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大谷翔平とエルヴィス・プレスリー裏切り物語~トム・パーカー大佐と水原一平の映画化の危うさ

2024-07-03 | 日記
大谷翔平が今春キャンプインした当時ドジャースナインが口をそろえた。
「まるでエルヴィスだ」
ファンが殺到する風景を見て、その超人気に仰天したのだ。
そういえば大谷の笑顔、仕草もエルヴィス似ている気がする。
キングオブ・ロックのエルヴィス・プレスリー。
MLBのホームランキング大谷翔平。

似通っていたのはこれだけではなかった。
CS放送で映画「ELVIS」(バズ・ラーマン監督)を再び見て思った。
公開当時、水原一平事件は発覚していなかった。
改めて見た。
2年前(22年夏)公開の映画がもう放映したことにも驚いた。
まるで同じ裏切りの連続だった、とゾッとした。
トム・ハンクス演じるトム・パーカー大佐(下写真左)。

エルヴィスの有名なマネジャーだ。
映画はスーパースターの裏側に鋭く斬り込んでいる。
音楽シーンだけでなく、社会にも影響を与えたキング・オブ・ロックの実話。
後にも先にもビートルズと双璧のレジェンド。
悪名高い大佐役を憎らしいほどハンクスが演じ切っていた。
人気絶頂時の入隊にも大佐の策略があった。
キング牧師、ロバート・ケネディ暗殺など米国に暗い影が忍び寄っていた。
人種差別の中、黒人音楽を取り入れ、腰をくねらせ唄うプレスリー。
保守層が若者の毒、教育に悪いと猛バッシングする。
大佐は純朴な米国青年として印象付けようと入隊させる
ライブは指一本動かしたら中止だ、と当局の命令。
そして唄った「トラブル」は、ド迫力だった。

年末のTVライブ「68年カムバックショー」でもそうだった。
大佐はお決まりのXマスソングを歌わせ好青年を演出しようとした。
だが、キング牧師の有名な言葉「I HAVE A DREAM」に殉じた「IF I CAN DREAM(明日への願い)」を熱唱した。
 
その他、映画の見どころは満載だが、本筋ではないので割愛する。
プレスリーは「飛行機嫌い」とばかり思っていた。
だが、本人は日本、ドイツなどの海外公演を熱望していた。
ところがパーカー大佐はオランダからの密入国者。
無国籍で別名があり、軍隊経験者も嘘だった。
学歴詐称疑惑の一平に通じる。
海外にはビザ、パスポートがいる。
映画「エルビス・オン・ステージ」でも有名なラスベガス(インターナショナルホテル)のコンサート。
「5年間ステージに立たせる。ホテルの宣伝にもなる」
大佐はベガスで莫大な賭博借金を抱えていた。
この裏契約に借金帳消し、無制限の融資を引き出す。
ホテルの公演が終われば、海外公演だ、とエルヴィスを説得。

人の良さ、純朴さはエルヴィス、翔平は双璧。
まるで水原一平通訳スキャンダルのVTRを見るが如し。
スーパースターの莫大な富をむさぼるハイエナ。
半世紀の時を超えた裏切りの歴史。
精神が崩壊、クスリに溺れたエルヴィスは42歳の若さで早逝した。
一平スキャンダルの映画化が進行中。
「エルヴィス」に見た容赦ないハリウッド映画。
水原一平との関係で大谷翔平をどう描くのか?
それが心配だ。
※動画はいずれも当時の映画予告編から。







2 コメント

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Unknown (sure_kusa)
2024-07-03 08:55:31
おはようございます。

主演者の細かい演技の振り付けは、本物ソックリですね。
本物よりちょっぴり精悍でワイルドな感じですけど。
そう言えば大谷選手とエルビスは顔が似てるなぁと思っていました。
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sure_kusa様へ (こちウワ男)
2024-07-03 10:10:22
仰る通り、動き、仕草などパフォーマンスは完ぺきでした。俳優は並大抵の努力じゃなかったでしょうね。プレスリーファンとしては納得の映画でした。
現地メディアはファンの騒ぎ方が「エルヴィスだ」という論調なのですが。ほんと、大谷のスマイル、ファウルを打った直後の大きな仕草など、プレスリーに似ているなあ、といつも思っていました。
同感してくれる方が居て、安心しました(笑)
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