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日本人なら野良仕事

日本人の食うものは日本でできる。

企業が来るⅠ

2007-11-22 09:41:20 | Weblog
主人のいなくなった家が増えている。
広い鶏舎が残っていた。
突然、解体業者が入ってきた。
大型車進入禁止の道路を大型車が解体した鉄骨を運んだ。
田舎の人は呑気なものだ。
騒音、ホコリがひどいのに誰も文句を言わない。

ある人がトラックの運転手に抗議した。
庭先をトラックが頻繁に通るので、大型車は通行出来ないことを伝えた。

しばらくすると大型車は通らなくなった。
何と普段大型車が通れない道路に異変が。
大型車進入禁止用の道路に設置されたコンクリートポールが無くなっていた。
廃棄物を運ぶトラックは人目を避けるように細い道を抜けていったのだった。

こんなにいい天気なのに

2007-11-20 17:25:22 | Weblog
今日はまれに見るいい天気だった。
こんないい天気の日に家の中にいるなんてもったいない。

今日は里芋を掘った。
今年の里芋は夏の暑さでできはイマイチ。
自家用なので十分いただけそうである。

それにしても外に出ている人が少ない。
こんないい天気なのに。

十日夜(とうかんや)

2007-11-10 10:47:40 | Weblog
埼玉文学賞小説部門「十日夜」山田たかし
11/6の埼玉新聞で読んだ。
過疎化の秩父を舞台にした短編だが山村の様子がよく表現されていた。
昔を思いだして、涙無しでは読めなかった。

しかし、よく考えてみると、滅び行く村の様子を題材にして小説を書き儲けている。とも考えられる。
小説家はカネが入っていい思いをするが、肝心の、過疎化した山村はよみがえる事はない。このことの方が大変重要な問題だ。
日本の財産である山、森林、田畑が荒れていくのだから。

ある人は募金なり、寄付なりで自然再生をと考えているようだが、そんなことで再生できるほど甘くない。
なにしろ何千年とかかって大勢の人間が作り上げ守り続けてきた国土だから、少々のカネではどうにもならない。
重要なことは、人手をかけることだ。継続して働く人間を育てなければ豊かな自然は守れない。

今年の十日夜(とうかんや)は11/19。
そろそろ山の竹切り、下刈りの時期になる。

政治は日本を見放した。

2007-11-05 16:12:32 | Weblog
大連立でも分裂でもいいから、早く日本を正常にしてください。

政治家は自分のプライドや派閥の締め付け、過去の発言に縛られて何もできません。
自分の事ばかり、選挙の事ばかり。
第一党にならないと何も出来ないなんておかしいでしょ。

自分が主張した(約束した。)ことは実現させてください。
連立してもいいんです。国民のためなら。
離党してもいいんです。国のためなら。

どんどん日本がダメになる。
日本人が分裂する。
日本が沈没してしまう。

普通の百姓はいなくなった

2007-11-01 16:48:32 | Weblog
現役で農業をしている80代のじいさん。
トラクターで耕し、農薬ガンガン、化学肥料ドンドン。
大きく育った野菜に害虫はいません。
出荷する野菜は見た目で売れる。
早く育ててドンドン儲ける。

じいさんの育った時代は戦争とその後の復興世代。
何でもかんでも、生めよ増やせよ。大量に。大きく。安く。
儲けて儲けてカネを貯める。とにかく貯める。右肩あがり一直線。

農産物は窒素、リン酸、カリで育てた。
有機肥料なんて面倒臭い。堆肥ができるまで待ってられない。
害虫駆除は強力な農薬で。

じいさんの畑にはミミズもモグラもいない。
除草剤で雑草は生えない。

近所の老人たちはうまい物の作り方を知らない。
「昔は養蚕をしていたので野菜なんかどうでもよかった。」
「売り物の野菜は作らなかった。」
でも中には、
「うまくいってることは誰にも教えない。」
「自慢すると恨まれるから、自分の胸にしまって置くんだ。」
こういった閉鎖的な世界だった。

もう百姓はいない。



百姓の秋

2007-11-01 08:10:49 | Weblog
秋は百姓にとって至福の時だ。

あの暑い夏を乗り切って。人間も作物も一年の頂上を迎える。

百姓には休みがないと言われるが秋の収穫のあとはゆっくり休める。

一年の成果を振り返る。
今年は無農薬で通せたことが最大の成果だ。
化学肥料もあまり使わなかった。
これからはいい堆肥を作ることを目標にする。
お金をかけずにいい物を作ることが百姓の技だと思う。

会社を辞めた人は百姓をしてほしい。
お金では買えない、うまい空気、水。
人間の愚かさがわかる。