Piacere・・・ピアチェーレ

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映画 「 日本沈没 」 (1973)

2006-07-31 | 映画・観劇
映画「日本沈没」1973年版を見た。

やっているのを知らなかったけどケーブルテレビにたまたまチャンネルを合わせたらやっていた。

主人公、小野寺俊夫(草剛が演じた)は藤岡弘(「藤岡弘、」になる前かな?)、
阿部玲子(柴崎コウ)はいしだゆみだった。
いしだあゆみが一番きれいだった頃かもしれないと見ていて思った。
二人が海岸で抱擁しているときに伊豆天城山が噴火するというシーンがあった。

   


映画で豊悦が演じた田所教授は小林桂樹、石坂浩二が演じていた山本総理は丹波哲郎・・・

2006年版には出てこなかったけど、重要な役どころの100歳の渡老人に島田正吾・・・

2006年版は主人公二人のラブストーリーが目立った?けれど、前作は女性出演者も少なくて、
男のドラマという感じが世の中の流れを意識するかなぁ~

東京大地震のシーンは33年前という時代を感じないくらい迫力がすごかった。
ビル・マンションの倒壊、下町の民家の倒壊・出火・・・
体が燃えている人やガラス片が目に刺さって出血している人、猛火にまかれて焼死した人たち・・・
リアリティがありすぎて怖かった。

日本国民は世界中に避難していくことになるのは新・旧作とも同じ。
小野寺と玲子は日本が沈没する前にスイスに行くと決めていたのに、
そのときに起こった富士山の噴火でそれも実現することなく離れ離れに・・・
日本列島は完全に水没・・・地図からも消えることに・・・

国土はなくなっても世界のどこかで生きていると会えるかもという切ない暗示のラスト・・・



2006年版は国土が沈むことを少しでも阻止するための試みが描かれているのが
今を生きる私たちには希望が持てるのかも・・・。
新旧作を対比して見るのもいいかもしれないよ。



        



旧作で小野寺の出身地は大阪だった(新作は福島県・・・たしか)
日本が沈むことを知らない(自分も言えない)心斎橋筋を歩いている人たちに、
「みんな逃げろ」とさまよっている小野寺・・・
大阪も(お愛想でも)一応重要な舞台として扱われていたんだな?









     


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