佐渡旅行2日目です。
この日の午後から雨の予報、
予報元によっては、朝から曇りというところもありました。
起きて民宿の前の海に出てみると、
東側の空は既にかなり雲に覆われています。
しかし、反対を向いてみると、こちらはまだ青空
この空が、どれくらいもってくれるか・・・
とにかく急いで出発です。(一番下の地図を参照しながらどうぞ)
海景は青空の下で撮りたいので、
まずは両津湾の入り口部分にある、赤亀岩や風島弁天のある方へ。
まさに湾入り口部分に津神神社があります。
津神神社は、北前船の公開安全と商売繁盛の神様だそうです。元々は、集落の背後にあったそうですが、現在は、この火山の岩石がたくさん蓄積してできた津神島に社が移されています。
次に、湾から少し外海に出たところに位置する「赤亀・風島なぎさ公園」に行きました。公園の名からして、ここに来れば赤亀岩があると信じていました。なので、下の写真が赤亀岩かな?・・と思ったのですが・・・
これは風島弁天でした。この岩の上に弁天様が祀られています。
この岩には細い隙間がありまして、神様の通り道と言われています。
これが赤亀岩でないとするならば、この手前の小さい奴かな?
と思いましたが、これも違いました。
結局、この公園内でなく、少し離れたところ、今私が車で通ってきた途中にあったようです。見落としました。
でも、天気がいいおかげで海もきれいでしたので、まあいいか。
赤亀岩は残念でしたが、もたもたしていられません。次は白雲台という、国仲平野を見渡せる絶景ポイントに向かいます。
これが白雲台から見た国仲平野です。
田に水が入ったので、平野全体が沼か何かのように見えます。稲が育てば、平野一面緑となり、実りの季節を迎えれば黄金色に染まるのでしょうね。今は茶色い沼地です。
当然のことながら両津湾と加茂湖も見えます。
前日のドンデン山からの景色と同じじゃないかと言われると、そうなんですが・・・。でもこちらの方がもっと視界は広いのです。
ぐるっと南に目を向ければ、両津湾の反対側にある真野湾も一望できます。
ついでですので書いておきますと、この後は山を下り、真野湾を囲んでいる右側の二見半島に出て、ぐるっと湾を巡り向こう側に突き出ている小木半島の先端まで行く予定です。
後ろ側には、島で2番目に高い妙見山があります。もしかしたら、白雲台も妙見山の山中なのかもしれません。
少し目を右(北)に目を向けると金北山。
余談です。
ご存じの通り、佐渡島は両津湾と真野湾に挟まれたくびれ(国仲平野)を境に北西側と南東側の島に分かれているわけですが、北西側の方には金北山や妙見山などの高い山が連なり、「大佐渡山地」と呼ばれています。一方南東側は5~600mぐらいの低山が連なっており「小佐渡山地」と呼ばれています(ちなみに金北山は1,172mです)。この白雲台は大佐渡山地の中にあるわけです。
さて、さっき書いた通り二見半島に向けて「大佐渡スカイライン」を下っていきます。白雲台にいたときは薄雲が広がっていましたが、途中、急に雲がなくなりました。停車可能なところがあったので撮影しました。島の南の方角になります。
海まで下りてきました。七浦海岸です。向こうに小木半島が見えています。あの先端まで行きます。
小木半島に入りました。つまり、東岸から見た真野湾です。向こうの岸が二見半島。まだ雲が少なく、海がきれいです。
ここに来る途中、「真野」という集落を抜けてきたのですが、その町がレトロ感いっぱいでものすごく素敵でした。車を停められず撮影できませんでしたが、魅力的過ぎて書かずにいられませんので一筆入れました。
南端の「宿根木」というところにやってきました。たらい舟で有名です。
私は、はなから乗る気はありませんでしたが、ちょうど乗りに来た人がいて、「もうすぐ風が出るからあんたらで最後だ、良かったな」と言われてました。確かに、かなり雲が出てきています。宿根木の目当ては町並み。海などの風景ではないので、多少天気が悪化しても写真映えの影響は薄いと考えてのスケジュールなので、この天気なら上々です。
宿根木はもともとは廻船業の村でしたが、商人達は、やがて商売を広げ全国へ乗り出していきました。村に残ったのは船大工など造船技術者で、やがて千石船産業の基地として栄えることになります。村の家の建築には舟板や釘などが使われており、船大工の息吹が感じられる町並みと、その家々の密集性がこの集落の特徴です。
近くに小木港があります。宿根木が廻船業の村から造船の村へ変化したのは、江戸時代に宿根木の商業機能がこの小木港に移ったためのようです。
ちなみに、ここもやはり撮影できませんでしたが、真野と同じで(また別の雰囲気だが)レトロ感あふれるいい町でした。真野も小木もそうなのですが、レトロ感があるけれど、(例えば私がかつて住んでいたことのある埼玉の川越のように)観光用には全然なっておらず、普通の
生活そのものが営まれているところが魅力なんです。
港には、ここにもたらい舟がありました。もうかなり風が強くなっており、急いでたらい舟を引き上げていました。
さて天候はどんどん下り坂です。でも予報通りですから想定内です。雨が降っても写真映えが損なわれないところ・・・寺です。
島の中心部に戻って、根本寺と清水寺に行きました。
根本寺は日蓮宗のお寺です。仁王門から二天門に至る道がきれいでした。
仁王門
右側のちら見えが本堂、正面は祖師堂(開山した方を祀っているかと思います)↓
残念ながら、誰もいらっしゃらず、御朱印はいただけませんでした。
清水寺と書いてセイスイジと読むようです。
ご覧の通り、かなりひなびたお寺です。
探したのですが、本堂もどこだかわからず、ご住職もいないのでは?
ただ京都の清水寺と同じく、りっぱな舞台があります。
神秘的な雰囲気です。
山門↑
舞台上より↑
この日はここまで。かなり風が強くなりましたが、雨は降ったりやんだり。何とか酷い状況にはならずに済みました。しかし、この後夜から明朝まで、台風のような大嵐となります。
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