えられ、本日25日(月)血管の専門の医師も診てくれたそうで、電話を受けました。


祖母は手術を不安に思い、涙することを私は想像できます。これ以上、祖母に負荷をかけたくないため、祖母には脚の切断の可能性があることを伝えていません。そして、脚が壊死した場合のリスクも承知しています。しかし、今年90歳になる祖母にその手術を耐えられるかという心配もありますし、言葉で表現しがたい感情もあります。これは家族で話し合わなければと思います。


(写真:奥多摩の旅館で祖母と)

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色々と病名を告げられ、頭が追いつかない。

2023-09-23 22:35:00 | 日記
本日、主治医から祖母の病状をお聞きしました。臀部の痛みの原因、右足の痛み、その右足が冷たくなっている原因、胸の痛みなどについてです。緊急で造影剤を入れてCTの検査も行われました。


そしてその結果、初めて聞く名前の病名や脚の切断の可能性があることなどを聞き、今はまだ頭が追いついていません。しかし、主治医がとてもいい方で聞きたいことも聞きやすく、家族としては救われています。


数日前より祖母は覇気がだんだんと戻ってきて、ストローでヤクルトも吸えるようになりました。声にも張りがあります。さらに「まだ死にたくない。家に帰りたい。」と言っています。少し前は痛みのあまり「死にたい。」でした。
さらに、血中酸素濃度も安定してきて、最近は酸素の吸入も1リットルから0.5リットルに減りました。それなのに体の中では様々なことが起こっているなんて・・・。


私の頭の中で、きちんとアウトプットできるようになったら、記録としてブログに投稿するつもりです。ただ、89歳の高齢の祖母に脚の切断の手術は避けたいと思っています。そして、母と私は今日、ゆっくりと話しましたが、同じ方向を見て、同じ思いでいます。



写真:祖母も好きで、よくプレゼント用に買ってくれたAmieが販売する羊羹2種(煎茶味・ほうじ茶味)



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【身体抑制】おばあちゃん、看護師さんを叩いたらダメだよ。

2023-09-20 11:05:00 | 日記
9月19日(火)、祖母のお見舞いに行きました。コロナ感染対策で、大部屋には家族も入れないので面会の際は、談話室まで祖母に来てもらいます。個室の時は部屋に入れました。


前回の入院の際は、初めは点滴をつけながら車椅子でしたが、やがて杖をついて徒歩で来ることができるようになっていました。今回は歩けないので、ベッドのまま看護師さんに連れてきてもらいます。


その間に看護師さんから「身体抑制に関する説明書・同意書」の説明を受け、母がサインをしました。前回も同様にサインしましたが、前回は身体抑制の措置を取られることはありませんでした。


しかし、今回は、摘便や臀部の清潔を保つための処置の時に祖母が看護師さんを叩いてしまうとのことで、両者の安全を守るために祖母の両手にミトンがつけられていました。


私は仕方ないことだと分かりつつもショックでしたが、母は呆れた様子で「仕方ないわ」と言っていました。前日までは、痛みと脱水で弱々しく、私の言うことはよく聞いていたのに。。。


でも、病院嫌いの祖母と少しボケてしまった(言葉が不適切かもしれませんが、認知症の診断はされておらず、身内なのでこの言葉を使います)祖母だと処置をしてくれていても痛みや悔しさから看護師さんのことを叩いてしまうことは想像できました。


ただし、自宅で介護している間は母にも私にも全く暴力を振るうことはなく、痛いと言っても感謝の言葉があったので、叩かないで我慢することもできるはずです。


そのため、母も私もそれぞれ筆談で、それぞれの言葉で「絶対に叩いたらダメだよ。看護師さんは、おばあちゃんが楽になるように、そして、清潔を保てるように処置してくれているんだよ。だから叩いたらダメだよ。」と何度も伝えました。


祖母は「年寄りだからってこんなことされて。悔しい。」と言っていました。私は「おばあちゃんが叩かなければ、ミトンをはずしてもらえるからね。叩かないと約束して。」と伝えました。祖母も「わかった。」と頷いていました。看護師さんはプロとはいえ、叩かれたら痛いでしょうし、いい思いにはなるはずがありませんよね。祖母に私の言葉がしっかりと伝わっているといいのですが。。。ちなみに、点滴のおかげで前日よりは元気になった気がしました。


ちなみに、ミトンを見てショックだと書きましたが、身体抑制を見ることに対して、私には多少免疫があります。と言うのも、香川県の祖父が脳梗塞で倒れ、5年前、入院していました。その際、祖父が無意識に点滴を抜いてしまうので、確実に医療を施すうえでミトンを付けてもらっていました。


祖父と祖母とでは理由は異なりますが、医療、安全という点で時に仕方ないことだと思いました。今のところ、祖母もミトンだけで足や体は自由の状態でした。


面会時にしていた点滴
17時ころ
・ソルデム3A輸液 500ml

*普段、祖母が服用している薬や塗り薬は、入院先に持参して管理してもらっています。
 


写真:香川県から見る瀬戸内海

コメント (2)
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