細胞でひも作製=神経や筋肉の機能確認―東大
時事通信 4月1日(月)17時26分配信
神経や筋肉の細胞を、直径0.1ミリ、長さ1メートル以上のひも状に加工することに、竹内昌治東京大生産技術研究所准教授らの研究チームが成功し、英科学誌ネイチャー・マテリアルズに1日発表した。立体的な組織をつくるなど、再生医療に役立つ可能性があるという。
研究チームはラットやヒトの細胞にたんぱく質を加え、細い管に流し込んでひも状に加工。神経細胞のひもでは神経活動が行われることや、心筋の細胞のひもは拍動することなど、元の機能を持っていることを確認した。
ラットの膵臓(すいぞう)の細胞から作ったひもを糖尿病の状態にしたマウスに移植すると、血糖値を下げるインスリンが分泌されて血糖値が正常になることも分かった。膵臓の細胞をばらばらに移植しただけでは血糖値は改善されなかった。細胞は結合した状態になって初めて、機能できるためという。
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