本作は、全篇D。フォスターのプロデュース。そのせいか、ところどころでAIR PLAYチックだったり、E.W.F.的だったりしますが、ファンクの枠にとらわれない多彩な好曲が多く収録されているのが嬉しい限りです。
- Our Time Has Come
- For You, for Love
- Let's Go Round Again
- Whatcha' Gonna Do for Me
- Into the Night
- Catch Me (Before I Have to Testify)
- Help Is on the Way
- If Love Only Lasts for One Night
- Shine
さっそうとした1に始り、ややAIR PLAYの「AFTER THE LOVE IS GONE」を思わせる品の良いバラード2。続くノリの良いディスコクラシック3。そしてネッド・ドヒニーのセルフ・カバーでも有名な4、ファンキーな5・・・
ここまでの流れはサイコー
1は、ホーンの使い方やファルセットの掛け合いがE.W.Fを思わせますが、品はコチラの方が上でしょうか。
2もサビから挿入されるホーンの音色が効いていて、一種の荘厳ささえ感じさせる愛の歌
3は当時のディスコブームに乗って大ヒットしたそうですが、あくまで品の良い仕上がりです。
4は、ゆったりしたリズムと延々と続く抑えたファルセットが冴え渡る大傑作 その ソウルフルな味とグルーヴ感が文句のつけようがありません 。ネッド・ドヒニーと主要メンバーであるHamish Stuartの協作ですが、この二人、相性がいいらしく 「A LOVE YOUR OWN」という名曲も二人の作です。それぞれのアルバムに収録されているだけでなく、メリサ・マンチェスター他多くのアーティストに取り上げられていますね。ところでこの「Whatcha' Gonna Do for Me 」はティナ・ターナーが81年に取り上げてヒットしたそうですが、コチラの方はまだ未聴です
5はファンキーなホーンがかっこよく、なかなかの出来です。
ところが、6以下は・・・はっきり言って少し質が落ちますな。素直なバラードの8が少し感じよく、最後のタイトル曲のサビがかっこいいかな、程度です。
前後半の落差が大きすぎるのは残念ですが、標準以上の出来であることは間違いないアルバムでしょう。何と言ってもさすがスコットランド出身だけあって、品がいいまだ、聴かれたことのない方は是非聴いてみて下さい。
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