Adobe、「Photoshop CS6」の深刻な脆弱性に対処
ITmedia エンタープライズ 8月31日(金)8時38分配信
米Adobe Systemsは8月30日、「Photoshop CS6」の深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートをWindowsとMac向けに公開した。
同社のセキュリティ情報によると、今回のアップデートではPhotoshop CS6(13.0)に存在していたバッファオーバーフローの脆弱性に対処した。この問題を突いた悪質なファイルをWindows版またはMac版のPhotoshop CS6で開くと、任意のコードを実行され、攻撃者にシステムを制御される恐れがあった。
脆弱性を修正した最新版はPhotoshop CS6(13.0.1)となる。現時点で攻撃の発生は確認されておらず、アップデート適用の優先度は、「過去に攻撃の標的にされたことがない製品」という理由から、3段階で最も低い「3」と位置付けている。
なお、Photoshop CS5.1(12.1.1)/CS5(12.0.5)までのバージョンはこの脆弱性の影響を受けないため、アップデートを適用する必要はないとしている。
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