小原べに早生共選場  -GPhaseSP

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ライヒ公演 -コリン・カリー他

2012-12-04 23:04:13 | 音楽

半年前から楽しみにしてた、コリン・カリー・グループによるスティーヴ・ライヒのライヴ(公演初日)に行ってきました。

なんというか、マジヤバでした。あんなに高揚感が味わえた演奏会は初めて。 

 

冒頭からライヒ自身の「クラッピング・ミュージック」が聴けるとか豪華すぎる。ライヒさんけっこう余裕な感じの叩きぶりでコリン・カリーと対照的。

「ナゴヤ・マリンバ」の完璧を超えて余裕すら見えたアンサンブルと音の流れは、今まで聴いてきたほかのライヴ演奏とまさにレベルが違う。

「マレット楽器、声とオルガンのための音楽」はみんな待ってましたとばかりに空気の張り詰め方が違う。

隣の終始ちょっとだるそうにしてた兄ちゃんもこの曲だけはずっと微動だにせず聴いてた。

自分ももちろんその一人、正直始まった瞬間もうかなり感極まってました。

最後の部分の和声になったあたりは情けない話泣きかけました。覚めてから思い返すとキモイくらいですが、本当にそれくらい心地よかったのも事実。

ちょっと今日の演奏ではラストの〆だけばらばらになってしまったのが本当に惜しい。

「ドラミング」、特に第1部の盛り上げ方は反則過ぎるだろ…と思うほど聴き手に響いてきて痺れました。

周りも、真剣に聴いている人がすごく多い。体がのってて個々のリズムを刻んでいる辺りはなんとも。

長い曲なので中間で聴き手の一部はさすがにだれてましたが、もはや自分は微動だにしないレベル。最後は心臓バクバクものでしたね。

シナジー・ヴォーカルズの方が綺麗にキューを出して一斉に止まった時の空間は絶対に忘れません。

終演後の拍手はすごかった、ライヒ登壇のころにはもう大勢の人がスタンディング・オベーション状態。

思い思いに拍手をしながらブラボーをして歓声を上げる、その感覚はまさにここでしか味わえない一体感。

クラシック、ロック、テクノ、ジャンルの垣根を越えて混ざり合った高揚感はライヒの演奏会だからこそ実現できたものだし、ライヒの音楽があったからこそそれら全てにミニマルの影響が伝播していることを一番よく現していた光景でした。

 

総括;ライヒのライヴはマジでやばい

…明日の二日目も凄く行きたかったですが仕事に支障が出ると思って泣く泣くあきらめる。

あと、その場のノリで楽譜を買いそうになったけど、後でネットでまとめて買った方が安い気がしたのでやめた。

テヒリームの狂ったような変拍子を暗記してみたいです。



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