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マイ・アイテム 4

2005-09-27 | マイ・アイテム
PROLOGUE

マイ・ルーム・シリーズの終了に
ともない、私の「モノ」への執着も
消えはじめている。

本、音源、映像、そして服。

それらへの執着が薄れていく。

しかし、癖というものはなかなか
消えるものではなく、今でも
暇さえあればいいものを探しに
出かけてしまう。

ちなみに、以前このコーナーで
買う予定に上げたアイテムは
ほぼ手に入った。

一部、路線変更したところもあるが
最近の私を力づけるアイテム達を
紹介したい。

マイ・アイテム 4

まずは、やっぱりニュー・バランス
「2001・ブラック」である。
素晴らしい。
決してかっこ良いいとは思えない。
しかし、頑固な迄に快適性を追求する
その姿勢にはしびれる。
テクノロジー至上主義が未だに通用する
世界。詳しいディティールについては
知らないが、知る気もないがやはり
クッションの材質が恐ろしくいい。
で、定番のグレーを買わなかったのは
珍しいものが好きだからだ。
パンツとのあわせなど考える余地はない。
とにかく、心地よいのである。
何も考えずに身をこの靴に預けてみよう
と思っている。

つぎ、ジーンズ。
私は以前ストーン・ヲッシュを購入予定
と書いた。が、である。
かつて消えたはずのヴィンテイジ熱が
復活してしまい、USメイドのレプリカ
が欲しくて溜まらなくなった。
最初にかったのも、'94年に発売された
US製の'60s、501の復刻であった。
ポケットの布の部分裏には刻印が
あった。しょっちゅう色の落ち具合を
眺めていた。そんな思い出が蘇り
また、色落としを楽しみたくなったのだ。
購入したのは44s501xx。96年から数年間
アメリカ産のレプリカ・ヴィンテイジが
鬼の様なライン・アップで展開されていた。
その当時のアイテムは今ではなかなか
見つからない。ストーン・ヲッシュの
比ではなかった。だが見つけた。
44s501とは、1944年の501という意味。
その年だけではないが、戦中モデルとして
人気がある。物資が不足していたため
リベットの数も少ないしバック・ポケット
のステッチはペンキだしと特徴は多い。
シルエットも若干細い気がする。
太平洋戦争、アメリカが余裕で勝った
イメージだったが実際ジーンズにまで
影響があったんだなと、素の感想。
私の祖父が死ぬ気で殺そうとした相手の
ファッション。まさに44年というドンピシャ
な数字に色々考えてしまう。
44s501のsは「シンプル」のエス。
前進しか知らないアメリカを質素に
させた日本の気概に少し熱くなる。
で、現在。バック・ポケットの
財布後がやや現れはじめたのと
裾が波打つ様に色落ちしはじめた。
こまめにチェックしてしまう。

ここ迄来た段階で、ふと思った。
このノリでジャケットもいっとこう!
資料によると、44s506xxという
上で書いたパンツと対になるジャケット
が存在することが分かった。
しかも、その存在自体がほとんど知られて
いないレア・アイテム。全ての条件を
満たしている!私の目は久々に輝いた。
「何としてでも」
見つけるのには相当手こずった。
が、手に入れた。
これで、ジーンズ・スーツ・スタイル
を決められる。先輩の提案により
その下に茶のオールデン、プレーン・トゥ
をあわせることにした。「アメリカ」
そして、インナー。マドラス・シャツ。
チェックはなんともいえない淡い思い出が
蘇る色の配合。もうこれ以上ないいい色。
アローズ、アウトレットにて見付、見入られ
3枚購入。で近々もう一枚買う予定。
アメリカン・ドリーマー完成である。
オールデンが疲れる時は2001でいこうか。
ん~!ダサイ!
まだジャケットを着るには暑いので
このスタイルは温存しある。

そして、音楽であるが
もう一曲を聞き通す甲斐性が私にはない。
例えば。朝家を出てシーサイド・ライン
というローカルな乗り物に乗る迄。
乗って座っている間。駅に着いて
また立って歩きはじめる時。と、
シチュエーションが細分化されその時の
気分にフィットしないといつまでも
アイ・ポッドをクルクルさせ続けてしまう。
情緒不安定。最近一日のオープニングに
欠かせないのが
「東映不思議コメディー・テーマ・ソング集」
である。覇悪怒組、カミタマン、ポワトリン
ピンとくる人はいるはずである。
バック・トゥ'90s。家を出て、イヤホン耳に
いれて曲が始まれば気分は小学生。
重い足取りがやや軽くなる。そして
シーサイド・ライン。この乗り物は大好きである。
車窓から明るい光が入ってくる。
曲はアニメ「タッチ」の挿入歌「風のメッセイジ」
泣く程に爽やか。バック・トゥ'80s。6分間
タッチの世界を彷徨う。
新杉田というJRの駅が近付いてきた。
ハイスタ難波さんの新譜(チュンク名義)。
悩める打ち込みサウンド。ボリューム・アップ。
スーッと歩いてJRの駅にたどり着く。
駅で電車を待つ間、ポールの新譜
からお気に入りの「フレンズ・トゥ・ゴー」
思わず足踏みしながら宙を睨む。
電車が来た。スピッツ「正夢」
草野さんの放つ光りに包まれ車両に吸い込まれる。
♪ど~か 正夢~♪
なにも考えずにJRに揺られる。
石川町を過ぎ、体はより重くなる。強力なG。
プロフェッサー・ロング・ヘアの登場。
優しくグルーヴに載せてくれる。
聞くのは「ティピティーナ(ライウ゛)」
オープニングのピアノとパーカッション
の掛け合い。しびれる。
その後、教授が吠える。言語不明。
ドアが開く。がグルーヴと供に私は
ノリノリで下車。そこから勤めている
飲食店迄あるく。モロさんのクリップ
でお馴染みのグラフィティー溢れる
あの通り。だが通勤の私は音無に
歩けない。強烈なセカンド・ライン
にチェンジ。ダーティー・ダズン
ブラス・バンドのライブ・アルバム
から「マルディ・グラズ・イン・ニューオリンズ」
スタート。音量マックス。
ノッけ、「オッオゥ」でトリップ。目は白目。
熱気ムンムンのブラス、下品なパーカッション。
その強引なリズムで強制的に店まで体を運ぶ。
で、最後の山場。坂道が200m程続いている。
シャーメイン・ネヴィル!まさにクィーン。
アルバム「クィーン・オブ・マルディ・グラ」
から「イコ・イコ」。
どんな急坂であろうがこの曲があれば登れる。
で、弾みを付けて暫く登ったところで
ダーティー・ダズン再び登場。
「フリント・ストーン・ミーツ・ザ・プレジデント」
まるで行進曲。アメリカ国家も混じっていて凄い。
ところで、セカンド・ラインとは何かご存じだろうか?
ニューオリンズ発祥のリズム・パターンをいうのだが
そのルーツは葬式のセレモニーある。
かつてはアメリカのどこでも、パブリックな楽団が
大勢いて様々の儀式において音楽を提供していた。
その名残がいつまでも尾を引いたのがニューオリンズ
だった。貧しい黒人もそこで楽器を演奏できた。
ジャズが生まれたのもそうした音楽的肥沃地帯であった
からである。で、セカンド・ラインに戻るが
葬式へのいき道、それをメイン・ラインと呼び
故人を偲んでのおごそかな行進となる。しかし
帰り道は一転し、陽気なリズムとなって
足取り軽やかに帰るのがかの地での習慣だった。
そのリズム、それがセカンド・ライン。ただ
それらには俗に1000ものパターンが存在する
といわれる程、多種多様でもある。まさに
ディープ・サウスの懐の深さを物語る。
そして忘れてはならないのが黒人奴隷文化の
重要拠点であったということ。その呪われた
過去が、シンコペートするあのリズムに
呪術的な怪しさを持たせている。
そんな深ーいところから現実に戻らな
くてはいけないのがつらい。このまま
行進してどこかに逃げたい。
それでも店に到着。
イヤホンをとって現実に戻る。

これが選曲の一例である。天候や気分によって
変わってくるがだいたいこんなペースで
曲を変えている。このあたり、私の中での
アメーバ化の現れかもしれない。

続いて、本。
「ムー本」、徳間書店「超知シリーズ」
この辺りを読みあさっている。
いわゆる終末思想に浸っている訳だ。
フォトンベルト、UFO、UMAなどなど。
ディープ・終末・マインド一直線。
それらの「うわっ」という本を
大好きなシーサイド・ラインで読む。
だいたい月曜が私の休みであるが
気分のいい休み、本を持って
車両に乗り込む。午前10時過ぎとも
なればすきすきだ。コーナーにでんと
陣取る。そして、奇想天外な内容を
黙々と吸収する。終点で止まっても
そのまま座っていればまた出発する。
シーサイドというだけあって、車窓
からのぞく景色の7割はどこかに
海が見える。どぎつい内容なだけに
たまに窓の外を見る息抜きがなんとも
爽やか。
「ノアの箱船って本当だったんだ~」
「カッパって宇宙人のモデルだったんだ~」
「NASAって秘密を隠してるんだ~」

「海は広いな~」

サラリーマン末期、私は狂った様に
自己啓発書を読みあさった。
中でも、「知的生き方文庫」は
何冊読んだか分からない。ハウツー本も
かなり読んだ。だが、飽和点というのが
ある。もういらなくなる時が来る。
その時々の求める知識をどれだけ正確に
摂取できるか。それが大事なのではないか。
のどが乾いている時にどんな美味しい
食べ物があっても嬉しくない。
今の私の脳はグロテスクな知識を欲している。
際どい内容がみるみる浸透していく。
まさに、スポーツ・ドリンク!
アサヒ「H2O」ばりの吸収力で私は
終末思想を拡大させている。

マイ・アイテム 3

2005-07-04 | マイ・アイテム
PROLOGUE

欲しいものは沢山ある。

どうしても欲しい。

そしてそれがちょうどいい値段だと
買わずにはいられなくなる。
ちょうどいい値段とは安い訳ではない。
思わず唸らせられる値段。

マルタン・マルジェラの革ひも。
単なる20cmほどのヒモ。
1萬円。んー!

低すぎても、高すぎてもダメで
ちょうどのところがある。

今回は私の服飾品で思い出深い
商品を紹介してみる。

マイ・アイテム 3

まずは極最近のものから。

1、ジョン・レノンの眼鏡(レプリカ)

「イマジン」録音時によくかけていた眼鏡(サングラス)。
9萬円。最初見た時はウッときた。
4年間考えて先日購入。
原宿のゲット・バックにはこの眼鏡を見るために
何度も通った。ちなみに現在レンズを入れ替え
私の度にあったものにし、眼鏡として使用している。

2、ポール・マッカートニーのスニーカー(レプリカ)

ウィングス時代のポートレイトで履いているもの。
そしてなんと!ジョンもそのスニーカーをもっていたのだ!
ジョンが豚の耳をにぎっている有名な写真で履いているのが
そう。2萬円。どうみても安っぽいのにその価格でびっくり。
中学生の頃履いた学校指定のシグマ・シューズみたい。

3、ナイキ、ホワイト・レーベルのT-シャツ

デザインが最強。6千円。見付ける度に購入しているが
一番好きな柄はハイク・おやじ。なんともいえない
あせたブルーにショッキングな肌色のおじさんが冴えている。
ビームス、アローズで主に買っているが、アウトレット
では4千円で買える。迷っている暇はない!

4、デニム加工の肩掛けポシェット

リーバイス、USメイドの主に560をリメイクしたもの。
たて25cmよこ20cm。アップリケがダサイがやめられない。
マウイ島のラハイナで見付て一目惚れ。
ダサイのに20ドル!有り金全て使って6個購入。
今でも一寸外出の際は愛用している。残りはお土産で
あげた。

5、ケミカル・ジーンズ

リメイク・ブランドの「PIKE」のセンスには驚く。
只たんに、リーバイスの505ケミカル・ヲッシュ
しただけ。アローズで5千円。

6、サマー・ノースリーウ゛・ニット

レーベル・アンダー・コンストラクション
なんの変哲も無いタオル生地に近い黒のニット。
4萬円。ん?となったがその夜突如欲しくなって
翌日購入。3年前に購入したが3度程しか着れていない。

ここまでが色々と楽しい買い物をしてきた記録。
そしてこれから2ヶ月以内で買うであろう商品を
ご紹介する。

1、ストーン・ヲッシュ・ジーンズ

リーバイス、501、U.S.メイドを探している。
少し前迄腐る程あったが今は本当に無い。
あったら、プレミアで高かろうが絶対買うだろう。
最終的に来週当たりアメ横にいこうと考えている。
ケミカルよりもある意味過激だ。ストーン・ヲッシュ。
現在のリーバース、「ステイ・トゥルー」という
テーマでの展開はあまり魅力を感じない。
とりあえず501が国産あるいはフィリピン製なのも
がっかりだが、あそこまでのお手軽ヴィンテージ感
はだめだ。そこ迄しなくていいだろうという感じ。
たかがジーンズに。リーバイス、ジーンズには
自由な空気を残して欲しい。あるいは高くてもいいから
こり抜いているもの。ディオールはやはり過激に
突っ走っている。で、レッドが一寸無難に。
ローガン、トゥルー・リレジョンはこだわりのアホ。
スティッチーズなるブランドがこの春夏きていたが
そこ迄はいいかな、という感じ。崩れの極地。
芸術的レベルで崩れている。私が今使える50萬円
あったら買うだろう。
そして未だにシンプル路線をカッチリ守っている
ラングはある意味凄い。無印のハイ・センス版みたいな。
で、そうでないならもっと普通でいいと思う。
とくにリーバイスはそうであってほしい。
強者アメリカでいいではないか。3、4年前迄の
ヴィンテージ・ライン増強あたりまでがよかった。
ジェイムス・ディーンのポスターが懐かしい。
古谷さんはかっこいいけど。
詰まるところ、私はストーン・ヲッシュを選ぶ。
さり気なく、はきこなしたい。

2、ニュー・バランス 2001 ブラック

アローズですでに試着済みで、資金が貯まり次第購入予定。
グレーよりも明かにいい。4萬円弱。だがきっちり
もとはとれるので安心の一品。ニューバで外れたことは無い。
最初に576を履いた時、かかとが食い込み過ぎるなと感じた
くらい。

3、親指掛けタイプ・サンダル

これは毎年この時期に買うもので、まだ今年
どれにするかはきまっていない。
タタミ・シリーズで2点気になるものがある。
一つは3萬円弱、もう一つは4萬円弱。
なぜ私がこのタイプのサンダルにこだわるかと
いえば、それはポールがよく履いていたから。
アビー・ロードのジャケットのオフ・ショット
でそれを見てからずっとだ。いい。ジョージも
履いてたし。

4、ヘンリー・ネック T-シャツ

マッコイのヘンリーをようやく見つけた!
シンプルなタイプがずっと見当たらず
7年前のものを大事に着ていたので感動。
しかもカラー・バリエーション豊富。
私が買うのはもちろん紫。
ボタンの辺りと生地でマッコイの
ヘンリーが今のところ一番いい。
6千円弱。

以上が購入予定のもの。
他にもおぼろげながら欲しいものは
まだまだある。

その価値、プライスレス。





マイ・アイテム 2

2005-06-11 | マイ・アイテム
PROLOGUE

前々回、私が最近仕入れた作品を紹介したところ
複数の方々から反応を頂いた。
非常に嬉しかった。ということで、今回は
私のフェイバリットを並べてみる。
何度も聞いた、読んだ、観たものばかり。
そしてまた聞きたい、読みたい、観たいものを
厳選してた。

いわば私の思考のルーツである。

マイ・アイテム 2 2

1、CD:アビー・ロード

CDP7 46446 2(米盤)、1969年製作、イギリス
いわずも知れたビートルズ最後のアルバム。
そして私が初めて買ったビートルズのオリジナル・アルバム。
これ以前はダイナミック!ダイクマで買ったお得用CDセット
で満足していた私。
中学一年の時、友人からアップル・レコードじゃなきゃダメ
だよと指摘され急いで購入。
それまでの編集版と違い、アルバムを貫くムードを感じる。
「ポリシーン・パム」から「シー・ケイム・イン・スルー・ザ
バスルーム・ウィンドウ」のつながる部分では毎回鳥肌の嵐。
「ジ・エンド」は絶対に飽きない。アンソロジー3に
収録のバージョンではイントロがよりかッこいい。
短い曲ではあるが、ポール→ジョージ→ジョンが4秒の
フレーズごとのギターバトルは圧巻。そしてビートルズ史上
唯一のリンゴ、ドラムソロ。しかも長い!このアルバム中での
リンゴのドラムはヤバ過ぎだ。特に「カム・トゥゲザー」の
ハイ・ハットなしのリズム・パターンは斬新。ある意味で
クリームのジンジャー・ベイカーのよりも使える音である。
アビー・ロードでのリンゴのスタイルがT-REXらグラム・ロック
へと受け継がれ、その後のニュー・ウェーブ、パンクにも通用
するのだから凄い。
'70sを通してもベスト・ドラマーはリンゴという説もある。
彼はヘタだったとは間違った伝説。
そして20秒未満の部分の音にに30人編成のオーケストラのさらに
オーバーダビングを使う。何とも贅沢。キレている。
ビートルズのアルバムはその日によってお気に入りが変わるが
通算して最も聞いているのがこれだろう。
ちなみに、ハッピー・エンドの鈴木・茂の無人島レコード
がこれだった。ジョージのエフェクター使いは凄いと力説
しておられた。

2、CD、泰安洋行

CRCP-28136、1976年製作、日本
細野・晴臣のソロ、サード・アルバム。
のっけの「蝶々さん」のリズムから凄い。歩きながら
聞いていると歩くテンポを崩される。林・立夫マジック。
山下・達郎のホーン・アレンジ、細野's亜熱帯ボイス。
大滝・詠一もコーラスに加わり濃厚な空気が漂う。
同時期の「ナイアガラ・ムーン」もいいが、アルバムでは
私はこちらを取る。また、ジャケット・イメージと
音のイメージが丁度重なる。あの淡いエメラルド・グリーン
のイメージが内容とマッチしているのだ。かなり際どい
リズムや楽器が演奏のグルーヴに溶けていく。
最高の心地よさ。「サヨナラ」は感動の一曲。気持ち悪いのに
とことんきれい。時代を無視し、あくまでトロピカルな旅を
続ける細野さんの後ろ姿を見ているような気にさせる。
つづく「リューチュー・ガンボ」はまさにグルーヴの塊。
イントロが最強な曲は数多いが、通してここまで凄いものは
少ない。エンディングもびっくり。
とにかくアルバムを通してノリが凄いのだ。クスリの効果
ではない。細野さん流、みぞおち狙いのキラー・チューン
とでもいおうか。ミュージシャン全員が無我の境地に
立ってしてしまっている感じ。イッてしまっている感じ。
日本・音楽シーンにおいて'76年は重要な年である。
その中でも突出した傑作であることは間違いあるまい。

3、書籍:めぞん一刻

小学館文庫 CO179 初版1997年、日本
高橋留実子作。オリジナルは80年にビッグコミック
スピリッツで連載スタート。途中の中だるみ感は
あるがそれを差し引いて余りある面白さ。バブル
以前の日本の空気が生々しく真空パックされているか
のよう。夏目漱石の「こころ」を彷佛とさせる
文学的な側面もあり、どたばた喜劇でテンポ良く
進んでいくようにみえて実は心にストーリーが
へばりついているのに後で気付くような作品。
終盤になるにつれ、よりリアルな感覚になっていくのが
面白くもあり恐くもあった。また、非常に四季を感じ
させられるのもよかった。

4、書籍:あしたのジョー

講談社漫画文庫 CO179 初版2000年、日本
連載開始は1968年。ちば・てつやの温かく
無骨な画が凶暴な梶原・一騎を原作を表現する。
このコラボレーションが素晴らしかった。
淡々としたリズムが非常に良かった。
中盤を超した辺りからはノン・ストップ。
おそらく皆そうなるのではないか。止まらないのである。
私も力石に憧れ一時絶食した。

5、書籍:特攻の拓

講談社 CO279 初版1991年、日本
中学一年時、初めて読んだ時にはドキドキした。
まさに憧れの対象。実際の学校にも武丸似の先輩がいたこと
もあり、私の家からすぐに鳥浜ロードがあることもあり
しごく日常的な感覚で捉えていた。横浜だし。
また、使われている言葉がかっこ良かった。
まだ横浜が生きていた時代を今に伝えてくれる。
この漫画が始まったのは'90s初頭であるが、注目すべきは
これが編集的魅力ではないこと。各々のキャラクターが
まるで神々のように描かれている。これは神話といえる。
魂の復活を予感させ、ニュー・センスが起こりかけたが
時代はそれを捨ててしまった。私自身も中学一年迄は
ボンタンだったが、中2ではストレート。中3ではやや
ルーズといった具合になっていた。日本の魂がなぜ消えた
のか未だに分からない。

以上がまさにコアの部分である。
今後も引き続き掲載していく予定である。

マイ・アイテム

2005-06-07 | マイ・アイテム
PROLOGUE

私の消費の対象はここ最近 
本、CD、DVDに集中し始めている。

センスの固まりはあちらこちら
にある訳で、金はいくらあっても足りない。

本ブログ内での私の考えや色々なたとえは
今回紹介するところからもってきている。

論文で言う所の「参考文献」である。

マイ・アイテム

1、DVD:スーパー・フライ

ワーナーDL-28888、本編91分、1972年製作、アメリカ
カーティス・メイフィールドが全編音楽を担当。
NYハーレムでくらすコカインの売人が自由を求めて
逃げ去るまでをスリリングに描いた傑作ブラック
ムービー。主人公プリーストのオデコとしなやかな
動きは必見。

2、DVD:ワイルド・スタイル

JES-1001、本編105分、1982年製作、アメリカ
'82年のニューヨーク・サウス・ブロンクスが舞台。
グラフィティー・アートやラップ、ブレイク・ダンス
の創世記を鮮やかに描いた青春群像。
新たなカルチャーの炎が燃え立つ瞬間の記録。

3、DVD:ゴッド・スピード・ユー!ブラック・エンペラー

ADE0032、本編91分、1976年製作、日本
暴走族、ブラック・エンペラーを追ったドキュメンタリー。
「暴走族もまともにつとまらない奴は社会に出れねぇ」
こういった発言に胸を打たれる。
暴走族創世記ということで集会等も部活のように
見える。喫茶店での足蹴りが印象的。

4、DVD:ワイルド・パーティー

FXBA-1101、本編110分、1970年製作、アメリカ
DVD化を求めて全米で署名運動まで起きた作品。
ラス・メイヤー監督といえば
バイオレンス×ロマン・ポルノ。
ここでは更にコメディー、ミュージカル、ホラー
の要素がごった煮状態となっている。個人的には
ホラーの後味が最後迄残った。

5、CD:ユー・ザ・ロック★、ノー・セル・アウト'05

TKCA-72849、2005年製作、日本
先行シングル、アントールド・ストーリーの
ダバダバ・・・につづく 
ディス・イズ・マイ・ライフのフレーズの
格好良さ。数秒の視聴で決断。イントロと
この曲しか効いていないがここ数日リピート
でかけっぱなしである。

6、CD:般若、根こそぎ

PCCA-02118、2005年製作、日本
以前O.T.Fが歌丸(ライム・スター)に
ハルカリのアルバムへの参加を依頼した際
自分よりも般若をと進めたと知り、早速購入。
3曲目、国際Ver.は衝撃的だった。
「読み返せ、オサム・テヅカを」とのこと。

7、CD:DE LA SOUL、3 FEET HIGH AND RISING

TOMMY BOY 1699-81019-2、1989年製作、アメリカ
今さらではあるが、前から気になっておりタワー
レコードのスタイルキャンペーンにのっかって購入。
この自由な空気、今はどこへ行けばすえるのだろう。
途中入るスクラッチはカッコイイのかどうか迷う。

8、書籍:ウォーホル

タッシェン co371、初版1992年、日本
アンディー・ウォーホルの作品と解説。表紙は
プレスリー。'62年の作品、「129 DIE」を一ページ
使って大きく載せていたので購入。

9、書籍:福沢諭吉、学問のすゝめ

岩波文庫 青 102-3 初版1942年、日本
まさに現代日本を作ったセンスがつまっている。
超えようと思っても現状でこれ以上は
無理ではないか。だが、次を考えるためには
この内容を体得しなければならないのも事実。
「天は人の上に人を造らず・・・」
そして私はこう付け足す。
「その時代は終わりました」

10、月の謎とノアの大洪水

学研MUスーパー・ミステリー・ブック 64 初版1994年、日本
アメリカの火星計画を知ってから宇宙
が気になってしょうがない。ネットで検索するが
公のNASAの発表ではどうも足りない気が
していた所にこの本を発見。むさぼるように読んだ。

11、木星大赤斑の謎とベツヘレムの星

学研MUスーパー・ミステリー・ブック 121 初版2003年、日本
おそらくこの本が今年読んだ中で一番面白かった
×速く読み終わったものである。まさにこういった
知識に餓えていた。信憑性はともかく現在の
常識を根底から覆すような内容に唸る。
元来私は矢追順一のUFO番組は欠かさず見ていた。
最近のメディアはこういった亜種を排除しているの
ではないか。亜種とは書いたが、私は心のどこかで
信じているのかもしれない。
他にもこのシリーズは10冊程読んでいるのだが
長くなるので2冊にとどめておく。

12、杉浦茂 マンガ館

筑摩書房 co379 初版1994年、日本
1~5刊までのシリーズもの。私は
今回1~3まで購入。解説者として
2刊は糸井重里、3刊は細野晴臣である。
3が傑作。ミスター・ロボットでは
笑った。私の理想である
「思考を通さないマンガ」の巨匠である。
ナンセンスを超えたシュール・リアリズム。
憧れる。そして、問題の5刊なのだが、絶版
のようである。この刊だけが書き下ろし
だったのだが90歳をこえた杉浦氏の各線は
震え、壮絶なマンガとなっていたらしい。
しかも解説に湯村・輝彦!!
調べれば調べる程に欲しくなり、また
すぐに手にな入らないことがもどかしい。
気ながに探さなくてはならない。

12、決定版ヘタうま大全集

ブルース・インターアクションズ co095 初版2005年、日本
私の敬愛する湯村・輝彦=テリー・ジョンスンの作品集。
「きんてりの100%バックリ海開き」
ネーミング一つとっても圧倒的である。そして白黒ページは
活版刷り。印刷が荒々しく、細かい字は読めない。
591ページにびっしりと過激な内容がつまっている。
背表紙は小さな青い円の中にリスが栗をもっている。
「クリとリス印」
やっぱりすごいなとため息が出た。
空山基なんかもチョロっとしてるけど
センスは比でない。で、その空山さんの作品集に
テリーの言葉のっていて、エロビデオ送って下さい
とあったりする。

13、ジョン・レノン・レジェンド

河出書房新社 c0073 初版2003年、日本
かなり前から気になっていたものでついに購入。
内容的にはほぼ全て暗記に近いレベルで知って
いるが、欲しかったのは「おまけ」のグッズ
なのだ。ジョンにまつわる様々な印刷物の
レプリカが入っているのがミソだった。
中学生のジョンが書いた手作りの新聞
「デイリー・ハウル」や、ハンブルグ渡航間際
の証明写真。直筆歌詞ノート。
いくつかは持っていたが、今回のものはリアル
さが違う。紙の破けまで再現している。
納得の一冊となった。

以上がこの一か月少々の間に購入し、吸収した
作品群であり、私から身ぐるみを剥いだ魅惑
のアイテムである。※ワイルド・パーティー
のみそれ以前に購入。

まさにこの栄養が食べ物であれば私は肥満と
なっていることだろう。
模様替えをしなくなったエネルギーがセンスの
吸収へ向かっていることを心地よく思っている。