珍しいブーヴィエ・デ・フランドル(Bouvier des Flandres)がやってきました。で、でっかい。吠える、くんくん泣く、常に動き回るで担当したジェシカはとても大変そうでした。
そして、私が担当したのはプードル。全身は伸び放題でドレッド状態。耳の毛は耳の汚れと一緒に外まで垂れ下がり、目やにはコインほどの大きさに固まってガチガチでした。
4匹のプードル一家がみんなが同じような状態で、先生もタオルを使ってワンコを抱き上げないと噛み付きにくるほど、どのワンコもグルーミング嫌い。人間嫌い。
飼い主は食事を与えるだけ?何のために4匹も飼っているのでしょうか。
そして最悪なことに、クリップが上手く通らず、もつれた毛と一緒に薄い皮膚まで引っ張ってしまい怪我をさせてしまいました。
何もかも嫌がるワンコに優しくグルーミングしてあげようと思っていたのに、痛い思いをさせてしまいました。ワンコは丸くなって警戒し、もう誰にも触らせようとしません。先生のクリップにも噛み付き、ハサミで目やにをカットしてあげることもできないままでした。
赤くなって血が滲んでいる皮膚を見て私はかなり動揺。暴れる、噛み付くのワンコに何も出来なくなってしまいました。先生にケージに戻すように言われそうしました。可哀相に、カットも途中のまま小さなプードルはケージの中で丸くなり怯えていました。
すぐに次のワンコ、Peek-A-Booに取り掛かりました。Peek a booとは「いないいないばぁ」という意味ですが、このワンコはペキニーズ(Pekingese)とプードル(Poodle)のMixでピーカプー(PeekaPoo)という流行(?)のプードルミックスなのだそうです。コッカープー、チープー、ヨーキープー、ラブラドゥードル。何でもプードルとMixして、おまけにすごい値段らしいです。
初めのプードルですっかり動揺している私はPeekaPooと言われても、ワンコの名前(Peek-A-Boo)を言われているんだとすっかり聞き間違い。このワンコに思いっきりプードルフィートを作ってしまいました。後ろ足2つまでやったところで、先生に「プードルじゃないよ!」と言われて大慌て。あぁ、どうしよう。プードルじゃないのは解ってたんだけど、ボーっとしてやってしまいました。全身は#7でクリップ。後ろ足だけが目立っています。
もう何もかもメチャクチャ!おまけに飼い主さんが迎えに来てしまい、先生が急いで仕上げをしてくれました。飼い主さんは私の失敗を怒る事なく、逆に、「短くていいよ!前足もやっちゃって!」と言ってくれ、プードルフィートのピーカプーが出来上がりました。
すっかり自信喪失。怪我をさせる、カットを間違える。最悪です。
79F
今週は仕事の引継ぎの都合で、2日続けて学校に行きました。そしてラッキーなことに2日続けてシュナウザーを練習できました。
Morganはとっても大人しく、爪切りも沢山毛の生えていた耳の掃除もジッと我慢してくれました。体と頭を#10でクリップ。
昨日やったばっかりだし、大丈夫。覚えてる、覚えてる・・・と思ったら、
スカートを思いっきり一周させてしまいました。足の部分はいらないのに。先生は苦笑い。Sarahも一度やったことのある失敗のようで、大爆笑!先生が何とかブレンドして誤魔化してくれましたが、飼い主さんが迎えに来て帰っていくまで、かなりドキドキしました。
失敗、失敗。でもこれで二度とシュナのスカートは間違えない忘れないでしょう。
Morgan、ごめんね。
お次はコッカーのRusty。自分のワンコが終わったクラスメートのAliciaちゃん(まだ17歳!)と一緒に全身のクリップを始めました。
何故かココに来るコッカーってお年寄りばかり。そしてみんなご機嫌斜め。先生にマズルを着けるようにいわれたので、私とAliciaちゃんはちょっとドキドキしながら両側からクリップし始めました。
なんだ、結構大人しくて大丈夫じゃない・・と思った瞬間、なんとRustyはすごい勢いでクリッパーに噛み付きました。私もAliciaちゃんも後ろに1mぐらい飛び上がりました。二人とも顔を見合わせ一瞬声も出ません。あ、危ないよぉ。どうやら舌は切れてないみたい。本当にビックリしました。
Rustyのご機嫌はその後も良くならず、結局先生が仕上げてくれました。写真はなし。
Rustyのように突然噛み付きに(それもクリッパーに)来るワンコの方が、初めから最後までグルーミング嫌いを表現してくれるワンコより、予想ができなくてコワイです。噛み付かれるのも怖いけど、怪我をさせる方がもっと怖い。でもこちらが恐れていたらそれが伝わってしまうだろうし。
グルーミング、奥が深い・・・。
84F エアコンがんがん掛けてます。
今日はスコティッシュテリアのネッシーからスタート。グルーミングが怖いようで、テーブルに乗せた途端に、ガタガタと震え始めました。かなり毛量があるので、シャンプーの前にある程度クリップ。スカートを作りました。真っ直ぐなラインを作るのって難しい。
ブラッシングをしてシャンプーへ。
次のプードルに取り掛かっている間に先生が仕上げちゃいました。
こちらはPeache。クラスメートのDonnaがプードルフィートを作ってシャンプーとハンドドライまで済ましてありました。
最近は新しい生徒が増えて、プレワークが終わった状態から私が担当する事が多くなりました。
体を#10でもう一度クリップ、その後、初めてのポンポンを作りました。ポンポンのポンってPONじゃなくてPOMなんだ。初めて知った。先生が一つ作って見せてくれました。簡単に見えたのに、やってみると難しい←いつもの事。出来た!と思っても比べて見るとすごく大きい。まぁ大きいのは小さく出来るから・・とやり直し。
この繰り返しで<初ポンポン>1個と15分以上戦っていました。
写真で見ると私が作った向かって右のポンポンの方が先生が作った左より綺麗に見えるような?
Donnaがチラッと見て、「初めてのプードルなの?」と聞いてきました。「え?初めてのポンポンだけど」と答えると「OK」って。初めてのプードルって・・・どういう意味?そんなに変?ちょっとショックな一言でした。まぁ気にせず、次も頑張ろうっと。
78F
今日は朝から体調が良くありませんでした。
そんな事も言ってられないので、頑張ってグルーミング開始。
初めはPuffy。ボディは#33/4でクリップ。爪切りは全く平気なのに、耳の掃除は大嫌い。何度か咬み付かれそうになったので、マズルを着けたら狂った様に暴れだし、とうとう自分でマズルを外してしまいました。あまりにストレスを与えているようだったので、耳を触るのは止めることにしました。そんなに嫌だったんだね。ごめんね。
頭はコームクリップで仕上げました。顔は可愛くしてあげようと思うのですが、体がきつくて頭がボーっとして、どこをカットしたら良いのか考える気力がありませんでした。
こんなことじゃいかん! 立派なグルーマーになる為には体力も鍛えておかなければ。全然満足じゃない仕上がりになりました。
気を取り直して、次はプードルのZoe。新しいクラスメートのDonnaがプードルフィートとシャンプーをした後、私が担当しました。
私以外の生徒はみんな何かしらの経験者で入学してすぐにクリッパーを使い始めます。私は全くの初心者だったので、2週間ひたすらワンコを洗ったのでした。
黒い犬は写真取るの難しいです。
この他にもシーズーのCodyを担当しましたが、ボーっとしてて写真取るの忘れました。そしてやっぱり顔と頭のところで考え込んでしまいました。早く「手が覚えてる」と言えるほどの一人前になりたいものです。
70F
本日はヨーキー(らしい)のRubyから。とっても可愛い顔をしているのに、全部クリップのリクエストでした。前足を触られるのが嫌いで、ハサミでカットしていると思いっきりオシッコ。
チワワになっちゃいました。
次はお年寄プードルのコーリオ。
先生にも「早いな!」と言われるほど、毛が薄くてプードルフィートもすぐ出来ちゃいました。体は#7、顔は10#で耳もクリップ。お年寄りだから体の皮がノビノビで、片手で引っ張りながらクリップ。左耳がすごく汚れていて、シャンプーの時クリーナーを入れてクチュクチュしてあげました。
やっぱり耳の長い毛がないとプードルじゃないみたい。
こちらもシャンプーの後にオシッコされちゃいました。今日はみんなどうしたんだろう???
最後はFritz。既にシャンプーが終わった状態で、私は仕上げを担当しました。体は#7、顔は#10でクリップ。
残りは顔と頭というところで、飼い主さんが「何時ごろ出来上がりますか~?」と電話。先生は私の顔をチラッと見て「あと15分」。おぉ、これはかなりのプレッシャー。卒業も間近なので少しスピードアップできるようにと話したばかりだったのです。
なんとか間に合いました。
今日のおまけ・・クラスメートのジェシカちゃん(まだ19歳)が担当したプードル。ショップに来た時は既にモヒカンの状態でした。お家で試しにやってみて気に入ったそうです。
偶然、新規のお客さんが見て、うちのプードルはモヒにしないでと、念を押したのが可笑しかった。
そして嬉しいNews。週末、元クラスメートのSherylが働いているショップを見に行きました。
グルーミングテーブルが8台でグルーマーは4~5人はいたかなぁ。ワンコたちはケージの中ではなくみんなフロアーで遊んでいたりお昼寝していたり。とても忙しいそうですが、楽しそうないい雰囲気のショップです。
オーナーのJohnは優しそうだし、グルーマー達は「ハジメマシテ」と言う前にチョコファッジを勧めてくるほどフレンドリー。ドッグフードなどを売るショップもあります。
私の休みは日月でこれは希望通り。Payは私が担当するワンコの50%でこれも標準・・。本当はもっといろいろ見て回るつもりだったのに、先生も勧めてくれるし、Sherylもいるし、家からも通える範囲だし、おまけに募集してるし!
卒業したらココで働く事にしました。
ということで・・・やった~!グルーマーの卵からひよこへ!
残りの授業も頑張ろう
73F
流血なし、マズルなし、吠えられる事もなしの穏やかな一日でした。
本日はテリアMixのMaxくんから。まだパピーでグルーミングにも慣れていません。今日のところはシャンプーと爪切り耳の掃除だけでした。
その次はとっても綺麗なBaby。シャンプーが終わったばかりかと思うほど毛玉もなく、コートがつるつるに光っていました。#4でクリップしてしまうのがもったいないくらいです。耳もきれいだし、爪も短い。とっても大事にされているワンコのようです。
涼しい姿になってしまいました。
最後はお年寄りコッカーのPepe。とっても大人しくて何をやってもジッと我慢してくれていました。手入れがしやすいようにと頭は#10、体は#7でクリップしました。
83F すっかり春の陽気でした
今日はいきなりメガネが壊れ、グルーミングを30分ほど中断しました。ネジの代わりにペーパークリップを突っ込んでなんとか応急処置をしましたが、グルーミングの道具も身の回りの物も、きちんと手入れしてないとワンコを待たせることになるなと実感しました。
予約してあった3匹がキャンセルの連絡もなく来ませんでした。No Call No Showというやつです。
私は兄弟ワンコを担当しました。初めのワンコは不気味なほど全く反応がなく、とても心配になりました。体調が悪いわけではなく、怯えているわけでもなくただ大人しいようです。どこを触ってみても反応がないこういう子に限って、イキナリ噛み付いたりしそう。
体と頭は#7で顔は#10でクリップしました。
最後まで反応がない
次は何もかも嫌いな困ったちゃんでした。私はシャンプーの後から担当しましたが、顔と前足を触られるのが大嫌いで、軽く触れただけで甲高い声で悲鳴を上げます。先生も「目を突いたら危ないから」と諦めるほどジッとしてくれませんでした。
顔をもう少し綺麗にしてあげたかったんだけど、安全第一ということで。
75F
今日はプードルのLoudyから始まりました。#4で全身をクリップ。爪切りは平気でしたが、耳がかなり汚れていました。顔のクリップの後ノミがいたのでフリーシャンプーを使いました。
頭はフラットトップを作ってから丸くカットしたのですが、今写真を見ると丸みが足りないような気がします。
次はブログのタイトルと同じ名前のPooch。#5でクリップしました。毛玉がひどくてシッポはフェルトの塊になっています。耳に沢山毛が生えていましたが、触ると噛みつかれそうになりました。マズルをして掃除をし、シャンプーへ。
次のワンコに取り掛かっている間に先生が仕上げてくれました。
次はMargo。毛がすごく硬いワンコでした。爪切りもシャンプーもおりこうさんにしてくれました。
リボンも自分で付けてみました。
この他に今日はスカイ・テリアがショップに来ていました。体の毛は硬そうなのに頭の毛は人間の黒髪のようです。
こちらはPenny。
先生にカットされるDido。
そして家に帰るとテーブルの上に今日発売の50周年記念エディションのLady&Trampが!
限定プレゼントのTramp人形までありました。
80F
土曜日の今日はまだパピーのプードル、Gingerから始まりました。
顔のクリップ、爪切り、耳の掃除は終わった状態で私はシャンプーから担当。ハンドドライでは丸くなってうずくまってしまい、まるでカタツムリのよう。
少しお直しが入りましたが仕上がりました。
次はMissy。全身を#4でクリップ。爪切りが苦手でした。耳の中はとっても綺麗でお掃除がいらないほど。目の周りも汚れていません。きっといつもお手入れしてもらっているのでしょう。シャンプーのあとハンドドライをしましたが、ドライヤーから逃げるのに必死でした。
前足を触られるのが嫌いでハサミでカットになりました。お迎えが来てしまい、先生が仕上げてくれました。
ママの声を聞いてビックスマイルのMissy。
グルーミング中もニコニコしっぽを振ってくれたり、いっぱいKissしてくれたり。まだまだ覚える事が沢山ですがHappy Dogsに囲まれて毎回かなり楽しんでいます。