Piacere・・・ピアチェーレ

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映画 「後妻業の女」 

2016-08-30 | 映画・観劇



8月27日から公開の、大竹しのぶ主演映画「後妻業の女」を見てきた







初回 9:20 公開の映画館は、後妻業を目指すような年代女性と
だまされるような年代の男性で半分くらいもう席がうまっていた




みんな主役をはれそうな豪華出演者たち












でも、やはり、この人!


主人公・武内小夜子役の大竹しのぶが最高っス








ストーリーは・・・


舞台は大阪


結婚相談所主催のパーティーで淑女然として老人たちに語り掛ける小夜子(大竹しのぶ)
その魅力に老人たちはイチコロになる


「武内小夜子、61歳、若くして夫を失った熟年女性です
好きなことは読書と夜空を見上げること、私、尽くすタイプやと思います」







そして、78歳の中瀬耕造(津川雅彦)は元女子短大教授

小夜子と耕造はたがいに惹かれあい結婚
幸せな夫婦生活を送るはず、だった・・・・・






2年後、耕造の娘・中瀬朋美(尾野真千子)は脳梗塞で倒れた父の病院に急いだ
姉の西本尚子(長谷川京子)と病院で合流すると・・・
耕造が危篤だというのに、のんきに着替えを持ってきた後妻の小夜子に
法外な葬儀費用を要求される
日ごろから耕造の世話をろくにしていないようにみえる小夜子に激高する朋美












結婚相談所所長の柏木亨(豊川悦司)がターゲットを探して、パーティで金持ち老人に会わせる

小夜子が入籍するか、公正証書を確保した時点で邪魔になった老人を始末する
一見、普通の事故や病気にしか見えない巧妙な手口が用いられていた

そして、最終的に手に入った遺産は柏木と小夜子で折半・・・











いったん持ち直した耕造であったが、小夜子と柏木にはすることがあった


耕造の家にある金庫を柏木が連れてきた鍵屋(泉谷しげる)に開けさせ、通帳や株などを
確認する二人は、早速行動を起こす

耕造に亡くなられては通帳のお金を引き出すことができないので、銀行職員を病院に連れて行き
ほとんど意識のない耕造から出金の手続きを認めさせる小夜子







そして、その手続き後に急逝する耕造・・・


葬儀の席で小夜子から法的効力のある「公正証書遺言」を突きつけられる姉妹


小夜子が全財産を相続する事実を言い渡される









朋美は同級生の弁護士に助けを求め、さっそく小夜子の調査が始まるが
そこで衝撃の事実が発覚する

小夜子は金持ち老人を色香で虜にし、後妻に入って金品を巻き上げる“後妻業の女”だった


小夜子は過去に8人の男と結婚を繰り返しては夫と死別したり、夫の行方が分からなくなっていた




柏木が次のターゲットに探してきたのが、東大阪・瓢箪山の不動産王・舟山喜晴(笑福亭鶴瓶)





デートを重ね、順調に舟山を虜にしてゆく小夜子だったが、小夜子は舟山を本気で愛しはじめてしまった・・・・・







次から次へと“後妻業”を繰り返した小夜子と柏木
二人の悪事を暴こうと奔走する朋美と調査に協力する探偵・本多(永瀬正敏)



柏木の愛人のホステス・繭美(水川あさみ)に接触した本多は
7番目の夫が四国で事故死したころに柏木が四国に行っていたことを聞き出す







悪事を見抜いた本多は柏木たちに金品を要求する










愛とお金をめぐるドラマはさらに混迷していく・・・・・・・









「結婚相談所に限って言えば、男の高齢者がよくモテル
第一条件は資産があること、持病があればなおいい」


「後妻業の必須三条件は、住民票を移す、家具を持ち込む、近所に顔を出す」




見事な連携で次々に資産をかすめ取って山分けしている二人の関係がサイコー









出演者の大阪弁が達者でテンポよく物語は進んでいく

やがて、人物それぞれの背景がわかってきて、哀しくもおかしい人間関係をみることになる


2時間すっかり楽しめた🎵









予告編で見えた男性の「お尻」・・・あの人だった^^;


















後妻業 (文春文庫)
黒川 博行
文藝春秋

映画「後妻業の女」オリジナル・サウンドトラック
SPACE SHOWER MUSIC
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