Ubuntu入門解説書(*1)を拾い読みしています。
*1 「実践Ubuntu」という入門書がおすすめです。
そうした中で、私にとっての新発見がありました。GUIとCLIに関することです。
PCでLinuxを操作するには、
GUI環境(グラフィカルインターフェース)と
CLI環境(コマンドラインインターフェース)
があります。
私は、Ubuntuにログイン後、そこに表示されるアイコンをマウス等で操作するのがGUI、端末アプリを起動してコマンドを打ち込む操作がCLIと、そのように理解していました。
けれども、この理解は、ちょっと不正確であることを、初めて知りました。
端末(ターミナル)アプリを起動してのコマンドによる操作であっても、純粋なCLIではなく、どちらかというとGUIの部類に入るようです(厳密なものではなく、単なる言い方の違いに過ぎないでしょうが)。
対して、本格的なCLI環境は、「仮想コンソール」ってぇのを起ち上げての操作のことらしいです。
仮想コンソールとは・・・・、
昔のUNIXワークステーションを動かすための端末装置(ハードウェア)を、仮想的に(ソフトウェア的に)実行する仕組み
のことです。
仮想コンソールを起ち上げると、PCの画面全体が、隅から隅まですべて真っ黒けっけのけで、表示されるのはテキストのみです。徹底したコマンドラインインターフェースです。
端末アプリと仮想コンソールとでは、起動するシェル(Bash)も異なるようで、
1 仮想コンソールでログインしたときに起動されるシェルはログインシェル
2 端末アプリ(GNOME端末)を起動したときに実行されているシェルは対話的シェル
っていうらしいです。
実行されるシェルが異なることで、読み込まれる設定ファイルも、両者間で一部が異なるようです。
そこで、仮想コンソールってぇのがどんなものか、試してみました。
下の画像が、仮想コンソールの画面です。
仮想コンソールを起ち上げる手順は、
1 いったん、GUIデスクトップにログイン
2 Ctrl+Alt+F3キーの同時押し
です。
これで、GUIデスクトップから、一瞬で仮想コンソールに切り替わります。
仮想コンソールに切り替わると、「login:」と出て、カーソルがチカチカ点滅しています。そこに、ユーザー名を打ち込みます。次にパスワード入力を促されるので、キーボードから打ち込みます(画面にはパスワードは出ない)。
これで、Ubuntuにログインします。
元のGUIに戻りたいときは、Alt+F2キーを同時に押します。
CLI環境である仮想コンソールというのは、私にとって初体験でした。
なんか、ど素人ながら、システムエンジニアになったような気分に浸ることができました。
プログラマーならぬ「アマグラマー」です。ハハハ・・・・
◆ Kindle版と単行本
それでは、また次の記事で
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