撮影日: 2012年9月16日(日)雨
土砂降りの中、初めての宇佐神宮です。
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八幡さまは古くより多くの人々に親しまれ、お祀りされてきました。
全国約11万の神社のうち、八幡さまが最も多く、4万600社あまりのお社(やしろ)があり、宇佐神宮は4万社あまりある八幡さまの総本宮です。
御祭神である八幡大神さまは応神天皇のご神霊で、571年(欽明天皇の時代)に初めて宇佐の地に ご示顕になったといわれます。
応神天皇は大陸の文化と産業を輸入し、新しい国づくりをされた方です。
725年(神亀2年)、聖武天皇の勅願により現在の地に御殿を造立し、八幡神をお祀りされました。
これが宇佐神宮の創立です。
奥に大鳥居が見えます。
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西大門。桃山文化の華麗な唐破風をした門で、本殿や勅使門とともに宇佐神宮を代表する建造物の一つだそうです。
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上宮、南中楼門(勅使門)です。
皇族や勅使が通る門で宇佐神宮を象徴する建造物の一つです。これは国宝本殿とは違います。
この奥、廻廊の中に一之御殿、二之御殿、三之御殿が本殿として祀られています。
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呉橋です。
境内にある社殿同様の檜皮葺きで、唐破風した屋根に覆われた豪華な橋で、10年に一度の勅使祭のときだけ扉が開かれます。
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今回は、通常、非公開で行う修復現場で住吉神社の檜皮葺屋根(ひわだぶきやね)の葺き替え現場を足場に登り間近で見学できました。
また、通常立ち入ることが禁じられていて、本殿を囲む廻廊の外から垣間見ることしかできない本殿を、廻廊の中に入り、より近い場所で拝観できました。
本殿は撮影禁止のため、美しい朱色の廻廊を撮ることはできませんでしたが、貴重な体験ができ、心が洗われました。
ずぶ濡れになったけれど、雨の宇佐神宮は、とてもよかったです。