総務省所管の独立行政法人「情報通信研究機構」(NICT、精華町)は、携帯電話で模様を読み取るQRコードの次世代型にあたる「零(ぜろ)次元コード」を開発したと発表した。電子看板上の点(零次元)の色変化に、インターネットのアクセス情報を組み込んだ。QRコードに比べ、特定の場所での公共性を保ちつつセキュリティーに優れる。NICTは「機密保護が必要な情報を、携帯をリモコン代わりにして、簡単に取り出せる」としている。
NICTによると、例えば学校、保育所などで、保護者が掲示板に携帯電話をかざせば、学校、保育所の活動記録や連絡事項を読み取ることができる。また災害発生時に、救助隊員に要配慮者世帯を示す電子地図を提供することが可能という。
QRコードでは2次元の平面から情報を読み取るが、零次元コードでは、点から発する色を1秒間に高速で変化させ、その変化のパターンをコードとして、情報を伝達する。色は3原色を組み合わせて多様に表現でき、読み取りには3秒が必要。コードにはリアルタイム情報が入っており、コピーは利用できない。QRコードと同程度の100万種類のコードが設定できる。
現在は特許出願中で、既に企業の問い合わせもあるという。NICTは「QRコードのようにコピーできず、監視カメラなどのあるセキュリティーに優れた特定の場所で使えるのがポイント。大型電子看板の前で複数の人が同時利用できる公共性もある」と説明している。【玉置勝巳】
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NICTによると、例えば学校、保育所などで、保護者が掲示板に携帯電話をかざせば、学校、保育所の活動記録や連絡事項を読み取ることができる。また災害発生時に、救助隊員に要配慮者世帯を示す電子地図を提供することが可能という。
QRコードでは2次元の平面から情報を読み取るが、零次元コードでは、点から発する色を1秒間に高速で変化させ、その変化のパターンをコードとして、情報を伝達する。色は3原色を組み合わせて多様に表現でき、読み取りには3秒が必要。コードにはリアルタイム情報が入っており、コピーは利用できない。QRコードと同程度の100万種類のコードが設定できる。
現在は特許出願中で、既に企業の問い合わせもあるという。NICTは「QRコードのようにコピーできず、監視カメラなどのあるセキュリティーに優れた特定の場所で使えるのがポイント。大型電子看板の前で複数の人が同時利用できる公共性もある」と説明している。【玉置勝巳】
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