
Web上には、これに関する情報がたくさんあります。中には、一つ一つ丁寧にインストール手順が掲載されているのもあり、参考になります。
まず、VirtualBoxのインストールですが、特に戸惑う場面はありません。こだわりがなければ、いくつかの選択画面で、デフォルトのまま進めればよいでしょう。これで簡単にインストールが完了します。
次に、VirtualBox上に仮想コンピューターを構成する作業ですが、これも割と簡単にできます。インストールしたVirtualBoxを起動し、「新規」のボタンを押すと、「仮想マシンの作成」ダイアログボックスが出てきます。ここで、コンピューターの名前の入力など、順を追っていけば、OKです。
最後の工程が、上記で構築された仮想マシンへの、ゲストOSのUbuntuのインストールです。
この工程ではまず最初に、仮想マシンにインストールディスクをマウントする作業が必要です。
ディスクのマウントには、
【1】 直接isoファイルをマウントする方法 と、
【2】 ホストマシンに挿入したインストールDVDを、ゲストマシンでマウントする方法
とがあります。【2】 ホストマシンに挿入したインストールDVDを、ゲストマシンでマウントする方法
【1】のisoファイルをマウントする方法は、ディスクを挿入したように仮想する、いわば真似事ですから、物理的なDVDディスクを実際にPCに挿入するわけではありません。
Ubuntuサイトからダウンロードしたisoイメージファイルを用意しておき、それを使います。
これに対し、【2】のホストマシンに挿入したインストールDVDを、ゲストマシンでマウントする方法は、物理的なディスクを実際に使用します。
Ubuntu のisoイメージファイルをDVDに焼いて、そのDVDディスクをPCのディスクトレイに実際に挿入して行います。
私は最初、【2】の方法でやろうとしました。
すでにUbuntu のisoイメージファイルをDVDに書き込んだインストールディスクが手元にあるので、それを使ってインストールしようとしたのです。
ですが、この方法ではインストールがうまくできずに、戸惑いました。
ホストマシンのトレイに挿入したインストールDVDを、仮想マシンでマウントするところまではできました。
問題は、その後の、ファイルの選択の場面です。DVDの中味を見てみると、多数のファイルがあって、一つにまとめられたisoイメージファイルではないのです。isoイメージファイルとしてまとめられていれば、それを選択すればいいのですが、そうはなっていません。これでは、ファイル選択ができません。
結局、【2】の方法はあきらめ、【1】の方法(ダウンロードしたisoイメージファイルを使用)でいくことにしました。結果は、うまくいきました。
以下は、私の推測にすぎません。
Ubuntu サイトからダウンロードしたisoイメージファイルをDVDに書き込むに当たり、私はDVD書き込みソフトの「イメージとして書き込み」のメニューを使用しました。このメニューで書き込むと、DVDの中には、バラバラにばらけたファイルとして保存される?
「データとして書き込み」のメニューで保存すれば、一つにまとまったisoイメージファイルの形のまま保存される?
そして、データDVDであれば、上記【2】の方法でのインストールも可能?
・・・・・以上は、あくまで個人の推測です。実際に試したわけではありません。
Ubuntu サイトからダウンロードしたisoイメージファイルさえあれば、仮想マシンへのインストールは問題なくできます。
仮にUbuntu のインストールディスクが手元にあっても、それは使わず、isoイメージファイルを使用して仮想マシンにインストールすれば問題は生じません。これがオーソドックスな方法のようです。
もしかしたら私が知らないだけで、物理的インストールディスクから仮想マシンへのOSのインストールの方法が、あるのかもしれません。けれども、この関係の情報を、まだ探し出せていません。
それでは、また次の記事で。
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