要介護5の祖母の在宅介護記録。

要介護5の祖母を在宅介護している。在宅介護の記録。

ひとつ峠を越えた祖母。

2024-05-28 19:45:00 | 日記
もう何度も祖母の命が・・・と思ったことか、わからなくなってきたほど、祖母の容態は不安定である。特に先週は、訪問看護師を何回呼んだのだろうか。医師も来たのは先週だったのだろうか。目まぐるしく毎日が変わるので、把握しきれなくなってきた。


昨日は、スイカを誤嚥して顔が真っ赤になった祖母の背中をとにかく叩いて下から撫でて吐き出させた。これまでにも何度もあったけれど、ほんの一瞬でそうなるからすごく怖い。毎回、怖い。慣れることはない。


母と幾度となく「覚悟」して「涙」を流しながらつづけている在宅介護もまもなく7ヶ月目。奇跡のように祖母が生きてくれている。闘病の祖母、そして母と私、それぞれ踏ん張って気張っている感じだ。


一旦、峠を越えた日曜日。祖母は入浴に行った。母が介助に入ったけれど、祖母が爪を立てて離さなかったそうだ。その日に撮ればよかったが、これは今日の写真。たしかに赤く爪痕があった。でも、なんだか祖母と母の攻防戦すら愛おしく思う。祖母と母がやり合えるのも命あってこそだから。私は母にそう呟いた。



そういえば、看護師から間質性肺炎がもっと進んだ場合のことを聞いた。自宅の酸素は5ℓまでしか出ない。濃縮する手段はあることもわかった。しかし、さらにその先、祖母が今より苦しくなったらどのようになっていくかを聞いて、私は耐えられそうにないと思った。でも、「ここまで来たら最期まで自宅でみようね。今更、病院にお願いするのは心情的にできないよね。」と母と話している。



在宅介護、ものすごく大変な状況・心境になってきたことを感じる。容態の乱高下がある祖母、それをみつづける母と私。自由の効かない生活とジレンマ。そして、その先にあるのは「死」。経験して初めて知った。胸がえぐられるような感情が今、ある。



最近、18時台に出るこの空の芸術が好きだ。しかし、今は暴風雨。台風も来そう。低気圧に祖母が耐えられるか、心配の種がまたひとつ増えた。
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