総選挙が終わった

米大統領選がバラク・オバマの再選で終わり、日本総選挙が自民党の政権奪回で終わった。
そして昨夜、お隣の韓国で李父娘の２代目大統領が初当選した。

【NEWS引用】韓国大統領選挙は19日、与党セヌリ党の朴槿恵（パククンヘ）候補（60）が接戦を制した。同国で初の女性大統領の誕生。「これは危機克服と景気回復を願う国民によってもたらされた勝利だ」と勝利宣言。来年２月に就任。任期は１期限りの５年間。

中国も独裁政権なので選挙はなかったが主席が交代した。
どうやら政治の季節も２０１２年が終わろうとするときに、新たな体制が船出する。
世界の景気とりわけ米国と中国の経済大国の動きは、いいにつけ悪いにつけ、日本の景気に大きな影響を及ぼしてくる。

腹痛で投げ出した安倍政権が、日本を立て直すと大見得きって復活した。
どうなることやら。

鮮やかな敗者復活戦を飾ることが，われわれにとって幸せなことなのだが、どうやら「公共投資重視」という金集めの政策で乗り切ろうとしている。

「日本列島改造論」でゼネコンに金をばらまき、金権政治でのし上がった田中角栄の７０年代初期のニッポンを思い出す。
懐古趣味は人生の中でも最悪なことだ。

最悪な日本懐古政策は　御免こうむりたい。

いま、日本の政治が真っ先に取り組まなければならないのは東日本の復興だ。

32万人。
2度目のクリスマス、2度目の正月を迎える東日本大震災の避難者の数だ。
壁の薄い仮設住宅で、今年もまた、酷寒の冬をしのがないといけない。

いったい、全国から善意の寄金がいくら集まったのか。
あれは、どこに、どれくらい、どう有効に使われたのか？

世界はリセットした。
日本はリフォームの時期だ。