鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられた無人補給機「こうのとり」4号機が9日午後8時20分すぎ、高度約400キロで地球を周回する国際宇宙ステーション（ISS）に到着した。ISSに接近後、ロボットアームでキャッチされた。10日未明にドッキング後、食料や実験材料などの搬入作業が行われる。　
　こうのとりは4日に打ち上げられた後、宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センターからの管制で徐々に高度を上げ、ISSに接近した。約5．4トンの補給物資の中には、11月からISSに滞在し、日本人初の船長を務める若田光一さん（50）の話し相手となる小型ロボットや彗星（すいせい）撮影用の超高感度カメラも含まれている。
　こうのとりは9月5日ごろにISSから分離され、同月7日ごろに大気圏に突入して南太平洋上空でほぼ燃え尽きる見込み。