SEからコンサルタントへの華麗な転身

科学的アプローチによるPG・SEからコンサルタントへのスキルアップの実践的な方法を紹介します。

CSは経営戦略!

2008-06-17 | クロス分析チャート

         『CSは経営戦略!』
 

CSはCustomer Satisfaction(顧客満足度)の略です。
CSの定義は「既存顧客の確保に向けて顧客の満足度を高め、
顧客から見た価値を最大化すること」です。
今回はCSの考えを再確認します。

CSは、今から約10年前にアメリカから日本に導入された考え方です。
もともと「CS=顧客満足、顧客第一主義」という印象で、
「CS=お客様は神様です」の様に理解される人が、多く見受けられます。
しかし、実はりっぱな経営戦略なのです。

よく「CSの大切さは分かるが、顧客の満足度とかける手間・
コストのバランスをどうするのか」という質問を聞きます。
そこで、顧客価値について考えてみます。
顧客価値を単にモノの価値(製品や価格)ではなく、
「モノ+サービス+その他(環境問題への対応やCSR:社会貢献等)」
として捉え、顧客から見た自社の価値をいかに
最大化させていくのかを考えます。

CSの具体的な進め方は
(1)収益につながる優良顧客を選別する
すべての顧客の満足を満たそうとすることは、
お客様は神様的な様々な顧客ニーズを追求し、
その非効率さが経営資源を浪費させます。

(2)顧客の真のニーズをコア・ニーズとして見極める。
多種多様な顧客ニーズから本当に顧客が求める要素を
絞り込むことが過剰サービスを回避します。

(3)企業は顧客とのパートナー関係を築く。
顧客とのパートナー関係が販売・収益につながる仕組みを作ります。

このように考えると
「顧客の満足度とかける手間・コストのバランスをどうするのか」という
疑問は解消されるはずです。
顧客ターゲットの選択と集中、コア・ニーズの設定、
パートナー関係構築の仕組み作り、とCSは立派な経営戦略なのです。


以上

【次号に続く】

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