地球と同じ岩石と鉄の惑星=表面3000度、生命期待できず―700光年先で発見
時事通信 10月31日(木)8時48分配信
地球からはくちょう座の方向に約700光年離れた所で、大きさが地球の約1.2倍、質量が1.7~1.9倍程度の、主に岩石と鉄でできているとみられる惑星が見つかった。地球によく似ているが、太陽に当たる恒星に近過ぎて表面が3000度近い熱さとみられ、生命が存在する可能性は低いという。
この惑星は、米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡で最初に発見された「ケプラー78b」。ハワイ大など米国チームがハワイ島のケック望遠鏡、ジュネーブ大など欧米チームがスペイン領カナリア諸島のガリレオ望遠鏡を使い、それぞれ詳細に観測した成果を31日、英科学誌ネイチャー電子版に同時発表した。
地球サイズの惑星が今後多数見つかれば、岩石や鉄で構成されるのが典型的なのか、それとも珍しいことなのかが分かるという。
78bは、大きさが太陽の7割、質量が8割の恒星の周りを、1周わずか8時間半で回っている。両チームは、重力の影響で恒星の位置が周期的に揺らぐことに注目し、78bの質量を突き止めた。大きさと質量から密度を計算すると、1立方センチ当たり5.3~5.6グラムとなり、地球の同5.5グラムとほぼ同じだったことから、78bも岩石や鉄でできていると推定した。
業界の話題、問題、掘り出し物、ちょっとしたニュース配信中。
最新の画像[もっと見る]
-
今年もイルカ元気です。 10年前
-
布袋さんのような体形になってきました。 11年前
-
須磨海水浴場へ行こう。 11年前
-
須磨海水浴場へ行こう。 11年前
-
須磨海水浴場へ行こう。 11年前
-
少子高齢化で商売繁盛どころじゃない? 11年前