
十数年ほど前から、Excelマクロを扱うようになり、見よう見まねの独学で身につけて、仕事やプライベートに利用はしています。その流れでWordマクロにもはまって、これもよく使っています。
けれども、その程度です。趣味の程度に過ぎません。
Linuxの一つ、Ubuntu 20.04 LTSが最近リリースされ、それを機に、先月来、Linux Ubuntu にはまっています。
⇒ こちらの記事をご覧ください。
が、それも、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)での利用にとどまっていました。
Linuxであっても、Ubuntu ディストリビューションは GUI が充実しているので、私みたいに、それほど詳しくない者であっても、直感的な操作ができます。Windowsとほとんど変わらない程度に、いろいろなことができるのは、ありがたいことです。
そうした中で、
「そう言えば、昨年、Linuxプログラミングの初心者向け解説書を買っておいたな」
と、思い出しました。
紙の本ではなく、電子書籍の購入でした。
なんという本かというと、
「新しいシェルプログラミングの教科書」 (Kindle版)
です。
著者は、三宅英明 氏です。
PCで Kindle アプリを起ち上げ、改めてAmazonサイトからPCにダウンロードしました。いったん購入した電子書籍であれば、複数の端末に、何度も無料でダウンロードができます。
1年ほど前、ちょうど昨年の今頃、購入したものでした。
購入直後に、最初の方だけ、パラパラっと眺めた程度で、その後は放置していました。
この本の最初の部分に
「シェルはコマンドを実行する際、まずforkシステムコールを呼び出します。システムコールとは・・・・・・・・・。」
などと、難解な解説がされています。
「forkシステムコールなんたらかんたら・・・」などという専門的な解説をされても、私のぼんくらな頭では理解できませんでした。それで、最初の方で挫折してしまったのです。
今回、改めてダウンロードした上記の本に、再度、挑戦してみました。
今回は、たとえ全部を理解できなくても、とにかく前に進む、という方針で読むことにしました。
すると、理解できない解説は最初の方だけで、途中から具体的なプログラミングの例が多数紹介されているから、これがスイスイと頭に入ってくるのです。
実地に、PCを操作して自分でもやってみると、解説されているとおりにスクリプトが動き、解説のとおりに結果が出てくるので、実におもしろいのです。
プログラミングのおもしろさは、まさにこれです。
作成したプログラムは、自分が指示したとおりに忠実に動作してくれて、忠実にその結果を返してくれるのです。
まだまだ初心者なので、コマンドの中味は知りません。ですから、「コマンド ポケットリファレンス」という本も手元に置いて利用しました。
これによって、少しずつ、コマンドも覚えていくことができます。
GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)でのLinux利用に加えて、
CUI(キャラクターユーザーインターフェース)もかじるようになり、
Linuxの利用幅が、これまでより広がった感があります。
人間、新しいことを覚えるときには、新鮮な感覚を味わえるものです。楽しいものです。
三宅英明著の「新しいシェルプログラミングの教科書」は、Linux初心者にはお勧めできます。電子書籍ではなくて、紙の本でも、もちろん販売されています。
ただし、最初の難解な部分は、読み飛ばしましょう。
コマンドを使いこなせるようにするために、「Linuxコマンドポケットリファレンス」もそろえておきましょう。
インターネット上のWebサイトやブログ等にも、Linux操作法の解説はたくさん、あふれています。けれども、プログラミングの知識を仕入れるに当たっては、まず最初に、体系的に全体の理解をしておくのが有効と考えます。そのためには、このような解説書が必要でしょう。
いったん体系を頭に入れた後であれば、断片的な知識は、インターネット等で補充することでも足りるはずです。
それでは、また次の記事で。
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