あちこち散歩 写真日記

あちこち散歩したときの日記です。
歩きながら撮った風景写真とともに記録します。

4/12午後の部「遠野」

2024-04-12 | 日記
「藤原の郷」を午前中に出て、
午後は遠野の町にやって参りました。
柳田国男の遠野物語の遠野です。
賑やかな町とは言えませんが、とてもきれいに整備された町です。
区画がきれいに整備されている一方で、敵が直進できないよう鍵型に曲がるところもあって、ここが、かつて城下町であったことを感じさせます。
その一角に蔵の道というところがありました。


また大工町は、街の景観のために道に面した建物は壁の色を統一しているようです。建物の形状なども雰囲気を壊さないようにしていると思われます。また、歩道も木で作られたりしています。


町を流れる来内川(ライナイガワ)です。
この川沿いの遊歩道のわきに「とおの物語の館」があります。
映像や音声で昔話を聞ける他、語り部による生昔話も聞けます。
この日は菊池裕子さんのお話でしたが、残念ながら撮影できませんでした。
自分の中で方言を聞き分け翻訳しなければならないので、
けっこう集中して聞かなければなりませんでした。
いいお話でした。

その後土淵という地区に行きました。
ここにあるのは、遠野のかつての農家の生活を再現した「伝承園」。
上の建物は菊池家(遠野には菊池という名字が多いようです)というお宅の曲り屋。鍵型に曲がっているから曲り屋ですね。

そして、このすぐ近くに「かっぱ淵」があります。
伝承館の斜め前の小径を入って少し歩くと、右手に常堅寺があります。
その小径の景色です。
そして常堅寺。
ちょっと見にくいと思いますが、手前にある狛犬は犬ではなくカッパです。
昔、常堅寺が火事になった時、カッパが川の水で火を消すのを手伝ってくれたとのことで、ご住職が、そのお礼として狛犬をカッパにしたとか・・・。

このお寺の奥にかっぱ淵があります。




この日の最後は福泉寺。
山門です。ちょっと変わった形の山門ですね。
江の島の鳥居の先にある瑞心門というのもこんな形ですね。
そして、山門の奥に、仁王門が小さく見えます。

仁王門の少し先に本堂があるのですが・・・
 
目指すは本堂ではなく、さらにその先の大観音堂。
そこには樹齢1,200年の巨木から彫りだした日本最大の木彫の観音像があります。(撮影不可です)。
その観音堂です。歩いて登るとかなり疲れます。車でも行けるようです。
境内もきれいで、カッパもいました。

本日の宿泊は、遠野の民宿です。民宿に泊まるのは数十年ぶりです。
ホテルや旅館と比較すると快適とは言えないのは当然ですが、多くの民宿が食事のコスパは高いと思います。
今回も満足。海は遠い気がしていましたが、思いのほか海の幸も出ました。町中や道路上の看板等を見ると、遠野の皆さんの感覚は三陸に近いものがあるのかな、と思いました。
明日は風景写真を撮って歩きます。


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奥州藤原氏を偲ぶ(藤原の郷)

2024-04-12 | 日記
今日は、江刺にある「藤原の郷」に行きました。
「藤原の郷」は、江刺に藤原氏が住んでいたことにちなみ創られたテーマパークで、貴族や武家の住宅などが再現されています。
数々の大河ドラマや映画など、時代劇のロケ地となっています。

政庁北門を入ると、政治が執り行われた政庁です。
THE「平安時代」という感じです。
上の写真が正殿、下の写真は正殿から見た南門です。


政庁をでて見返り坂を登って見返ると、こんな景色。
ここの桜はまだ5分咲きくらいですね。


この坂の上には武家の館が建てられています、
これが藤原清の館、「清館」と名前が付いているだけで、清の屋敷を再現したということではなく、当時の東北の小規模の武家の家を模したものです。

次が清衡の館です。これも同じく、清衡の家ではなく、初期の寝殿造りを再現したものです。

清衡の館を出て坂を下ると、大和朝廷時代の城柵ゾーンとなります。
これは伊治城の城柵。767年に建てられたものだそうです。
こちらは河崎柵。


そして清衡館と反対側の高台には、清衡が建てた金色堂があります。
本物の中尊寺の金色堂は覆堂で覆われていますが(正直少し興ざめな気がします)こちらはむき出しです。


この高台からの景色です。


写真の大部分を占めているのが、藤原氏3代目秀衡が建てた居館「伽羅御所」です。
左橋にちらっと見える「無量光院」は京都の平等院鳳凰堂を模して創られたといわれています。
では、あそこに降りてみましょう。

無量光院です。


庭園


これが伽羅御所です。

真ん中の建物が主屋の寝殿で、その東と西と北の建物、そして釣り屋と渡り廊下でつながっています。上の写真は北側の建物が写っていませんが、下の写真をご参照ください。
釣り屋


主屋の寝殿に入ってみました。ここでは着物を着れるらしいですよ。
寝殿からの景色です。





ところで・・・
奥州藤原氏と言えば、やはりこんなテーマパークでなく平泉ですよね。
私は20年ほど前になりますが、一度平泉に行ったことがあります。
今回は予定ではなかったのですが、
実は昨日の夕方、若干時間があったので、平泉の毛越寺(もうつうじ)に寄りました。
毛越寺は、藤原氏滅亡後、度重なる災禍で、その建物すべてが消失してしまいましたが、かつては中尊寺を凌ぐほどの壮大さと華麗さで会ったとのことです。
ここの魅力は、浄土庭園。まさに極楽浄土を彷彿とさせる美しさです。
本堂↓
開山堂↓
大泉が池↓
遣水↓
常行堂↓
大泉が池と本堂↓
洲浜↓
出島石組と池立石↓




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