- Someone to Lay Down Beside Me
- Can't Hold On
- Lose Again
- Home
- Faces in the Wind
- Isn't It Always Love
- If He's Ever Near
- Flying High
- Falling Star
- Rose in My Garden
ライナーノーツなどによるとカーラは1952年ロサンゼルス生まれ、ロスのフォーク・クラブに出入りするうちにケニー・エドワーズ(本作含め多く彼女の作品のプロデューサー)やアンドリュー・ゴールドたちと知り合いました。この3人にウエンディ・ウォルドマンを加えた4人は、ブリンドルというグループを結成、結局1枚のアルバムを出しただけで解散したグループでしたがその後も、彼女のよきブレーンとして交流が続いたようです。
その間、彼女はリンダ・ロンシュタットを初めとする多くのアーチストに曲を提供し、ソングライターとしての地位を確固たるものにします。特にリンダへの提供曲が有名で「涙に染めて」や本作の1.3.7、それにリンダとアーロン・ネヴィルのデュエットで全米11位となった「ニューワールド」などがあります。
そして本作は、77年に盟友ケニー・エドワーズやグレン・フライ、J.D.サウザーらのサポートを得て77年に発表されたセルフ・タイトルのデビューアルバムなのです
全篇、シンプルな曲調だけど落ち着いたボーカルスタイルと爽やかな雰囲気が好感度高く、演奏も意外にレベルが高いです。それもそのはずドラムのラッセル・カンケルやベースのリーランド・スカラーら職人が脇を固め、バックグラウンドボーカルにもグレン・フライ、J.D.サウザーに加えてリンダ・ロンシュタットも顔を出しています。まさにウエストコースト・オールスターですね
前置きが長くなったので、各曲のレビューは手短に。
1は、ややもの悲しい、重ためのメロディーにハードなギターが印象的な曲です。とてもデビュー第1曲とは思えない円熟したボーカルが聴きモノ
2は打って変わって爽やかさ満載のいかにも西海岸らしい曲。ここでも印象的なギターが・・・1・2ともワディ・ワクテルが弾いてます。
3は、カーラのピアノ弾き語りでシットリと・・・。失恋の切なさを歌い上げた名曲でしょう
6は、竹内まりやがカバーした有名曲です。大学生時代、まりやさんのコンサートで聴いた時の印象が非常に強いまさに私の青春の1曲。アンドリュー・ゴールドの柔らかなエレピの前奏が始まっただけで、もう気分は爽やかな緑の森や抜けるような青空の下へ 少しトリッキーなパーカッションも特徴的ですね。スティーブ・フォアマンがほとんどの曲でクレジットされてます。
続く7はバラードですが、コーラスの厚みが素晴らしい ここでは。ほとんど全曲でサポートしているケニー・エドワーズに加えてグレン・フライとJ.D.サウザーがB.ボーカル.でクレジットされています。うーん、さすが
8はカントリーチックな曲ですが、スチールギターの音色が印象的です。Dan Dugmoreとクレジットされています。
それにしても、好感度100%の傑作アルバムだと思います。
カーラはこの後、当ブログでも紹介済みの「Restless Night(ささやく夜)」(79年)を発表。さらに「Wild Heart of The Young(麗しの女~香りはバイオレット)」(82年)や「New World」(87年)と好盤を発表していきます。幸いこの4枚とも持ってますが、いずれも劣らぬイイ出来です。
今、一番ハマッテいる女性ボーカリストです
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます