次期大型基幹ロケットの開発費70億円…文科省
読売新聞 8月29日(木)8時45分配信
文部科学省は、来年度予算の概算要求に、次期大型基幹ロケットの開発費70億円を新たに盛り込むことを決めた。
大型ロケットの新規開発は、1996年に始まったH2Aロケットの開発以来、18年ぶり。2020年の打ち上げを目指し、計約1900億円の開発費を投じる。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業による「H3ロケット」(仮称)構想をもとに開発する。構想によると、新ロケットは全長50メートル級で、補助ロケットの数を変え、中型から大型の衛星の打ち上げに対応する。米航空宇宙局(NASA)とエンジンを共同開発してコストを抑え、衛星打ち上げ市場の競争力強化を狙う。
このほか、小惑星探査機「はやぶさ」の後継機で、来年末の打ち上げを目指す「はやぶさ2」についても、追加の開発費として約126億円を盛り込む。
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