直接観測できた最軽量級の惑星=木星の4~5倍―国際チーム
時事通信 6月3日(月)19時16分配信
地球から約300光年離れた恒星の周囲で、質量が木星の4~5倍と推定される惑星を発見したと、欧州南天天文台(ESO)が3日発表した。フランスのグルノーブル惑星・天体物理学研究所などの国際研究チームがESOの南米チリにあるVLT望遠鏡を使って直接観測した成果。太陽系以外でこれまでに直接観測できた惑星では最軽量級という。
太陽系外の惑星は近年、数多く見つかっているが、大半が間接的な観測に基づいている。惑星が恒星の手前を横切る際、恒星が若干暗くなったり、恒星の位置が惑星の重力で揺らいだりすることから、存在が推定されることが多い。
この恒星「HD95086」は質量が太陽よりやや大きく、誕生後1000万~1700万年と非常に若い。直接観測に成功した惑星は恒星を円盤状に取り巻くガスとちりの一部から形成されたとみられ、恒星からの距離は太陽と海王星の距離の約2倍に相当する。
惑星の明るさに基づくと、表面温度は約700度とみられ、水蒸気やメタンを含む大気が存在する可能性がある。岩石質の惑星ができてから周囲のガスが集まって大気となったか、最初から主にガスが集まって惑星ができたと考えられ、形成過程の解明が次の課題という。
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