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ishiの花鳥風景

青梅で野鳥や野の花を楽しんでます。
写真といいかげんなコメントが多いので、適当に反応してもらうとうれしいです。

カナディアンロッキーへ

2015-10-12 | 旅行記

                                   最近のページはここをクリック

2008年6月一般向けパック旅行に。

アメリカ大陸とカナディアンロッキーに雄大な景色を期待して。

 


間もなく夜が明ける、まだ見ぬアメリカ大陸に期待でわくわく。



 
ロッキー山脈かなー、山のようなものが見えてきた。

 

 


高度がだいぶ下がってきた、初めて見るアメリカ大陸、もうすぐ着陸。

 

 
バスでバンクーバー空港から市内へ向かう途中。






グランビルアイランドへ着いた、さっそくマーケットの中に入って観光、果物や野菜がきれいにいっぱい。
日本とスケールが違う、やっぱりアメリカ大陸だ。

 
安かったブルーベリーを買って袋から食べながら歩く。
むかしは工場地帯だったとか、再開発されいい街になったようだ。

 

 

スタンレーパークのモニュメント、ウミネコが羽を休めている。

 

ボウ川、映画「帰らざる河」マリリンモンローが川の中のシーン撮影場所だと。
この日のように水量が多かったらおぼれたかも。

 

マウントロブソン、カナディアンロッキー最高峰だと、雄大だー、絵はがきじゃないよ本物だよ。
日本からのパックツアーではあまりよらないところらしい。

 

マリーンレイク(MarigneLake スペル注意)へのバスから。

 

船長は本物のカナダ超美人、並んで記念写真撮りたい衝動に・・ムリに決まっている、恥ずかしいなあ。
ガイドはこの辺に住んでいる日本人でガイドに慣れていてある意味つまんない。

 

 

出発、波静か、釣りのボートか、ほかには見かけない。

 

水はエメラルド、山は針葉樹と残雪だけ、カナダだ!。

 

どこかで見たことないですか。
カナダ観光ポスターに使われた正に絵のような景色、これは本物だ!。

「マリーンレイクチケットオフィス」、これくらいの英語は私にも読める。
なに、今はみんな日本語になっている?。 
いかにも観光土産がいろいろ、冨士フィルムの「写るんです」があったので買ってしまった。

 

Ticket Officeにいたツバメ類。
北米の野鳥図鑑は買ってないので正式な鳥名は不明、腹まで茶色いので日本のツバメとは明らかに違う。

 

 

ツアーバス前を平然と横切る野生のクマ、やっぱりここはカナディアンロッキーだ。

 

バスはサービスよくストップ、みんながカメラを向けたのでさすがに逃げた。

 

マウンテンゴートも出た、きたな~い、夏に向かって毛が抜け始めてボロボロやぎー!。
見た目で差別しちゃダメだなー、こちらも立派な野生動物なのだ。

 

みごとなアサバスカホール、音も迫力いっぱいだ。

 

コロンビア氷原へ向かう途中で見えた氷河の先端。
手前の長い針葉樹(パイン=松)の高さは十メートル以上なので氷河の厚さがいかに厚いかが分かる。
これもやっぱりスゴーイと歓声をあげるしかない。

 

  

バスが雪上車ターミナルに着く、トイレを済ませこれから向かう氷河の先端方面の景色を眺める。
温暖化で毎年奥へ奥へと下がっている、この景色も何年か後には見られなくなるだろう。
地球の未来が心配だ。正しい名前は「アサバスカ氷河」です。





専用雪上バスで氷河の先端地に着く、各国から来た観光客でにぎわっている。
大自然の中という雰囲気ではなく、手軽なアクセスで観光地化が残念、仕方ないか。




これが氷河が溶け落ちる最先端。

 

 

ペットボトルに解けた氷河の水をくむ人。
私も組んで日本に持ち帰り仲間に「この水を飲むと寿命が延びる」という話ですと言って飲ませた。
みんな少し恐る恐る飲んでいるような表情だった。 

 




エメラルドグリーンが特に美しいペイトー湖、観光コースなので韓国の団体と一緒になった。

 



LakeLouise INNのロビー、こじんまりこぎれいの宿で一晩。

 

 


絵葉書でよく見る美しい風景、ポーズをとった体格のいい女性が何ともイイ。
馬で一周できるらしいがそんな時間はない。




バス駐車場で見かけた白い野鳥、ムクドリ系かな。

 



モレーンレイク、美しい湖もたくさん見てきたので、感動が薄れてきた。
少し高いハイキングコースにも行きたかったが、連れの足元が危ないとガイドに止められた、悔しい。





バンフへ向かうバスから、カナダらしい大きな風景。

こじんまり田舎町キレイな観光地バンフ。

 

オカナガンへの途中、長旅バスを降りて休憩、カナダらしい風景を眺める。

 

 

 

GlacierParkでバスを降りて休憩、地リスが近くでご愛嬌。

 

アップしてみるとこんな顔、さすがカナダの動物、人間をあまり気にしない。

 

地リスのいた道の駅のようなところから山を見る。

 

 

何もない田舎の公園でトイレ休憩。
でも何やら日本人にゆかりあった町とかで小さな日本庭園があった。

 

 

湖の傍のワイナリーによって昼食。

 

部屋から夕方の街をみる。

今日は自由行動日、連れと二人で公園を散策に出かける。

 

ヨットなどの船がいっぱいの港。

 

公園でのんびり草を食べるカナダガン。

 

 

やや遠かったがハクトウワシが、ここはやっぱり北米大陸だ。

 

公園の周りの浜にいたオオセグロカモメ。

 

森の中に入る、メタセコイヤなどの針葉樹の大木が、キバシリ類に会う、日本のものとはちょっと違うようだ。

 

 

茶い腹の鳥、ムクドリのようなツグミような鳥、日本にはいない。

 

背中は黒い。

 

 

図鑑的に横から見るとこんな感じ。

 

日本に帰る朝、朝食のレストランから町を見下ろす。

 

 

バンクーバー空港を離陸。

 

窓から寒そうな北の大陸を見ながらさようならカナダ、カナディアンロッキー。

 
(まだ少し手直し工事するかも)


 


白神山地でブナの森

2008-08-07 | 旅行記

「白神山地に行きたい」と知り合いが言い出した。白神山地が「世界遺産」となって、有名になったことで、素晴らしいブナの森のイメージだけが膨らんでいる。 世界遺産核心部は、「観光地」ではないので一般の人は立ち入り禁止になっている。しかも、我々には登山できる体力も経験もないのだ。このことを理解して「白神山地」を調べた。 しかし、ここに行けば「白神山地に行った」といえる代表的な場所はない。  観光客が行けるところは、青森県と秋田県の広範囲に分散しているのである。(手の平マークになる写真はクリックすると大きくなります。)

朝、新幹線に乗って、ローカル線を乗り継いで午後4時近くについたのは「鯵ヶ沢」だ。
今日はもうどこにもいけない。小雨の中宿の周りを散歩して、期待外れの夕食を食べて寝るだけだった。明日は核心部に似たブナの森という「ミニ白神」に行くことにした。
バスは一日1便しかない。

 バスから良く見えた岩木山


現地に着いて、ガイドとミニ白神の森に入る。

Photo_24
8人くらいで説明を聞きながらの散策となった。


 





  

    大地にしっかり根を張り、空に向かって真っすぐ伸びたブナの木。
    Photo_20Photo_21

  

みんなで見上げた幹には、数年前にクマゲラが掘ったという巣穴がある。

 Photo_34












ブナが水を吸い上げる音
が聴診器で聞こえるというので、真剣に聴いてみる、が、本当はどうやら無理らしい。



木漏れ日が差し込む足元のヒトリシズカ
適度に明るく柔らかい散策道が気持ちいい。キビタキの声もあちこちで聞こえる。アカゲラの姿も見られた。
残念ながら、ガイドは野鳥には詳しくない。









ここの健康的なブナの森は、実に美しい。 生まれたての酸素が私の体の細胞に染み込んでいくようで、なんとも気持ちがいい。 私もあちこちでブナは見ているが、これだけきれいな幹のブナの大木が密集した森は見たことがない。 確かに世界遺産ということが納得できる。

 




         登った証拠のクマの爪跡があちこちで見られた。


Photo_33 ブナは、みな足を四方八方に伸ばし、がっしりと立っている。

 

 

 

 「ミニ白神」は核心部ではないが、次回はガイドをつけないで、ゆっくり時間を取ってブナの森を味わってみたいところだ。

 夕方、五能線に乗って、不老ふ死温泉に向かう。
翌朝、路線バスで“観光地”の「十二湖」に到着した。


こちらは、旅行会社のパック旅行にも入っているところ、有名なだけにブナの森は名前ばかり先行しているだろうから、あまり期待はしていない。
今日はガイドがいない、歩くコースをよく確認する。


 パンフレットに良く載っている、有名な青池
もっと深い森にひっそりとあるのかなと想像していたが、木製の小さい展望台があり、たくさんの観光客が記念写真を撮っている。 山道を少し登ると広い道に出た。「ブナの森」と看板があり、ここから先がブナの多いところらしい。ところが、ほとんどの人はここをちょっと見て、観光バスにひき返しているようだ。 なんということだ、もったいない。
これだから、旅行会社が企画したパック旅行は良くない。私も以前利用したことがあるが、それ以来国内では利用していない。 ミニ白神のブナと様子がちがう。この辺は湿気が多く、少し暗いのでブナの幹にはコケがだいぶ付いている。

 









森の道は人は少なく静かでよい。
足元にはフタリシズカ。 しばらく進むとシダに囲まれ、ひっそりとした池に出た。
          







下が沸き壷の池である。やっと私の望んでいた、イメージ通りの景色に会えた。
左半分が青、右半分が緑色をしている。しっとりとした静かな透明の池を、時間をかけて眺めた。

Photo_7





ここでも、キビタキの声はあちこちで良く聞こえる。 それだけ森が豊かということだろう。  十二湖は名前ばかりかと思っていたが、ちょっと入ると池も多く、森もなかなかだ。やはり、時間にゆとりを持って歩かないと、ここのよさは味合えないのだ。











再び五能線に乗って秋田県に入る。
明日は「留山」だ。 ここを知っている人は少ないだろう。
実は仲間に秋田出身の長老がいたのだ。 長老と言っては失礼かもしれないが、いろんなことを良く知っている。



教えてもらった秋田白神駅近くの宿に泊まることになった。

留山へはバスはなく、また、山に入るには指定のガイドと一緒でないと入らせない決まりがある。

Photo_11
ブナの大木。ここは日本海からの雨風でまっすぐ伸びることができず、ごつごつとした、たくましいブナが多い。

ミニ白神と違って、針葉樹や常緑樹も混ざっている。

盗掘されると困るので場所は教えられないサルメンエビネが咲いていた。
各地で起こっている「盗掘」は大変残念だ。そんな人の気が知れない。「留山」とは、昔から水源を守るために木を切るのを留めていた山、からきた名前なのである。



さすがにここは秋田の田舎、ミズやタラノメなどの山菜がたくさん道端に生えている。 地元の人は、肥えた良いものだけしか採らないので残っているらしい。
必要以上に採らないことは非常に良いことだ、これで来年も良いものが採れるだろう。

帰りの車でガイドに話した。レストランで、まぐろの刺身やてんぷらなどどこでも食べられる“ご馳走”は食べたくない。 地元の素朴な山菜や魚などが食べたいのだが、レストランのメニューにないのが残念と・・・。


ガイドが急に車を止めた、「ハヤブサだ!」と。私がバードウォッチャーということを知っていたからだ。窓から見たらそれはノスリだった。今回はただの旅行なので、残念だが望遠レンズは持ってきていない。Photo_38 Photo_37Photo_35しかし近い、ズームレンズをいっぱいに伸ばして200ミリで撮ってみた。










宿横のレストランで、「シーフードカレー」の昼食をとっていたら、宿の人がテーブルに寄って来て耳打ちをした。  「みなさんのために、特別に山菜を用意していますので、食べて帰ってください」とのこと・・・。
戻ってみるとラウンジの丸テーブルに、ミズの味噌汁とヒメタケをゆでたものが並んでいた。 
甘口の汁にシャキシャキのミズ、皮をむいて食べると爽やかな竹の香りがするヒメタケ。我々は、「ウマイ、ウマイ」と歓声を上げた。これが本当のご馳走だ。こんな料理が食べたかったのだ。

人には本当の気持ちを話しておくと良い、伝わるものだ


ネパールでヒマラヤ

2008-04-11 | 旅行記

世界の屋根、ヒマラヤの山を一度は見てみたいと、旅行会社の説明会に行った。 ヒマラヤの山麓を歩くのだから特別な準備が必要なのでは、と皆さんから質問が飛び交った。私も山で遊ぶのは慣れているが、聞き漏らしのないようにした。 しかし、実際現地についてみると、日本の田舎とあまり変らない気温と風景に、気が抜けた。 カトマンズ空港は、レンガ造りでこじんまりしていて、いい雰囲気だ。バスから見える街並みは、経済が苦しいためキレイではないが、建物も女性の服装もカラフルだ。始めて来た感じがしなく、なぜか懐かしい・・。(写真はクリックすると、大きくなります。)

 
空港からナガルコットへ向かう。
道路は、バイクや歩いている人が多く、センターラインはほとんどない。Photo_2










 近づくにつれ山頂までつづく段段畑と農村が見えてきた。 ナガルコットは標高約2100メートル、富士山五合目とほぼ同じなので何も心配しない。 ネパールではこのクラスの山は、オカ、と呼ぶとガイドがうまい日本語で説明した。冗談か大げさに言ったのかと思ったら、後で本当だということが(コットは丘のこと)で分かった。

 曲がりくねった危なっかしい山道をマイクロバスで登って、ナガルコットのホテルに着いた。  早速テラスに出た、スゴーイ!とみな歓声をあげる。遠くに雲がたなびくようにヒマラヤ山脈が延々と続いている。

 部屋は高級ホテルだけに設備は良い。
お風呂はやや不満だが、水もままならない高山ではたいへんゼイタクなのだ。




 
夜明けが始まった、この山脈の中にエベレストがあるのだが、いくら説明してもらってもこれがそうだという、確信が持てない。
エベレストが目立たないくらいヒマラヤ山脈はスケールが大きいのだ。 

          

  山頂が朝日で明るく映し出された。 




Photo_13

そしてナガルコット全体に朝が来た。
空気は冷たいがサービスの温かいコーヒーをお代わりして、徐々に明るくなる村の風景を眺め続けた。

 

 

 

 



Photo_14 カトマンズ
 道路は左通行のようだが、信号もないので、交差点は混乱している。
クラクションを鳴らしながら、車もバイクも入り乱れて、我先にと隙間に割り込み先を急ぐ。
 

600年も前から続いている世界遺産地域。旧宮殿、ヒンズーや仏教の寺院などを中心に街並みが保存され、今も人々が暮らしている。


Photo_3












 
30人乗りのプロペラ機でポカラへ。リゾートホテルの庭からのヒマラヤの山。 
どうやらこの辺ではどこからも見えるようだ。


 

 

 

 

  
夜明け前にバスに乗って、サランコットに立つ。
神の山、マチャプチャレに御光が射す。Photo_42





アンナプルナにも。                        

 
 左奥には白い、ダウラギリが見える。 いずれも7000メートルクラスの山だ。

 



 アンナプルナとマチャプチャレ 夢の中を漂う気分・・・、頭の中が空っぽになった。

明るくなるにつれ少ずつ変化していくこのパノラマを表現する言葉は見つからない、深く息を吸って、ただ眺める。気がついたら2時間が過ぎていた。

 

世界からカメラマンが来ている、もちろんカメラは日本製だ。















ホテル シャングリラ 夕食前に庭に出ると、プール越しに見えるヒマラヤの山々。











優雅なリゾートホテル生活を3日も過ごした。

 

















ちょっと郊外へバスで走る、羊の群れを連れた、羊飼いも今も多く見られる。

バスターミナル? これからハイキング、みやげ物店の有料トイレで用を済まし、「カスキコット」へ。

  

アンナプルナ 日本のスキー場でこの名前を使っているところがある。
カスキコットからのマチャプチャレ、神の山なので登山禁止だそうだ。




花に囲まれた山荘
韓国人の所有する別荘だそうで、ハイカーに休憩所として開放しているらしい。

バス停から、我々を親切に案内しながらついてきた現地人は、実はみやげ物売りだった。
休憩所につくと早速、店を広げた。日本人はこうすれば買ってくれる民族だということを、知っているのだろう。それを充分承知の上、何人かが買ってあげていた。




麓から山の上まで幾重にも段段畑がつづく。
 










のどかに見える山の村、その脇の砂利道を歩いて抜けてバス停まで行く。村の奥さまたちが鍬を肩にかけ、にぎやかにおしゃべりしながら歩いている。きっと旦那のうわさ話でもしているのだろうと、勝手に想像した。

 


 





WHITE-VENTED MYNA? ホテルのベランダからバードウォッチング。



ホテルの周りは、農村が広がっている。自由時間にカメラを下げて田んぼの道を歩く。
私たちを見て、変な観光客だなーと農家の人々がじろじろと見ている。子供たちは気さくに、ジャパニー?、ジャパニィー?、と笑顔でついてくる。 まぁ、こんな所を一眼レフのカメラをぶら下げている観光客は、日本人くらいだろう。









カトマンズ市街
 地域によってだいぶ違う街並み。

 

コックピットから 遊覧飛行はカトマンズ空港の端っこから飛び立つ。 この日は朝から霧が出て1時間ほど待たされた。 一時は飛べないかと心配したが、ようやく晴れて飛ぶことができた。すぐにヒマラヤ山脈が一望に。 ポカラでは見えなかったエベレスト付近のヒマラヤだ。30人乗りの飛行機だが真ん中の席は空けて定員20人、かわいそうにネパール人1人だけが私たちと一緒になってしまった。






地上からは見ることができない地域にある、サガルマータ(エベレスト)をようやく見ることができた。ズームをいっぱいにすると、山頂にたなびく雲が見える、山頂はやはり厳しい気候だということが分かる。 
40分くらいの飛行時間は、あっというまに過ぎてしまった。

もう少しサガルマータの近くを、飛んでくれるのではと期待したが、
一般の観光だと、ここまでかな。

 

 

 

 

 

これで今回の旅は終ってしまった。   

小さくてなぜか懐かしい、カトマンズ空港でフライト時間待ち。
ネパールともお別れだと思うと、急に寂しくなった。
美しいヒマラヤの山々よ、ありがとう、さようなら。





 


裏磐梯か高原か

2008-02-29 | 旅行記

今回はインターネットで、裏磐梯の一番奥のペンション村を宿に選んだ。 いまは「磐梯高原」と呼ぶのでしょうか。 良く知られているのは「裏磐梯」ですが、昔どこかで、裏は良くないので、これからは「磐梯高原」と呼ぶようになったと記憶していますが、その後どうなったんでしょうか。
まぁ地球にはウラもオモテもありませんから、気持ちだけは大きく「地球と遊ぶ」ことにしている私には関係ありません。 地図を見たり電話で道をききながら奥へ奥へと走った。さすがにこの辺は関東の観光地と違い、人も建物も少ない。やっとペンションに着く。予想どおり良い環境の斜面に、ログハウス風の建物があった。しかし、宿に入るには急な階段を50段くらい下りなければならない。大いにバリアアリーだ。階段を歩きにくい人はたいへんなことになる。普段も必要な物資をフーフー言いながら運ぶのだそうだ。

 さっそく荷物からカメラと双眼鏡を取り出して、付近を散歩する。ペンション近くの小さな湖、人工的なものが何もない。こんな景色を望んで来たのだ。淡い新緑につつまれた山や水面をじっくり眺める。ほんとうに気分の良い、ゼイタクな時間を過ごした。

 
曽原湖
 人影はほとんどない、湖畔で準備していた数人のカヌーがゆったりと湖に漕ぎ出した。静かなカヌーは気にならない。
遠くに磐梯山が見える。


 

 





湖畔の新緑の唐松に

アカゲラが来た。

 

 

 

 

 



Photo_8庭にヤシオツツジが咲いていた。  楽しみの夕食には、地元産の丸々と肥えたワラビも出た。ビールを飲みながら、オーナーが撮影した野の花や野鳥のアルバムを見せてもらい、丁寧に解説もしてもらう。野鳥の写真は力を入れていないようで、あまり良いものはない。 自然についての話や世間話など長々と付き合ってくれた。

話の中で、私が「ここは国立公園だからペンションもこれ以上は建たないで、これからも自然が保たれてよいですね。」と言ったら、「ここは規制がない地域なので建てられます。しかし心配することはありません」とのこと。不思議に思って「エッ どうしてですか?」とたずねると、「建てても、やっていけないから」と返ってきた。 私は、オーナーも経営に苦労しているのだろうと思い、「そうですか、なるほど・・」と、うなづくしかできなかった。

 翌日朝食前にウォッチングにでると、すでに屋根の上や、頭上の木から鳥たちのコーラスが聞こえている。Photo_5キセキレイが例の階段の上に、横ではメジロの群れなどがいる。遠くにツツドリの声もする。

 

 

Photo_7 二つ隣のペンションではキビタキが、木のてっぺん近くでさえずっている。

 

 

 

   

  

Photo_9 ちょっと離れたところからドラミング合戦が聞えてきた。
新緑の雑木林の中にチラッと赤が見える、あちこちと動き回る。                           

 なんとかレンズを向けてピントを合わす。






アカゲラの雄だ、新緑を背景に赤黒がさらに鮮やかに見える。Photo_13

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 宿に戻ってこれから朝食だ、さっき撮ったばかりのアカゲラの写真をカメラのモニターでオーナーに見せると、「いいなー、きれいだなー」と言ってくれた、そして、「私もやろうかなー」と言い出した。 私は夕べのことが頭をよぎり、「やめた方がいいですよ、ハマると、お金がかかりますよ。」と忠告した。 食事も済んで、アカショウビンが見られるかもとの情報を聞いて、自然に囲まれた大きな桧原湖の、ウネウネした周遊道路を走り、反対側に着いた。 先客がひと組いた、「昨年ここで見た」というので期待できる。しばらく待ったが気配がない。

Photo_14先客が帰ってもしばらく粘ったがとうとう出なかった。近くでやわらかいピンクいろのヤシオツツジがひっそりと咲いている。


だいぶ育ってしまったが、道端には美味しそうなゼンマイも1本生えていた。ここは「撮っていいのは写真だけ」で、次に来る人のために残そう。

 

 

 

 

                                                                                                                                                         Photo_3帰りに、 定番の五色沼に寄ってみる。さすがにここは有名とあって、観光客が多い。車を駐車場の端に止めると、森からオオルリの声が聞こえる。だれも行かないみやげ物屋の裏へまわる。あちこちと場所を変えても、声はすれども姿は見えず、だった。 緋鯉が泳ぎ、そこに観光客がボートを浮かべる、どこかの公園のような風景になってしまっている。 自然のままにして置けばよいのに・・。ああもったいない・・。

 

あれから7ヵ月、泊まったこのペンションのホームページを見たら、野鳥の写真が増えていて「なかなか上手く撮れないのが悩みです。どんどん鳥の撮影にのめり込んでいくのが恐いです。」と、ハマッたようなことが書いてあった、しーらないッと、客をおろそかにして撮影に行ってなければ良いが・・・。

お昼は宿で教わったハーブガーデンで食べたが、まだシーズンオフで客は他に一組だけ、食後に紅茶をと頼んだら、メニューにないという。 しょんぼりしていたら、自分たちが普段飲んでいるものでよければと、紅茶を出してくれた。もちろんタダである。 明日の下見ができたので、早めに宿に入る。今日の客は私たちだけ、貸切状態だ、これは良い、わがままが言える。 


御岳山・奥多摩で・・・

2008-02-14 | 旅行記

 

 

(写真はクリックすると大きくなります。)

 

  

11月上旬、紅葉の季節が始まっての休日、御岳山はカラフルなファッションのハイカーで大賑わい。
鳥たちには迷惑かもしれないがちょっとの間我慢してね。

 

大塚山のリンドウ、この季節に毎年見ごろに。
110320131rindo_2




























もう少しで見ごろの長尾平の紅葉、緑も交じってこれもまたキレイ。110320133nagaodaira_koyo






















長尾平のブナの実、しっかり実っていた、おいしそう。
110320135nagaodaira_buna























8月上旬、
暑い夏でも涼しい御岳山のロックガーデン。ミソザザイ、クロツグミ、オオルリのさえずりが良く聞ける。少し珍しい花も楽しめる。 

タマガワホトトギスとイワタバコ。
080420134t                                                                                                                                                                                                                                                              
ヒラ~ヒラヒラ~と優雅に飛んできて目の前の葉に止まったアサギマダラ、旅をする蝶で有名、まだまだ詳しい生態は分かっていないらしい。

080420139s

 

 

 07072013mitake_rokkuga_nagare_s7月上旬、葉が生い茂り野鳥たちの姿は見えにくいが、さえずりはあちこちで良く聞こえる。
 

 

 マタタビとブナ。07072013mitake_buna_s
07072013mitake_matatabi_s_2





5月上旬、
御岳山奥の院から鍋割山へ、かなり山の上なのにフモトスミレ、知る人ぞ知る美しい花イワウチワ、初めて見た人はみな、ワー綺麗!と歓声。
050520131humotosumireblg050520133iwauatiwa_blg

 

                                                           



 

 

 

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鍋割山の新緑。




050520135turukinbai_blg緩やかな山道でゆっくり見れた、ツルキンバイと珍しい少しピンク色のクサイチゴの花。0505201311kusaichigo_blg

 

  









                                                           


                                                   
2013年4月上旬、岩石園(ロックガーデン)、今まで目立たない花のことは気にしていなかったが、仲間からいろいろ教えてもらって御岳山の花も中々のものと解った。

040720132charumeraso040720133hananekonome_2チャルメラソウとハナネコノメという花、いかがでしょうか。

 

 

 

 

 

   

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☆以下は川口から花鳥風景(2007年)

奥多摩御岳山(ミタケ)は、思い出の場所でもある。 30年以上前に、神社近くで双眼鏡で見てしまったのだ。太い木の幹に縦に止まり、赤白黒の派手な姿でコンコンとつついていた、アカゲラ。 その鮮やかな色とカッコ良さが、頭に映像として今も残っている。東京に来て10年もたったころだった。                                          

 

奥多摩は、とても東京都とは思えない、山や渓谷の自然が残されている。みたけ神社につづく参道の茶店や宿坊も、昔とあまり変っていない。貴重な落ち着いた雰囲気を保っている。

 

 

 コガラ ケーブルカーで急な山道を楽に登り、展望広場に着くと、さっそく野鳥たちがコーラスで迎えてくれた。
近くのマメザクラではコガラが、春が来たことを喜ぶように群れている。 しばらくコガラに付き合ってもらってお腹もすいたので、茶店に入る。これといったものはないが、シンプルに、おにぎりランチ、とした。 平日のためか客はいない。こちらもゆっくりとお茶をいただき時間を過ごした。あまりボリュームのあるものを食べてしまうと、夕食のビールやご馳走がまずくなるからだ。                        今夜の宿は昔から知っている宿坊だ。「宿坊」といっても民宿と変わりない。安い宿代で山菜が食べられそうなので楽しみだ。


 Photo_19ニリンソウ 神社に向かう道の脇ではニリンソウが咲き始めたようだ。


 

 スミレSP 山道では何種かのスミレが咲いている。カタクリはすでに時期が過ぎてしぼんでいた。

Photo_26モミジイチゴの花 子供のころ梅雨時の山で摘んだ、あの黄色い、甘いキイチゴになる。またいつか食べてみたいものだ。

 

 山の芽吹き 山は一面芽吹いたばかりの淡い緑、やさしくて柔らかい。 今日は早めに宿に入ろう。宿のお母さんと「30年ほど前から泊まっている」と話したら、今度はおばあちゃんが出てきた。もちろん、私のことなど覚えているわけはないが、そのころは野鳥も多く、鳥好きの文人もよく泊まっていて、「今日は何々が見られた」などと、楽しく会話した思い出話をしてくれた。私も同じように会話した記憶がある。 食事前に大きなタライ型の木製の風呂に入る。懐かしい感じだがジャグジー付きの風呂だ。いよいよ夕食。食事の部屋は本館、古い作りの部屋だが外側に廊下があり、さらに広いバルコニーから、外を眺められるようになっている。昔ながらの和風のつくりが良い。運ばれてきた料理は数種の山菜中心だ、量は少ないが内容の説明もしてくれた。 他の客はひとりだけ、聞こえてくる会話から、どうやら滝修行にきたようだ。ワケアリか。 まあ宿代も安いし、メタボに近い私にはこの位の食事でちょうど良い。

 

Photo_22ヤマブキ 翌日はあいにくの雨、ガスもかかって遠くは見えない。しかしヤマブキの黄色は目立った、ちょうど見ごろだ。 早めに下山しようとケーブル駅についた。だれもいないティールームでコーヒーを飲みながら、発車時間を待った。

 

Photo_24 スギ 整然と植林された薄暗いスギ林の空間に、落葉樹の新緑が明るく浮かび上がっている。

 

 

Photo_25 ワサビ ケーブルカーを降りて、みたけ駅までのバスを待つ間、近くの小川を覗くと立派なワサビがある。自然に生えているのだろうが、足場がなく観光客にも取られなかったのだろう。

 

 

 

Photo_27Photo_28キセキレイ バスに乗って、みたけ駅に着いた。  まだ時間も早いので多摩川に下りてみる。 歩いて向こう岸に渡れる橋があった。なにかいないかと橋の下を見ると、キセキレイがいた。 上からでは背中しか写らないので、川上から橋の下にまわろう。 

大きな丸っこい岩だらけで足場がわるい、転んでもよいがカメラが壊れる困る。なんとか近づいたが、これ以上は無理。動き回るしポーズは決めてくれない。 コケの岩と水量の多い流れは奥多摩の川らしくて良い。そこに黄色いキセキレイ、背景としてこれ以上望めないのだが・・。