
もともとサザンや山下達郎・竹内まりや程度しかチェックしていなかった「邦楽オンチ」な私が最近は邦楽のアーチストも注意して見るようになったのは、敬愛してやまないブロガー・kaz-shinさんや安倍さん大ファンのチャーミングフレンド?の影響が大きいのですが、「Japanese City Pop」(シンコー出版)という本を購入したことにもよります。
この本の中で、シングライクは「90年代以降の日本のポップシーンにAORサウンドを正しく継承した重要グループ」と紹介されています。コレを読んだ瞬間、「こりゃ買うっきゃないわ!」と思った次第です。
そこで、オフの棚でなんと250円で売られていたこのアルバムを瞬買いして、うちに帰って聴いてみると・・・予想を超えるクオリティーの高さと楽曲のよさにノックアウト!すぐに立て続けに2枚のCDも近日中に買ってしました。やはりオフの250円棚で・・・
- 飛べない翼
- Hold On
- 遥かな航海へ
- Pray
- With You
- Rise
- Sunday Afternoon(ギターインスト)
- Slow Love Down
- 感じるまま~Humanity~
- 追憶~窓辺の風景~
- I'm In Love(インスト)
- It's City Life
- きっと 何時の日か
冒頭の「1.飛べない翼」。ゆったりしたリズムながらハードなギターソロと存在感のあるベースがバックを支え、コーラスの質感もグッド!アルバム全体を象徴するような素晴らしい曲だと思います。
アフリカンなパーカッションから入るけど、これまたハードネスとメロウネスを程よくブレンドさせた名曲が「2.Hold On 」。特にサビの「~ホールド オン」のところはこう言っちゃ失礼かもしれませんが邦楽離れしたセンス、最終部分のアカペラコーラスもナイスです。
典型的な、誠実ソング 「3.遥かな航海へ」やバラードの名曲「5.With You 」では佐藤竹善さんの人柄が溢れるボーカルが堪能できます。
一転、ディスコ風の出足がカッコイイ「6.Rise」。日本語の歌詞がなければとても邦楽とは思えないバタ臭さが素晴らしい ドラミングもスンゴイ
「8.Slow Love Down 」はやや哀愁を帯びたメロディーとタイトなリズムがすれ違いの恋の行方を歌います。サビはキャッチ-で完成度は極めて高い名曲でしょうギターソロもカッコイイ
あまり詳しい知識がないのでよくわかりませんが、印象としては決して佐藤竹善さんのワンマングループではないよう様な感じがします。西村智彦さんのギターはうまいし存在感を十二分に示しています。全篇を支えるタイトなシンセサイジングの冴えとコーラスの美しさは藤田千章さんの技なんでしょう。そして佐藤さんのヴォーカルはもちろん素晴らしいですが・・・
またまた目が離せないアーチストが出てきてしましました・・・
私は最近初めてかれらの音楽を聴き始めたんですが、いい意味で洋楽風でいいですね!先日佐藤竹善さんの洋楽カバーアルバムを聴き、なおさらそんな思いがしました。これからも時々取り上げようと思います。また覗いて下さい。